東方ファイトスレ @まとめウィキ

33スレ第24戦

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匿名ユーザー

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ある意味東方ファイト名物になりつつある例の少年が、何をとち狂ったか輝夜姫に求婚をしてしまう。
軽くあしらおうとした輝夜の元に映姫と慧音が訪れ、少年に無理を自ら悟らせるべく難題の出題を依頼した。
しかしそこは幻想郷である。暇人筆頭の鬼と天人がそれを聞きつけ、ファイトと称して助太刀を申し出る。
結局、外界からの安価により都合六人が、少年を助けて輝夜の難題を解くべく永遠亭に集まった。

映姫と慧音が嘆息と共に見守る中、輝夜の出した難題は――
輝夜「私を殺しなさい」
難題出題者として威厳と余裕に満ちた笑顔でそう告げる。
まず少年は軽い混乱に陥る。月人である事は知っていても、不死の程度については未知である。
殺してしまえば結婚など出来ない、常識的にそう考え、口に出す。
萃香「そんなら早速」
天子「殺ってみましょうか!」
輝夜「え?いやその、もうちょっと考えなさいよ!」

~少女蘇生中~

萃香と天子により、輝夜が軽く斬殺される。
しかし即座にリザレクションし、死なないけど痛いのだとぼやき始める。
それを見た少年は、今度は逆の方向に混乱する。
つまり、殺して死なない相手をどう殺せば良いのか、常人では判じかねたのだ。
阿求「『幻想郷縁起』から削除すれば主観的には存在を殺せますが、それでは不足ですね」
蓮子「こういうのは弱点か手順を踏むと殺せるのがお約束だけど……そういうのじゃなさそうね」
依姫「迷う事などありません。月面軍の全力を持って、待宵反射衛星砲を――」
永琳「こほん」
依姫「――撃つのは流石に人道に反しますね、ええ」
天子「気質を発散させれば精根尽きて死なないかしら?」
萃香「むしろ1cm未満に千切ってそれぞれ炎で焼くとかさぁ」
輝夜「吸血鬼じゃないんだから」
少年「でも本当に死んじゃったら結婚が……」
流石に実力行使で死ぬまで殺す、という案は通らず、血生臭い論争が繰り広げられる。
そんな中、沈黙を保っていた衣玖が顔を竹林に向けた。
衣玖「……来ました」
少年「誰がですか?」
妹紅「バカ輝夜、今日も殺しに来たぞ」
輝夜「あらもこたん。毎日毎日飽きもせずよく続くわねぇ」
妹紅「ふん、それが私の悲願だからな。それに……私をもこたんと呼ぶな!」
水着姿の六人を横目に、輝夜めがけて弾幕を放ち、殺陣を繰り広げる妹紅。
全員が呆れて見守る中、少年は肩を落とし、膝をついた。
少年「そうか……あの人は、本当に輝夜さんの事を……僕なんかが割り込む余地は無かったんだ……」
慧音「……(まああえて反論はするまい)」
少年「皆さん、ありがとうございました。輝夜さんの事は諦めます……あの人に、お幸せにと伝えて下さい」
永琳「……(ある意味幸せは幸せかもね。唯一の古い馴染みと、毎日本気で遊べるなんてのも)」
弾幕ごっこを背景に永遠亭を去る少年。
その顔は、難題に負けた者の顔ではなく、高潔な愛の姿を目にし、感動した者のそれだったと言う――

結果:状況は解決した物の、例によって少年の想いは満たされず、引き分け。


























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