108式ナイトバード

108式ナイトバード ◆27ZYfcW1SM



純粋として創造された    にとって、与えられたギャンブルは戦場に充満する悪意を更に煮詰めて結晶にしたものよりも濃い濃度の悪害物質だった。
精神作用のある薬(ドラッグ)はいと容易く人格を変える。この世界の空気はまさにドラッグそのもの。
だが、脳を持って考えることの出来る生物は、自分が変えられることに何の抵抗を持たないわけではない。
純粋を蝕もうとする悪害物質を遮断する最後の防壁を    は持っていた。

この防壁は硬い。そして強い。
悪意の空気を吸い続けても中には1mg/m^3であろうと通しはしなかった。だろう……

たった一人だけが、このことを良く思わなかった。
その人は白の純粋を黒の単純にしたいと思った。そうなったらどうなるのだろうと思った。
だから、壁を壊す道具を用意した。
その道具こそ、現在ルーミアが握っている回転式拳銃。S&W M66 2.5インチ ステンレス 『コンバットマグナム』だ。

レンコン状の弾倉にすべての実包が収められていたのなら、それすなわち、身を守る道具となっただろう。
だが現状は異なる。

6つのシリンダーのうち収められている実包は1つ。残りはすべてダミー……


一瞬で人を殺す兵器がギャンブルのための道具(おもちゃ)になった。

そのことにより、使うに躊躇が生じる兵器を使いやすくした。
使いやすくしたといっても死人が出ることには変わりない。常人なら重々承知で普通なら使わない。

だが彼女は違う。おもちゃなら使ってみたいと思う。思ってしまう。
弾を撃ちたいのではない。生命をつぶしたいのではない。ただ弾が出るか、それとも、出ないのか?
ただその1点のみの興味、好奇心。

この道具が支給された時点で人生の岐路(ギャンブル)に直面している。
それは引き金を引かれた者が死ぬか生きるか『DEAD OR ALIVE』などというつまらないことではない。この銃を手にし、引き金を引くルーミアが白であり続けるか? はたまた黒に染まってしまうのか? 『Black Or White』
この2択の問題。


楽しそうに弾倉の中を覗き込んではカラカラと運命の歯車を回す彼女の姿は白そのものだっ ……



「やはり森以外の場所に……」

妖夢には無駄に出来る時間など1秒たりともなかった。放送を聴いて死者の中に幽々子が居ないことを安堵する時間も無い。
すでに14もの人妖がつぶされている。
この数値は明らかに単独犯ではない。
一人一殺として考えると14もの人物が殺しを行っている。
ありえない数値ではない。と妖夢は思った。


これだけの人数がいるのだったら、いつ幽々子様の前に殺して回る者が現れてもおかしくは無い。

そう思うと生きた心地がしなかった。たとえ自分より強くても自分と幽々子様を足した戦力よりは劣る。
自分の力を足したときの幽々子様で勝てる相手に負けたとならば、それは私の責任だ。

これが一つの原因。
そして決定的になる原因がもう一つ。

香霖堂で服を入手してから数時間。
妖夢は森で人が集まるであろう建物、霧雨魔理沙とアリス・マーガトロイドの家を回った。
最低限度の武器は入手したし、回った建物はすべて魔女の家だ。
中にはどうせマジックアイテムしかありはしない。
だから家の中に人の気配がないと分かるとすぐに別の家へ……という風に回った。
加えて道中は迷いの森だ。霧雨亭、アリス・マーガトロイド亭そして香霖堂は直線距離で考えればそう遠いとは思わない。
しかし、ここは魔法の森。空を飛んでいくなら話は別だが、歩いて行くとすると森の中は鬱蒼と茂った大樹郡のせいで大変迷いやすい。
妖夢はしっかりと注意して移動したため、道を見失わなかったが、それでも直線の時の倍の距離を走ることになった。

制限がかかった体で森の中を何時間もピクニックしていたら体力の低下は必至。
なのに、妖夢は自分で思っている以上に体がガタガタになっていることに気が付かない。

精神的の焦りが体の疲れを麻痺させていたからだ。一種のオーバードライブ状態。
先に音を上げるのは決まってハードのほうだ。

森の中には幽々子様がいないと判断し、次の場所へ移動しようと足を踏み出そうとした。
そして突然何も無いところで転んだ。
すぐに起き上がる。間髪を入れずに転んだ。

――足に力が入らない?

