【都市伝説と契約者TRPG】怪異緊急対策特命室 -夜雀たちの事件簿-

予告




_人は未知を恐れる生き物だ。故に知らぬものを征服し、乗り越え、克服しようとする。だからこそ今日の世界はこんなに広い訳なんだが。


_しかし我々は時に確かに存在する異物を知った振りして誤魔化して見なかったことで放棄しようとする。あるいは理解していると思い込んで表面だけをなぞろうとする。


_悪いこととは言わない、下手な深入りが命取りになることなんてこの世に幾らでもある。だがね、ここに来た以上、嫌でもそいつを目の当たりにしなきゃいけない。


_怪異。我々が迷信や妄想に押し流しているもの。それらは未だ、社会の歪みに、既知の隙間に、認知の外れに存在している。ひょいと覗けばそこは奴等のテリトリー、引きずり込まれてさようならさ。


_とはいえ、一応人間様も維持したい社会ってもんがある。だから困った出来事には職業が用意されている。病気なら医者、犯罪なら警察、火事なら消防士。で、怪異なら俺達みたいな存在を揃える。


_長々と話しちまったが、つまり、俺達は怪異対策専門の職業に就いてる訳だ。それもヤバい相手専用部署で。で、運の悪いお前はクソみたいな辞令を受けてここに来たってことだな。




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『怪異緊急対策特命室 夜雀達の事件簿』





_ってな訳で今後ともよろしく。そして早速で悪いがコーヒーを淹れてくれ。それがお前の初仕事だ。



◆機密文書

最終更新:2021年06月05日 11:58
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