妹紅「どうもー。今回のジャッジ司会の、藤原妹紅です。さて、今回の対戦者は、まずは慧音! ・・・なんだよその服」
慧音「こ・・・これは大した事情ではない! でもこの尸解仙の衣装、なんというか・・・スカートの丈が・・・意外と短い」
妹紅「おお~。魅惑の太ももがちらりと」
慧音「う、うるさい!見るな!」
慧音「こ・・・これは大した事情ではない! でもこの尸解仙の衣装、なんというか・・・スカートの丈が・・・意外と短い」
妹紅「おお~。魅惑の太ももがちらりと」
慧音「う、うるさい!見るな!」
妹紅「もう一人の対戦者は、この方です!」
白蓮「スー・・・・ハー・・・コオオオオオオオオオオオオ!!」
妹紅「あ・・・えっと・・・なにこの名状しがたいオーラは」
白蓮「・・・あ、失礼しました。おなじみ、命蓮寺の住職、白蓮です。少々、『波紋の呼吸』を勉強しておりまして」
妹紅「ジョジョの読み過ぎ乙」
白蓮「スー・・・・ハー・・・コオオオオオオオオオオオオ!!」
妹紅「あ・・・えっと・・・なにこの名状しがたいオーラは」
白蓮「・・・あ、失礼しました。おなじみ、命蓮寺の住職、白蓮です。少々、『波紋の呼吸』を勉強しておりまして」
妹紅「ジョジョの読み過ぎ乙」
妹紅「さて、今回のジャッジ内容は、星が自分で説明したいとのこと。・・・>>278の言うとおりだ。慧音はともかく、よく白蓮に直々に頼む勇気があるもんだ」
星 「えーそれでは。ジャッジ内容を説明します。内容は、人里のどこかの家にある・・・『カバン』を探すことです」
慧音「カバン?」
白蓮「ですか?」
妹紅「え・・・え?!」
星 「カバンの中身をお教えしましょう。慧音先生。耳を貸してください。・・・ごにょごにょ」
慧音「ええええええええ!!?そ、それは早く見つけないと!」
星 「聖にもお教えしますね。中身は・・・ごにょごにょ」
白蓮「なんですって!! 本当にあったのですね・・・! これは先に見つけなければ!」
慧音「いやいや、貴女に先に見つけられるわけにはいかない!」
白蓮「いいえ、残念ながら、私が先に見つけてごらんにいれます!」
妹紅「ど、どういうことだ??本来のファイト内容と全然・・・」
星 「えーそれでは。ジャッジ内容を説明します。内容は、人里のどこかの家にある・・・『カバン』を探すことです」
慧音「カバン?」
白蓮「ですか?」
妹紅「え・・・え?!」
星 「カバンの中身をお教えしましょう。慧音先生。耳を貸してください。・・・ごにょごにょ」
慧音「ええええええええ!!?そ、それは早く見つけないと!」
星 「聖にもお教えしますね。中身は・・・ごにょごにょ」
白蓮「なんですって!! 本当にあったのですね・・・! これは先に見つけなければ!」
慧音「いやいや、貴女に先に見つけられるわけにはいかない!」
白蓮「いいえ、残念ながら、私が先に見つけてごらんにいれます!」
妹紅「ど、どういうことだ??本来のファイト内容と全然・・・」
星 「ところで、一人で探すのは大変だろうと思いまして、対戦者の方には、それぞれパートナーをお付けしたいと思います」
妹紅「ちょ、おま、司会は私なんだけど・・・」
慧音「私のパートナーは・・・おや、お前か。私の生徒じゃないか」
生徒A「先生、頑張って見つけましょう!」
白蓮「私のお供は・・・あら、ナズーリンではありませんか」
ナズ「う、うむ・・・本当はファイトどころではないが、ひとまずよろしく頼む」
星 「それでは、『カバン』を探してきてください。人里の家のどこかにありますよ!」
妹紅「ちょ、おま、司会は私なんだけど・・・」
慧音「私のパートナーは・・・おや、お前か。私の生徒じゃないか」
生徒A「先生、頑張って見つけましょう!」
白蓮「私のお供は・・・あら、ナズーリンではありませんか」
ナズ「う、うむ・・・本当はファイトどころではないが、ひとまずよろしく頼む」
星 「それでは、『カバン』を探してきてください。人里の家のどこかにありますよ!」