転んではじめて気が付いた。私は疲れているんだ。
一回認識してみると後は早いものだった。
足を誰かに握られているような感覚が襲う。

不味い、これではまともに戦うことが出来ない。


     〆


今日の私は失態ばかりだ。
奇襲という絶対的に有利な立場でありながら負け。
幽々子様を発見することも叶わず、おまけに走れなくなってしまうなんて……

これで私が死んでしまったり、幽々子様をお守りすることができなければ私は最悪最低の従者だ。

私はよろよろと森の木の陰まで歩き、身を隠した。
大した偽装も出来るはずもなく、近くに誰かが通りかかればすぐ見つかるだろう。
袋の中から飲み水を取り出して口に含む。水分の摂取は体力を回復させるのに大いに手助けになる。


幽々子様の捜索は今は保留せざるを得ない。
最低でも歩ける体力を回復しなければ……
体の制限はどんなものかは分からないが、歩ける程度の体力回復ならば数十分休めば良いだろう。


ふと……自分の運勢について考えてみた。
神社のおみくじで大凶を引いたか、何か大きな厄に取り付かれたか? はたまた故意に不幸になるように運命を操作されたか……

兎に角、恐ろしいまでに不運と失態が続いている。

そう、今の状況を言葉にするなら泣き面に蜂、二度あることは三度ある、七転八起?
これだけ辛いことが連続して起こるならまた不運が訪れるのではないか?

そう、例えば今動けないという絶望的状況に私を殺そうとしてくるものが現れるとか……


     〆

ルーミアは相変わらず現実味の薄いゲーム環境からか初めての放送を斜め聞きする結果となった。
そこに音楽があるから聴くみたいな考えなので脳細胞に放送の内容が深く刻まれることは無い。

彼女は単独行動が多い妖怪でもあるから、自分以外の生死にもあまり興味が持てず、禁止エリアも自分がいる近くに無いと分かるとマークをする前に地図をしまった。

今一番の大問題はこの銃を撃てる相手が居るか居ないかのそれだけで……

妖夢が木に凭れ掛かって休んでいる姿を見たときにはひまわりを連想させる大きくて明るい笑みを見せた。
そうだ、ルーミアは妖夢にとって最高のプレゼントの配達人となったわけだ。

ルンルンとリズムを取りながら妖夢に近づく。妖夢もこちらに気がついたようだ。

やれやれとあきれたような表情の下には焦りが見える。しかしルーミアにはまったく関係ないこと。
動けないことを知ってか、焦る色は無い。

「おはよう」
「…………」
明るい挨拶を妖夢に投げかける。しかし、妖夢の表情は硬いままだ。妖夢の目線の先にはステンレスのボディが眩く光る回転式拳銃を捕らえていた。

返事が返ってこないことにルーミアの顔は一瞬冷める。しかし、一瞬だった。すぐにもとの笑みへと戻っていた。
それがさらに妖夢の表情を硬くする。理由は……

――なぜこんな状況で笑っていられる?

