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40スレ第10戦

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匿名ユーザー

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永琳「これをこうして……と、あなたが手伝ってくれて助かるわ」
妹紅「……こういうのは輝夜かあの兎を使えばいいのに」
永琳「姫は臨床試験を嫌がるし、ウドンゲじゃ試せない薬もあるのよ。
それに、お礼は十分にしてるつもりよ……足りないなら、身体で払いましょうか?(ぎゅっ)」
妹紅「い、いや、別にそれには及ばないから……っ」

(ガタッ)

妹紅で遊んでいた永琳だったが、外の物音に動きを止める。
鈴仙は里に薬売りに出ているし、輝夜もどこかに遊びに出ている。
残念そうな顔で妹紅を放すと、永琳は外へと続く障子を開く。

輝夜「……ぅ……ぁ……」
慧音「……探したぞ、妹紅。こんな所で何をしているんだ?」
永琳「輝夜ッ!」
妹紅「え……け……けい、ね……?」

そこには髪を黒く染め、黒のブレザーに身を包み、血の滴る包丁を提げて立つ慧音と、
自らの血の海に沈み身動きすら満足に取れず虫の息な輝夜の姿があった。
輝夜の惨劇と凄惨な慧音の姿に呆然とする妹紅、
そして永琳は怒りの声と共に慧音めがけて飛び掛る。
しかしその怒りの分だけ冷静さを欠いていた永琳は、横合いからの突進に気付かなかった。

永琳「ぐふっ!なっ……何……!?」
萃香「やーやー。本気で遊んでいいって言うからさ」
慧音「紹介しておこう、寺子屋の臨時講師、伊吹萃香先生だ」
永琳「このっ……私は、輝夜を……!」
萃香「この体勢から鬼の力に敵うとお思いかい?」

萃香の身体は小柄だったが、永琳には押し退ける事が出来なかった。
それは疎と密を操った結果でもあり、純粋な戦闘経験の差でもあった。
半ば勝負が決した形の二人に目を向ける事もなく、
前髪で目が隠れた慧音は、幽鬼の如き足取りで妹紅に近寄る。

妹紅「け……慧音、これは一体……?」
慧音「……妹紅……最近、私を避けて……何をしているのかと思えば……こんな所に……」
妹紅「えっ……い、いやその、これには事情が……ね?」
慧音「事情……事情か。そうだな、妹紅にも事情があるのだろうな」
妹紅「うん、だ、だから話を……」
慧音「ああ。いい機会だ、『腹を割って』話してもらおう」

慧音が顔を上げる。
虹彩の無い瞳が、妹紅を捉え、歪に微笑む。
恐怖とも畏怖ともつかない感覚に足を止めた妹紅に、慧音が飛び掛る。

(ざしゅっ)

妹紅「がはっ!……ぁ……け……ね……」
慧音「……ふふ……なぁんだ……なぁ妹紅、腹の中に……何もないじゃないか……あはははは!」

結果:臨時講師伊吹萃香先生の活躍もあり、謎の二人組(+1)の勝ち

妹紅「いつも慧音にお世話になりっ放しだったから、薬師の手伝いをして、
慧音に何か贈り物でも、って思ってたんだよ。だから言えなかったんじゃないか」
慧音「……め……面目次第もない……(しゅーん)」
永琳「まさかこんな思い詰めた事をするなんて意外だったわね」
輝夜「初手でチームメイトの私を刺すとは思わなかったわねー」
鈴仙「……(殺されかけたのに和やかに話し込んでるってやっぱり異常じゃないかしら)」

香霖「ふむ……『女の戦いに向く衣装』という事でアレを渡したが、失敗だったかな。
まあこのボストンバッグを渡していたらもっと酷い事になったろうから、それよりはマシか」










































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