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慧音「お邪魔します!」
生徒B「あ、先生!今日は家庭訪問の日じゃ・・・あ、ちょ、ちょっと先生!? なに勝手に上り込んでるんですか!」
慧音「すまない! 緊急事態なんだ! カバン・・・カバンはどこだぁあ!」
生徒B「ね、ねえ、これ、どういうことなの?」
生徒A「ごめん、ジャッジ中なんだ、あとにして! ・・・えっと・・・どこにあるんだろう」
慧音「あったぁ!!! ・・・いや、違う!このカバンは生徒のだ! おのれええどこだああ!」
生徒A「先生! あんまり走り回らないで! 短いスカートからパンツが見えます!」
生徒B「あ、先生!今日は家庭訪問の日じゃ・・・あ、ちょ、ちょっと先生!? なに勝手に上り込んでるんですか!」
慧音「すまない! 緊急事態なんだ! カバン・・・カバンはどこだぁあ!」
生徒B「ね、ねえ、これ、どういうことなの?」
生徒A「ごめん、ジャッジ中なんだ、あとにして! ・・・えっと・・・どこにあるんだろう」
慧音「あったぁ!!! ・・・いや、違う!このカバンは生徒のだ! おのれええどこだああ!」
生徒A「先生! あんまり走り回らないで! 短いスカートからパンツが見えます!」
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鞄店員「いらっしゃいませ! ・・・あら、白蓮さま。今日はお二人でお買い物でs」
白蓮「スー・・・ハー・・・コオオオオオオオオオオオ!!!」
鞄店員「えっと・・・白蓮さま?」
白蓮「あ! あらすみません。 失礼ですが、こちらにカバンはありますか?」
鞄店員「カバン?うちはカバン商店ですからいっぱい・・・あ、ちょっと白蓮さま!?なにを片っ端からカバンを開けていらっしゃるんですか?!」
白蓮「ごめんなさい! これも御仏のためだと思って! どこ・・・どのカバンなの!?」
鞄店員「仏様の教えにカバンを片っ端から荒らすなんてないと思いますよ!?」
ナズ(聖はカバン探しに夢中になっておられる・・・今のうちに私も・・・どこだ・・・どこにあるんだ!)
白蓮「スー・・・ハー・・・コオオオオオオオオオオオ!!!」
鞄店員「えっと・・・白蓮さま?」
白蓮「あ! あらすみません。 失礼ですが、こちらにカバンはありますか?」
鞄店員「カバン?うちはカバン商店ですからいっぱい・・・あ、ちょっと白蓮さま!?なにを片っ端からカバンを開けていらっしゃるんですか?!」
白蓮「ごめんなさい! これも御仏のためだと思って! どこ・・・どのカバンなの!?」
鞄店員「仏様の教えにカバンを片っ端から荒らすなんてないと思いますよ!?」
ナズ(聖はカバン探しに夢中になっておられる・・・今のうちに私も・・・どこだ・・・どこにあるんだ!)
妹紅「ファイト開始から3時間。まずは慧音先生が、お供の生徒とともに戻ってきました」
慧音「あったあああ!!よかったああ見つかった!カバンに入っていた『私の普段着』が!! いや、寺子屋で、私が自分のカバンに普段着を入れてたんだが、生徒が自分のカバンと間違えて持って帰ってしまったらしい」
星 「それはよかった!私は今日、寺子屋で説法をしていましたが、その時の生徒たちから先生の服の話を聞きまして。もしやと思ったのです」
妹紅「なるほど、布都の服を着てたのはそういうことか・・・ん?生徒が、星とこそこそ何か話してるな・・・」
生徒A(寅丸様!見つけましたよ、これ)
星 (みつけましたか。私にこっそり渡してください。あとは、私にお任せください)
妹紅「何を渡したんだ・・・あ・・・ああああああ!!!そ、それは!!!!」
星 「・・・ところで慧音先生。この子のことで、お話があります」
慧音「どうしました、寅丸さん・・・おお!毘沙門天の『宝塔』がいつになく神々しい」
妹紅(いま、こそこそと生徒が星に渡してたな・・・なぜ生徒がこれを?)
