ユリーカ教室


——研鑽し、高め合え。原石は削り、削られる事で美しい宝石を為す。


概要


 時計塔・鉱石科に所属する教室。主任講師はユリーカ
 現代魔術科のエルメロイ教室と双璧を為す名物教室であり、所属生徒数も新世代(ニューエイジ)を含め年々増えてきている。
 メルアステアに吸収された経歴を持つ鉱石科において、貴族主義・中立主義のどちらにも寄らない、一種の政治的穏健地帯。
 それらはユリーカの方針により為されており、所属ないし聴講に来る生徒がそれらの縛りに囚われることはない。

 授業形式は一見古風ながら独創的で、実地研修などは他学科では例のないような特殊な霊地を用いる事もしばしば。
 講師の傾向としては生徒との距離が近く、他教室に比べ知識・技術面やレポート関連でも遥かに面倒見がいいと評判。
 加えて昨今の現代魔術の流れも取り入れており、エルメロイ教室と同じく新世代の生徒も増やしつつある。

施設


 バースの私立大学に偽装されたカレッジの設備と維持は、鉱石科全体で多額の資金をかけて行われている。
 特にユリーカ教室は創設時から設備拡充に力を入れており、建物の改修や研究室、蔵書数などは学科内でも特に多い部類に入る。
 カレッジは一見すると古い木造建築だが強度は極めて高く、建築魔術原理に基づいた芸術的且つ実用的な造り。
 照明は一貫して発掘した水晶電球を用い、教室区画は集中力を高めるアロマが常に焚かれている。
 ユリーカを含めた一部講師がその選定に拘りを持っているらしく、事情通の生徒はアロマの香りで誰のセレクトか分かるとのこと。

主な施設

  • 本教室:通常で講義を行う本教室。350~400人ほどの生徒を収容可能。
  • 第一特別教室:簡単な魔術実験などの際に用いる教室。本教室に比べれば狭いため、生徒数が多い場合実験はコマを跨ぐ。
  • 第二特別教室:現在は閉鎖されている。元々は発掘された鉱石の霊媒実験などに使っていたらしい。
  • 第三特別教室:第二特別教室の閉鎖に伴い新設された教室。上述の霊媒実験のほか、薬品などを多量に用いる危険度の高い実験講義を行う。
  • 共同実験室:一通り設備の整った、生徒用の共同実験室。全6室、設備は破損する度新規で購入している。
  • 図書室:ユリーカの選別した魔術書や論文を収めた学科図書室の一つ。一部蔵書は時計塔の本図書館にも存在しない貴重品。
  • 倉庫:厳重な造りの倉庫。一時期は卒業生の遺した礼装や霊墓アルビオンからの発掘品により、内部が半ば異界化していたという噂がある。
  • 学生寮:ユリーカ教室の保有する寮。個人用と二人用があり、入寮時にどちらかを選択可能。

所属者名簿


講師 - Professors

生徒 - Students

関連性のある人物


卒業生


その他

  • オルグロット卿/Sir. Orglot (出資者)
  • グレイス・サリバン/Grace Sullivan (学生寮寮母)

関連SS



関連設定


  • シティ・オブ・バース
  イギリス・サマセットにある都市。基幹時空においては時計塔・鉱石科がカレッジを置いている。
  古代ローマ時代から古い歴史を持つ温泉でも有名な街であり、その名前も「Bath(風呂)」に由来する。
  • サウス・バース・スパ
  バース市内にある天然温泉施設。比較的新しいスパであり、鉱石科はこの大規模な共同事業に多額の出資をしている。
  その為、学生身分(カレッジが偽装している大学所属)の証明を行うことで様々なサービスを受けられ、格安での利用が可能。
  サービスは街を一望できる露天風呂やホテルレストラン、アロマテラピーマッサージなど多岐に亘る。

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最終更新:2021年05月10日 01:45