今回のファイトは霊夢と早苗の黒歴史耐久勝負であるが、当たり前だが物として残っているものはそれほど多くはない。
そのため、黒歴史を記憶から抽出することとなった。
紫「というわけで、ある人物の協力の元、『記憶抽出マシン』なるものを作ってみました」
神奈子「で、それで何故私らまで参加する必要があるんだい?」
紫「それは……黒歴史とは、必ずしも自覚しているとは限らないからよ。むしろ、他人が覚えている黒歴史のほうが面白いということもありうるのよ」
霖之助「悪趣味だな、まったく」
紫「お好きなように♪ どうせ、拒否権はないのだから」
神奈子「やれやれ」
そのため、黒歴史を記憶から抽出することとなった。
紫「というわけで、ある人物の協力の元、『記憶抽出マシン』なるものを作ってみました」
神奈子「で、それで何故私らまで参加する必要があるんだい?」
紫「それは……黒歴史とは、必ずしも自覚しているとは限らないからよ。むしろ、他人が覚えている黒歴史のほうが面白いということもありうるのよ」
霖之助「悪趣味だな、まったく」
紫「お好きなように♪ どうせ、拒否権はないのだから」
神奈子「やれやれ」
というわけで、ファイトスタート。
ちなみに、会場から逃げたり、紫に指一本でも触れたりしたら即負けとなる。
さらに、負けたほうは後日追加で黒歴史を発表するという鬼畜ルールだ。
そのため、わざと負けることもかなわない。
ちなみに、会場から逃げたり、紫に指一本でも触れたりしたら即負けとなる。
さらに、負けたほうは後日追加で黒歴史を発表するという鬼畜ルールだ。
そのため、わざと負けることもかなわない。
紫「まずは霊夢から『霖之助をお父さん、と呼んだことが3回以上ある』」
霊夢「ちょっと、霖之助さん、何を思い出しているのよ!!」
霖之助「いや、霊夢が一番恥ずかしがったことといったら、これかな、と」
紫「次は早苗。『3ヶ月ほど前、おならと一緒に実を出した』」
神奈子「…………(悲しげな顔)」
早苗「い、いや、やめてええええっ――――!!」
紫「まだまだいくわよ。『一週間連続で香霖堂で夕飯をたかったことがある』」
霊夢「ぐふっ!」
紫「『最初に出した同人誌はルフィゾロ本』」
早苗「げふっ」
紫「『旧作時代飛べなかったのは、実はちょっぴり太っていたから。ゲーム画像は補正でごまかした』」
霊夢「……(放心中)」
紫「『ソウルネームは、五星院瑠奈』」
早苗「……(現実逃避中)」
霊夢「ちょっと、霖之助さん、何を思い出しているのよ!!」
霖之助「いや、霊夢が一番恥ずかしがったことといったら、これかな、と」
紫「次は早苗。『3ヶ月ほど前、おならと一緒に実を出した』」
神奈子「…………(悲しげな顔)」
早苗「い、いや、やめてええええっ――――!!」
紫「まだまだいくわよ。『一週間連続で香霖堂で夕飯をたかったことがある』」
霊夢「ぐふっ!」
紫「『最初に出した同人誌はルフィゾロ本』」
早苗「げふっ」
紫「『旧作時代飛べなかったのは、実はちょっぴり太っていたから。ゲーム画像は補正でごまかした』」
霊夢「……(放心中)」
紫「『ソウルネームは、五星院瑠奈』」
早苗「……(現実逃避中)」
そんなことが5分ほど続いて。
ついに、霊夢がキレた。
霊夢「私は、霖之助さんが現在進行中で好きです!!」
もちろん、ヤケになったわけではない。
紫の性格から考えれば、このままだと紫にばらされてしまうと判断したからである。
霊夢「最初に霖之助さんを好きになったのは、お父さんとお母さんが死んだとき、一緒に泣いてくれたからです。
あと、3年くらいまえに、お昼寝している霖之助にキスしたことがあります。ファーストキスでした。
それから……」
衝撃の展開に、霖之助をはじめとして一同は唖然としている。
と、そこで早苗は気づく。
霊夢の行為は、現在進行形で恥を晒すことで、その後の暴露への耐性をつける効果もあるということを。
それに対抗するには……自分も自ら恥を晒すしかない。
いや、しかし、アレを言えというのか……!?
ほんの数秒が、無限に感じられるほど思考し。
早苗は、自らの敗北を宣言し、崩れ落ちた。
ついに、霊夢がキレた。
霊夢「私は、霖之助さんが現在進行中で好きです!!」
もちろん、ヤケになったわけではない。
紫の性格から考えれば、このままだと紫にばらされてしまうと判断したからである。
霊夢「最初に霖之助さんを好きになったのは、お父さんとお母さんが死んだとき、一緒に泣いてくれたからです。
あと、3年くらいまえに、お昼寝している霖之助にキスしたことがあります。ファーストキスでした。
それから……」
衝撃の展開に、霖之助をはじめとして一同は唖然としている。
と、そこで早苗は気づく。
霊夢の行為は、現在進行形で恥を晒すことで、その後の暴露への耐性をつける効果もあるということを。
それに対抗するには……自分も自ら恥を晒すしかない。
いや、しかし、アレを言えというのか……!?
ほんの数秒が、無限に感じられるほど思考し。
早苗は、自らの敗北を宣言し、崩れ落ちた。
勝負後。
帰り道には、自らの黒歴史に耐えきれず気絶した少女をおぶる神と、お互い真っ赤になって手をつないでいるカップルの姿があったそうな。
帰り道には、自らの黒歴史に耐えきれず気絶した少女をおぶる神と、お互い真っ赤になって手をつないでいるカップルの姿があったそうな。