星 「この子は、今日、宿題を寺子屋に持ってくるのを忘れて、提出できなかったそうですね」
慧音「え・・・そ、そうだが」
星 「どうでしょう。この子はちゃんと宿題をやってきたのです。ここはひとつ、宿題の提出を認めてやっては頂けませんか?」
慧音「うーん、そ、そうだな!御仏の頼みとあったらな!仕方ない。次は忘れてくるんじゃないぞ?」
慧音「あったあああ!!よかったああ見つかった!カバンに入っていた『私の普段着』が!! いや、寺子屋で、私が自分のカバンに普段着を入れてたんだが、生徒が自分のカバンと間違えて持って帰ってしまったらしい」
星 「それはよかった!私は今日、寺子屋で説法をしていましたが、その時の生徒たちから先生の服の話を聞きまして。もしやと思ったのです」
妹紅「なるほど、布都の服を着てたのはそういうことか・・・ん?生徒が、星とこそこそ何か話してるな・・・」
生徒A(寅丸様!見つけましたよ、これ)
星 (みつけましたか。私にこっそり渡してください。あとは、私にお任せください)
妹紅「何を渡したんだ・・・あ・・・ああああああ!!!そ、それは!!!!」
星 「・・・ところで慧音先生。この子のことで、お話があります」
慧音「どうしました、寅丸さん・・・おお!毘沙門天の『宝塔』がいつになく神々しい」
妹紅(いま、こそこそと生徒が星に渡してたな・・・なぜ生徒がこれを?)
星 「この子は、今日、宿題を寺子屋に持ってくるのを忘れて、提出できなかったそうですね」
慧音「え・・・そ、そうだが」
星 「どうでしょう。この子はちゃんと宿題をやってきたのです。ここはひとつ、宿題の提出を認めてやっては頂けませんか?」
慧音「うーん、そ、そうだな!御仏の頼みとあったらな!仕方ない。次は忘れてくるんじゃないぞ?」
生徒A「寅丸様!どうもありがとうございます!おかげで頭突きの刑に遭わずに済みました!」
星 「よかったですね!これが毘沙門天の加護なのです」
星 「よかったですね!これが毘沙門天の加護なのです」
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妹紅「あれからさらに1時間。今度は白蓮とナズーリンがもどってきた・・・あっ!!ナズーリンが持ってるのは『ロッド』じゃないか!」
ナズ「しっ!大声で言わないでくれたまえ!」
ナズ(言えない・・・気が付いたら私のロッドがなくなっていた。『私がロッドをなくした』なんて恥ずかしくて言えるか!聖にバレないようにロッドを探すのがどれだけ大変だったか!)
白蓮「うぅ・・・結局カバンは見つかりませんでした。星、本当にあるのでしょうか」
星 「すみません。私は、嘘をついておりました。初めからないんですよ・・・カバンに入っていた『波紋法強制マスク』なんて」
ナズ「はもんほうきょーせーますく??」
星 「聖はジョジョの漫画を読んで波紋の呼吸にハマったのですが、その波紋の呼吸の習得に必要な道具とされているそうです」
白蓮「やはりないですよね・・・。考えてみれば、ジョジョにハマりすぎて、皆さんにご迷惑をおかけしました。私はいったん物事にハマると、ほかのことには目もくれなくなります」
星 「ちょっと今回の波紋の呼吸はやりすぎでしたね。・・・でも、その一途な志が、人妖を、そして私を救ってきたではありませんか」
白蓮「ありがとう、星。 人前で波紋の呼吸は、もうやめにしましょう」
ナズ「しっ!大声で言わないでくれたまえ!」
ナズ(言えない・・・気が付いたら私のロッドがなくなっていた。『私がロッドをなくした』なんて恥ずかしくて言えるか!聖にバレないようにロッドを探すのがどれだけ大変だったか!)