ってあたりだろう。
他の参加者に出会えてうれしいという理由なら笑うことは不思議ではなかったかもしれない。
だが、その場合、私がこれほどの冷たい表情を取ったなら相手は困惑するはずだ。これから会話をする必要がある人物とコミュニケーションをとろうと試みているのに出来ないからだ。
なのに笑っている。それつまり、コミュニケーションをとるということの重要度が低いって事。コミュニケーションをとる以外に何か大切なことがあるということ。

おそらくは……

ルーミアが手に持ったリボルバーを水平に構えた。
こういうことだ。


ルーミアはコンバットマグナムの引き金を強く引いた。
ダブルアクション対応のリボルバーであるコンバットマグナムは引き金を引かれることによって撃鉄をゆっくりと持ち上げる。
それと同時にレンコン状のシリンダーが60度回転する。
弾のほうの発射準備はOKだ。後は発射スイッチを押すだけである。
発射スイッチ……撃鉄も発射準備は完了した。後1ミリでも引き金を動かせばスプリングの力で撃鉄が銃弾の雷管を叩きつける。

ルーミアは流れるような動作でその1ミリを越えた。

二人の距離はそう遠くは無い。

撃鉄が恐ろしいスピードで動いた。ダミーなら発射されることは無い。もしダミーでないのなら……


ルーミアの銃を構えている腕がいきなり跳ね上がった。
黄色い閃光を残して……


6分の1という確立。
低い確率ではあるが、当たらないとは言い切れない数字。

だが妖夢に幸運を呼び寄せる流れが今は無い。それが相乗効果として銃弾を引き当てた。


     〆

結果から言おう。銃弾は発射された。
しかし、妖夢は生きていた。

銃弾が発射される寸前、妖夢は側転の回避行動を取っていた。
ルーミアは銃に関してはまったくのド素人で、おまけにダブルアクションだ。
動く標的を射る事ができなかった。

妖夢はすばやく体制を整えるとルーミアのほうに視線をあわせた。リボルバーの構造を知っている訳ではないが、正面からリボルバーを見ると弾倉のスリットから弾頭が見える。火縄銃のような単発式ではないことは明らかだ。

追撃に備え足をバネのように曲げいつでも跳べるようにする。ほんの少しだったが、休んだおかげで乳酸がだいぶ分解されたようだ。最低限度程度には動ける。
手には傘と牛刀の二刀を握り締め構えを取る。

備えるは2発目の銃弾だ。

……しかし、次弾が来る時間は妖夢の予想をはるかに超えて長かった。

妖夢の戦いのセオリーとしては相手の体制が崩れたのなら畳み掛けるが吉とされる。だが、ルーミアは動かない。むしろ銃を撃った体制から瞬間冷凍されたかのように固まっている。

その姿はあまりにも不自然だったので妖夢は切りかかることができなかった。
じりじりと間合いを計るだけ。


ルーミアは動けないでいた。正確には動けるけど動かなかった。
彼女の中には例えようの無い快感に似た感情で満たされていた。

出た。弾が出た。
極限まで高められた期待が爆発した。
これを幸せと言わないでなんという? もはや弾丸の命中に関してはまったく眼中に無い。

「はぁっ――!」

至高の快感からルーミアを現世に連れ戻したのは妖夢の声だった。
妖夢にとってルーミアの情など知ったことではない。ただ不気味に思える膠着もハッタリだと判断して斬りかかるのは時間の問題だった。

いい気持ちであったのを邪魔されてルーミアは内心ムッとするも、次の行動予定を思い出したので顔は笑みを浮かべたままだ。

牛刀が刀よりもだいぶ鈍い光を放って振り下ろされる。

小手試しといった太刀筋なのでルーミアにも軽く読むことができた。甘い太刀筋なのも無理は無い。ルーミアの思考が不透明すぎて妖夢にはまったく理解できないからだ。

リボルバーのステンレスボディが牛刀の太刀筋を封鎖する。
金属同士の激しいぶつかり合いで金きり音が鳴り響く。

「貴女はたべていい妖怪ね!」
弾が出たら食べていい。自分で決めたルールだ。
リボルバーと牛刀がギリギリと相手の頭を狙う力勝負の場面に発展していた闘争の最中、ルーミアは宣言した。
リボルバーにこめるべき力をフッと途絶えさせた。力勝負中にそんなことをしたら負けるのは必然だ。
だが、突然だった。突然だったために妖夢はブレーキを掛けるのを遅れる。
大降りになった牛刀、しかし大振りになったからといって、目標から太刀筋をはずされたわけではない。少し狂っただけだ。
牛刀がルーミアの肩を斬りつける。
もともとは只の包丁。切れ味は日本刀よりもだいぶ劣り、致命傷にはならない。
ルーミアは肩を切られつつもそれがどうした? と行動に曇りは無い。幼い少女の外見とはかけ離れた鋭い歯が動く。

