東方ファイトスレ @まとめウィキ

5スレ第35戦(1)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集


 目隠ししてゴールまで誘導対決。
 洩矢神社チームは神奈子が誘導。式神チームは橙が誘導という組み合わせで勝負をすることになった。
 禁止事項が誘導対象に触れないことなので、式神チームは橙が前もってコースを歩き、その様子を藍が観察することで歩く方向やタイミングをシミュレートする作戦で。対する洩矢チームはぶっつけ本番で神奈子が風を操って、早苗に方向と速度を伝える作戦で臨むことにした。

 よほど自信があるのか、式神チームは敢えて不利なはずの先行を選び、誘導役の橙が緊張から焦って噛みまくってるにも関わらず、藍は危なげない足取りでゴールまでを踏破する。

 洩矢チームは神奈子が風の方向と強さで歩く方向と速度を的確に指示し、こちらも確実にゴールへと迫る。

 だが、ここで神奈子にひとつの誤算が発生した。それは、早苗の歩幅が常に一定ではなかったことである。
 神奈子の出した『少し早く前進』の指示に従って歩いていた早苗を方向転換させるとき、たったの一歩だが神奈子が想定した歩幅よりも早苗が大きく踏み出したのだ。
 神奈子は急いで『停止』の指示を送るが時すでに遅し。重心を前足へと移していた早苗は止まることができずにコースを踏み外して落下する。

 コース脇に控えていた諏訪子が落下する早苗を素早くキャッチしたので墜落によって永遠亭送りになることはなかったが、神奈子は「早苗の癖とかをよく理解できてなかった……」と悔しげな一言を残して会場を去った。

 一方、見事に勝利を収めた藍はというと……。
「橙が噛みまくってたのにどうして正確に歩けたかって? あぁ、事前に歩く距離と方向と時間は計算しておいたし、本番ではそれに加えて橙の匂いを辿ったからね。だからどうしても匂いの残ってるうちに済ませたかったんだよ」

 獣の嗅覚、恐るべし……。




























+ タグ編集
  • タグ:
  • 早苗
  • 神奈子
  • コンビ戦
  • 競走
ウィキ募集バナー