白蓮「うぅ・・・結局カバンは見つかりませんでした。星、本当にあるのでしょうか」
星 「すみません。私は、嘘をついておりました。初めからないんですよ・・・カバンに入っていた『波紋法強制マスク』なんて」
ナズ「はもんほうきょーせーますく??」
星 「聖はジョジョの漫画を読んで波紋の呼吸にハマったのですが、その波紋の呼吸の習得に必要な道具とされているそうです」
白蓮「やはりないですよね・・・。考えてみれば、ジョジョにハマりすぎて、皆さんにご迷惑をおかけしました。私はいったん物事にハマると、ほかのことには目もくれなくなります」
星 「ちょっと今回の波紋の呼吸はやりすぎでしたね。・・・でも、その一途な志が、人妖を、そして私を救ってきたではありませんか」
白蓮「ありがとう、星。 人前で波紋の呼吸は、もうやめにしましょう」
妹紅「さて。みんな帰ったか。・・・星」
星 「どうしましたか?」
妹紅「初めからこれが目的だったろ。説法中になくした宝塔とロッドを、対戦者に悟られないように探させるために」
星 「さあ、なんのことやら」
妹紅「対戦者に『宝塔とロッドを探せ』なんて直接言えない。だから、宝塔とロッドを探す相方をつけたんだ。慧音と白蓮に悟られないよう探す動機を持つ相方を」
星 「・・・慧音先生の生徒には、『あなたが宿題を提出し忘れたのは、毘沙門天の法具がなくなったからだ。法具が私に戻れば、貴方は救われる』と言いました。ナズーリンは、ロッドがなくなったのは自分の過失だと思っていたようですので、悪いとは思いましたが、彼女を利用したのです。探し物をしている聖の前で、自分がロッドをなくしたと感づかれないよう、ナズーリンは私の策に気づく暇もなく、血眼になってロッドを探したのです」
妹紅「なるほどね。・・・それで、ファイトの結果はどうなるんだ」
星 「うーん。お互い、チームとしてそれぞれ宝塔とロッドを見つけたわけですから、『引き分け』でしょうか」
星 「どうしましたか?」
妹紅「初めからこれが目的だったろ。説法中になくした宝塔とロッドを、対戦者に悟られないように探させるために」
星 「さあ、なんのことやら」
妹紅「対戦者に『宝塔とロッドを探せ』なんて直接言えない。だから、宝塔とロッドを探す相方をつけたんだ。慧音と白蓮に悟られないよう探す動機を持つ相方を」
星 「・・・慧音先生の生徒には、『あなたが宿題を提出し忘れたのは、毘沙門天の法具がなくなったからだ。法具が私に戻れば、貴方は救われる』と言いました。ナズーリンは、ロッドがなくなったのは自分の過失だと思っていたようですので、悪いとは思いましたが、彼女を利用したのです。探し物をしている聖の前で、自分がロッドをなくしたと感づかれないよう、ナズーリンは私の策に気づく暇もなく、血眼になってロッドを探したのです」
妹紅「なるほどね。・・・それで、ファイトの結果はどうなるんだ」
星 「うーん。お互い、チームとしてそれぞれ宝塔とロッドを見つけたわけですから、『引き分け』でしょうか」
ナズ「なーるほど。そういうことですか。あーそういうことですか」
星 「ゲッ!!?ナズーリン!?」
ナズ「いまの、ぜーーーーーんぶ聞きましたよ!! やっぱりロッドをなくしたのはご主人様だったんですかああ!!」
星 「ごごごごご、ごめんなさいいいい!!」
ナズ「なんでそこまで考えられるのに、そんなによく物をなくすんですか貴女はああ!!」
星 「すみません・・・でもほら、結果的には宝塔もロッドも戻りましたし!先生も聖も、あの生徒さんも貴女も救われたわけですから、損した人なんて一人もいないでしょ? むしろ無くしてしまったのがキッカケで、毘沙門天の救いを里に広めることができたわけですし」
ナズ「ぐぬぬ・・・でも人のロッドを勝手に使った挙句、なくしたのは論外です!」
星 「ぐぬぬ・・・そ、それを言われると、申し訳ないとしか・・・スミマセン」
星 「ゲッ!!?ナズーリン!?」
ナズ「いまの、ぜーーーーーんぶ聞きましたよ!! やっぱりロッドをなくしたのはご主人様だったんですかああ!!」
星 「ごごごごご、ごめんなさいいいい!!」
ナズ「なんでそこまで考えられるのに、そんなによく物をなくすんですか貴女はああ!!」
星 「すみません・・・でもほら、結果的には宝塔もロッドも戻りましたし!先生も聖も、あの生徒さんも貴女も救われたわけですから、損した人なんて一人もいないでしょ? むしろ無くしてしまったのがキッカケで、毘沙門天の救いを里に広めることができたわけですし」
ナズ「ぐぬぬ・・・でも人のロッドを勝手に使った挙句、なくしたのは論外です!」
星 「ぐぬぬ・・・そ、それを言われると、申し訳ないとしか・・・スミマセン」