「ぐっ!!」

やられたお返しとばかりにルーミアは妖夢の肩に噛み付く。攻撃として噛むのではなく食べる目的で噛むのだから喰らい付くが正解か?
とたんにルーミアの歯が真っ赤に染まる。
妖夢はすぐに牛刀で自身に喰らい付く妖怪を引き離そうと振る。しかし、リボルバーをポケットにしまってフリーになった腕でその手首を掴まれる。
妖夢のほうがわずかに力が強い。しかしその『わずかな力』で相手を切り捨てられるほど刃物は甘くは無い。
ならばともう片方の手に持った傘を振るう。
傘がルーミアの横腹を殴りつける。
ルーミアは一瞬ひるむが、一瞬だ。肩に食い込む歯は抜けることなく、逆に傘を掴まれてしまう。
お互い両腕を使うことができない状況。なのに一方的にダメージを食らうのは妖夢だ。

腕の力は妖夢よりも弱いのに顎の力だけは妖夢の倍以上。力任せにじわりじわりと歯を推し進めている。
筋繊維が切れる音が現実味を帯びて迫ってくる。
喉に噛み付かれなかったことは行幸であった。喉なら窒息または頚動脈損傷で出血死だ。
しかしこのままでもどっちにしろ死ぬだろう。
まるで吸血鬼に吸血されているような体制だ。1500ccも血を失えば何も考えることができなくなり、リボルバーで無抵抗に射殺されるだろう。

そんなのはいやだ。
このまま何の役にも立てずに死ぬなんて絶対にいやだ。
だが現実では役に立つどころか抵抗手段を奪われ何もすることができない状況。
悔しさで涙がにじむ。

「幽々子様……ごめんなさい……」


     〆


激しい息遣いの人が居る。
時々鼻をすすり上げるところを見ると泣いているのだろうか……


     〆

小町の落し物の64式小銃を持って歩いていたら出会った2人組み、紅魔館門番紅美鈴、美鈴と秋の神様の秋静葉、静葉ね。その2人組みと一緒に行動することになった。

付いて来るなら拒みはしない……
だけどあんまり肯定的に捉えることはできない。
数が多いことは強いとは異なるから。
紅魔館の門番と秋の神様なのだから多少戦うことはできるだろう。しかし……きつく言うなら私とは格が違う。
それに神は別として紅美鈴は生と死の概念を持つ妖怪だ。
小町や妖夢のような霊の耐性が高い者、霊夢のような力を持つ者といった私の死の誘いを完璧にシャットアウトできるほどの実力や能力があるものでなければ私と長時間いるべきではないのかもしれない。


私の能力、死を操る程度の能力。主催者とこの二人の話をあわせて考えると能力が制限されているのは間違いない。
制限はどちらにかかるのだろう? 能力の出力を下げるのか? それとも能力の精度を下げるのか。
前者なら問題は無い……だが後者の場合は大変なことになる。
私は死を振り撒く亡霊でしかなくなるのだから……



第一回目の放送……
私は木にもたれかかりながら放送を聴いていた。

パチュリー・ノーレッジ
名前よ呼ばれて美鈴は口をぽかんと開けた。
「そんな……パチュリー様がこんなにも早くお亡くなりになられるなんて……」

ショックに打ちひしがれている美鈴をお構いなしに放送は淡々と続く。
14人中1人。
「……そう、思ったより少なかったわね」
誰にも聞こえない声でボソッとつぶやいた。

