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15スレ第21戦

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匿名ユーザー

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今回の競技は『缶蹴り』。日没まで森の一区画で缶蹴りをして、鬼になった回数の多いほうが負けである。
公正なジャンケンの結果、魔理沙・ちゆりチームが最初の鬼となった。


10数え終えて探し出す魔理沙とちゆり。
数分後、魔理沙の視界に葡萄のついた帽子が飛び込んできた。
「よし、もらった!」
一気に缶の場所まで戻り、踏む。
「穣子見っけ!」
が、審判・四季映姫は「だから衣装を取り換えっこしてるんですよ?」と認めず。
追いついた静葉に缶を蹴り飛ばされたので、もう一度探すこととなった。
さすが魔理沙おっちょこちょい。

一方のちゆり。
裾が紅葉の服を発見! 缶に大急ぎで駆けより、
「えーと、静葉ってやつの服を着てるんだから……
 稔子見っけ!」
「違うよ!? 穣子! 穣子だから!」
「いや、ほら幻想郷出身じゃないからさ。すまん、許せ」
必死な穣子カワユス。


その後あえなく静葉も捕まり、鬼を交代して試合再開。
「あ、魔理沙見っけ!」
穣子が駆け出す。
「見つかっちまったぜ! お前も名前を混同しろよ!」
「そんなおっちょこちょいじゃありませんー♪」
「くっそーこのままじゃ……切り札だぜ!」

   恋符「マスタースパーク」

閃光が缶を弾き飛ばす!
「いやっほう! 缶蹴りもパワーだぜ!」
というわけで秋姉妹が2回目の鬼。


なんとか魔理沙たちを捕まえることに成功した秋姉妹。
魔理沙とちゆりは二人を探しはじめる。
しかし次の瞬間!
魔理沙とちゆりは目を疑った。
さっきまで緑だった周りが、一瞬にして赤や黄に色づいたのだ。
低級妖怪も何事と騒ぎだし、異変だと報告された霊夢が「めんどう」と茶を飲む始末。
だが2柱の神の狙いは明白だった。
「保護色だな」
「保護色だぜ」
この環境は、視覚に頼る人間には圧倒的不利。
なんとか騒がしい穣子は探し出せたものの、静葉のほうは困難を極めた。

もうすぐ日暮れ。
魔理沙もちゆりも、とうに疲れ果てて、
ともかく缶を倒されないように、周囲で休息をとりつつダベっていた。
このまま2回ずつで勝負は引き分けかと思われた。
「もう勝負も終わるね」
「そうだな、お前の姉さん強かったぜ」
「じゃあ、どうせなら私の能力も使って、秋の味覚食べ放題といきましょうか」
いいねーということで豊穣神の力で芋を始めとした食物が用意される。
匂いにつられて通りすがりの妖精たちや、お使い途中のイナバらが集まってくる。
帰りが遅いのを心配した永遠亭一行も食事に混ざる。
噂を聞きつけた幽々子はすでによだれを垂らしている。妖夢はそれを拭いている。
こんな春先に紅葉狩りなんて面白いわとやってきた吸血鬼は、メイドに芋で酒をつくらせる。
酒と宴と聞けば鬼が現れる。酒と聞けば神主が現れる。霊夢もつれだされて一杯ひっかける。
そんな時、穣子が叫んだ。
「閻魔様、缶が倒れてます!」
見るとたしかに倒れている。
「もちろん私が倒したわけではありません」と穣子。
「なるほど、あなたは嘘をついていないようですね。
 きっとこの騒ぎで誰かが倒したか、振動で倒れたのでしょう」
「はい、だから私は逃げます」
「は!?」驚く魔理沙とちゆり。
「風で倒れても、それはそれ。捕まっている人は逃げるはずです」
「ちょっと待て、そんなのアリか?」
「アリですよね、閻魔様! さっきの魔理沙のスペルカードを許されたんですから!」
「え、まぁ・・・いいんじゃないでしょうか」
3回目の鬼となった魔理沙たちだが、もはや探す気は起らなかった。
そして数分後、日の入りを迎えた。


後日談。
「えーりん先生、すごく調子が悪いんです」
「季節でもないのにあんなに力を使うからです。安静にしてなさい」


結果:秋姉妹の勝利

























































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