美鈴は拳で地面を叩いている。静葉はなんと声を掛けていいか分からないながらも、何かしなければと思ってか美鈴の背中に手を置いている。
信頼する人を失った気持ちは痛いほど分かる。
私も似たような感情を昔に沢山味わった気がするから……

64式小銃のベルトを肩に掛けて歩き出す。
「……どこ行くの?」
振り返ってニコっと笑った
「ちょっとそこまでよ」
「ま、待って」
静葉が私を引きとめようとする声を掛けるが、私は振り返らない。
「大丈夫です。行きましょう」
美鈴は立ち上がる。この子は強い子だ。紅魔館の吸血鬼もいい部下を持っている。
だけど、やっぱり私に付いて行くのは……あまりいい選択ではないわ。
最初に言ったとおり付いて来るに拒みはしない。それが自分で決めたことならなおさら……


事態が動いたのは放送から十数分後だった。
一発の銃声が森の入り口付近で鳴り響いた。
緊張が走る。
「誰かが戦っているのでしょうか?」
「………」

5、6,7……

「殺されたわね……」
「え?」
静葉が驚きの声を上げた。同時に疑問が浮かぶ。
私は説明する。
「たった一回しか音がしなかったわ。一発の弾で終るスペルカードなんて存在すると思う?」
「あ、てことは……」
「死んだのよ。死んだらそれ以上撃つ必要は無い。行ってみましょう。そこに一つの死体とゲームに乗った者がいるという前提の下で……」
私は一番に歩を早めた。遅れながらも美鈴と静葉が付いてくる。
いざというときのために64式小銃の摘みを『レ』にあわせた。


音がしたあたりは木が沢山あり、探すことは困難を極める。
それに乗ったものの待ち伏せにも警戒をしなければならず、大雑把な探索はできない。

何本目かの木に背中を預けたときだった。
カランと音が聞こえた。何か金属を地面に落とした音だ。
音を頼りにそこへ向かうと二人が抱き合ったような状態でいた。
一人は金髪の黒い服を着た子……そしてもう一人は……
「妖夢!」
私は引き金を引くことも忘れ二人に向かって走っていた。
途中で分かる。この子は妖夢を食べようとしているのだと。
なんともいえない悔しさと怒りが心の中で混ざり合ってぐちゃぐちゃになる。
正気を取り戻したときは手にした64式小銃の銃床で金髪の子の側頭部を殴った。
金髪の子は妖夢の肩から歯が抜け、2メートルほど吹き飛ぶ。妖夢は力が抜けたように膝を折って地面に転がった。

その子はよろよろと起き上がってこちらを睨んだ。頭が割れて血で顔に線が入っていた。
「あっちに行きなさい。もう二度と妖夢に近寄らないで! さぁ早く行きなさい」
ぐうも言わせぬ剣幕で叫んだ。
その子はとても残念そうにとぼとぼと森の影へと消えていった。

姿が見えなくなって急に涙がにじんできた。
好きな者が死んでいくのは何度体験しても悲しく、辛い……

冷たくなっている妖夢をそっと抱きかかえて……

え?

妖夢はまだ暖かかった。
「幽々子様……申し訳…ありません……」

口が動いた。声が聞こえた。幽霊の声なんかじゃ決して無い。妖夢は…妖夢は…生きている。


「妖夢!」
「痛…いえ、何でもありません」
死体が転がっているという前提でここに来たのが間違いだった。
とってもうれしい予測のミス。
死が悲しみと絶望なら生は喜びと希望。

死ぬ人がいるなら生きる人がいたっていいじゃない。



【F-3 一日目 朝】
【西行寺幽々子】
[状態]健康
[装備]64式小銃狙撃仕様(15/20)
[道具]支給品一式、不明支給品(0~2)
[思考・状況]妖夢と小町が心配
[行動方針]1、妖夢と情報交換をする
      2、小町を見つけ、仲間にする
      3、紫に会いたい
      4、皆で生きて帰る
[備考]小町の嘘情報(首輪の盗聴機能)を信じきっています


【魂魄妖夢】
[状態]胸から腰にかけての軽い裂傷、肩に深い傷、疲労(大)
[装備]八雲紫の傘、牛刀、香霖堂店主の衣服
[道具]支給品一式(水1本使用)、中華包丁、魂魄妖夢の衣服(破損)、博麗霊夢の衣服一着、霧雨魔理沙の衣服一着、不明アイテム(0~2)
[思考・状況]幽々子様の護衛。
       危害を加えそうな人物の排除。相手が悪ければ引くことを辞さない。


「あれ? どっちに行ったのかな?」
美鈴たちは幽々子の姿を見失ってしまっていた。
薄暗く木が鬱蒼と茂っている森の中だから仕方が無い。
すこし探索すればすぐに幽々子と合流できるだろう。少し……


【F-3 一日目 朝】
【紅美鈴】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式、インスタントカメラ、秋静葉の写真、彼岸花、不明支給品(0~2)
[思考・状況]とりあえず、戦いたくない
[行動方針]1.幽々子を探す
      2.静葉と一緒に穣子を捜す。紅魔館メンバーを捜すかどうかは保留

【秋静葉】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式、紅美鈴の写真、不明支給品(1~3)
[思考・状況]妹と合流したい
[行動方針]1.幽々子を探す
      2.穣子を美鈴と一緒に捜す

※幽々子の支給品の一つは氷漬けのカエルでした


ルーミアはだらだらと流れ垂れてくる顔の血を拭おうともせず、とぼとぼと森を歩いていた。

自分のルールに従って食べようとしただけなのに、なんであの人はあそこまで怒るのだろう?
自分が食べられるわけじゃないのに……

はっと思い出したようにポケットからステンレスボディのリボルバー 『コンバットマグナム』を取り出す。
弾倉を開くと弾等がなくなり、薬莢のみとなった実包が一つ。
それを掴みあげ、代わりにもう一つの実弾を詰め込む。

そしてもう一つ。ダミーの弾丸を一つつまみ上げ、代わりに実弾を装填する。

カラカラカラ……
銃倉を回す。2発の実弾を乗せて……

この行動は彼女の精神を表している。
彼女だけが解読できるであろう精神の声。

彼女は思った。もし、また妖怪に出会ったら引き金を引こうっと。


【F-4・森林/一日目・朝】
【ルーミア】
[状態]:少し空腹、懐中電灯に若干のトラウマあり、頭部裂傷、出血、肩に切り傷
[装備]:リボルバー式拳銃【S&W コンバットマグナム】(装弾された弾は実弾2発ダミー4発)
[道具]:基本支給品(懐中電灯を紛失)
    張力作動式跳躍地雷SMi 44残り1つ
    .357マグナム弾残り10発、
    不明アイテム0~1
[思考・状況] 1.食べられる人類(場合によっては妖怪)を探す
       2.ケーキをくれた人(さとり)に会ったらお礼を言う
       3.日よけになる道具を探す、日傘など
[備考]
※殺し合いについてちゃんと把握していないのかもしれません
※F-5に地雷が仕掛けられました。 近くに懐中電灯が落ちています。


67:グランギニョル座の怪人 時系列順 69:Border of life
67:グランギニョル座の怪人 投下順 69:Border of life
46:西行寺幽々子の神隠し 西行寺幽々子 84:うたかたのゆめ(前編)
37:半人半霊の半人前 魂魄妖夢 84:うたかたのゆめ(前編)
46:西行寺幽々子の神隠し 紅美鈴 80:So why?
46:西行寺幽々子の神隠し 秋静葉 80:So why?
40:グレーライン ルーミア 80:So why?

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最終更新:2009年07月26日 13:00
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