モード・ジュスティーナ・ウォルドグレイヴ



「『高貴さは義務を強制する(ノブレス・オブリージュ)』」

「さあ、格の違いを思い知らせてあげましょうか!」


年齢:22 / 身長:168cm
スリーサイズ:B107/W60/H90
地域:ノルウェー
属性:秩序・中庸 / 性別:女 / 血液型:A型
誕生日:2月2日
イメージカラー:橙色(#ff9900)
一人称:私 / 二人称:貴方、呼び捨て
特技:ルーン魔術
好きなもの:紅茶 / 苦手なもの:政争
天敵:フラガ
起源:「正道」
魔術属性:火・水・風
魔術系統:北欧系ルーン魔術
魔術特性:強化・放出
魔術回路・質:A / 魔術回路・量:A+ / 魔術回路・編成:通常
決戦の日:霧の中、摩天楼を見上げて。

+ 20の質問
質問1 名前と年齢と性別を教えてください
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質問2 身長と体重を教えてください
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質問3 血液型と誕生日を教えてください
「」
質問4 好きな色、自分を象徴するような色はありますか
「」
質問5 特技はなんですか
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質問6 好きなものはなんですか
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質問7 嫌いなものはなんですか
「」
質問8 天敵とかいますか
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質問9 属性について教えてください
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質問10 所属勢力はどこですか
「」
質問11 令呪はどこにありますか、どのような形ですか
「」
質問12 貴方の外見について自由に話してください
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質問13 ざっくりとあなたの性格を教えてください
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質問14 どのように生まれて、今までどんなことがありましたか
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質問15 聖杯戦争中はどのようなことをしますか、使う武器や魔術なども自由に話してください
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質問16 聖杯にかける望み、あるいは聖杯戦争参加の経緯を教えてください
「」
質問17 親しい人間について自由に話してください、空欄でも構いません
「」
質問18 自分のサーヴァントをどう思いますか、空欄でも構いません
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質問19 自分にモチーフなどはありますか
「」
質問20 なにかこちらに質問はありますか
「」
今回はありがとうございました。あなたの望みが叶うことを願います
+ 令呪

略歴


 北欧に於けるルーン三家の一つ、『原典』を有すると謳われるウォルドグレイヴの次期当主。
 名門魔術師の例に漏れず、ウォルドグレイヴは表舞台でも貴族として名の通った名家。
 家に代々受け継がれてきたルーン魔術に高い適性を示し、彼女が唯一の子供であることも相俟って、家督の継承は殆ど確定している。

人物


 長い金髪を靡かせた、見目麗しい華の様な女性。堂々たる立ち姿は、相対する相手も自然と背筋を正す類いのもの。
 誇り高く自信家で、謂れの無い誹りを受ければそれがどれだけ些細なことでも反論せずにはいられない。
 ただしその評価が正当なものであれば、甘んじて飲み下す程度の器量は持ち合わせている。

 基本的には一般常識よりも魔術を優先する「魔術師らしい魔術師」だが、
 その一方で常に「地上のどこでも通用する正攻法」を用いる清廉な在り方を持っているため、
 魔術師らし過ぎるが為に魔術師らしくない、と揶揄されることもしばしば。

 また、自身が恵まれた存在であると正しく認識しており、それ故に自身は『高貴なる義務』(ノブレス・オブリージュ)を負うと考えている。
 そのため、上流階級特有の嫌味な悪辣さが顔を出す事は(比較的)少ない。

能力


 ウォルドグレイヴの家名に恥じない才能を持って生まれながら、それに驕ることなく常日頃から厳しい鍛錬を続け、
 金銭面での支援も潤沢であった為に、魔術師としての腕はかなりのもの。
 時計塔とは距離を置いているが、同組織に於ける「君主(ロード)」にも匹敵する、或いは上回る実力を有する。
 北欧系ルーン魔術を専門とする他、分野外の魔術系統に於いても一通り平均レベルの行使が可能。

 ただし他の魔術師とは違い、常に「正攻法にて勝利する」ことを念頭に置いており、
 それが仇となって不利な状況に陥る場面も少なくない。

+ 能力詳細

・ルーン魔術

 ルーンの印を刻むことで神秘を発現する、詠唱を必要としない魔術。
 武具などに刻印することでエンチャント効果を付与することもできる。

 基本に加え、複数のルーンを新たな文字一つに内包させた、七つの特別なルーンを修得している。
 実践では主に基本ルーンの「発火(アンサズ)」「探索(ベルカナ)」「障壁(スリサズ)」の他、
 特殊ルーンの「燃焼(スウェル)」「成長(ヴェクス)」「昇華(アンナル)」などをよく用いる。

『比翼茨衣』(フラフナグズ・ラグナ)

 彼女が凡そ常に着用している、格調高い黒のドレス。
 その正体は、お抱えの裁縫師とルーン魔術師が数年掛けて一着を作り上げる変態的な至上礼装。

 魔力の込められた特別な糸により、編み目一つ一つが全てルーン文字を象る様に編まれている。
 「基本的にルーンは数個刻んだ所で効果が薄い。ならば実用に耐え得るだけの『数』を刻めばいい」という理論の下に作り出された。
 ───数にして百万越え。服の形であるが故に隠蔽も同時に熟すその礼装は、彼女の「奥義」に他ならない。

・『原典』

 ウォルドグレイヴが有するとされる、『原典』と呼ばれる何か。
 今までソレを目撃した者は極めて少ないが―――然し、確実に「在る」と認識されている。

 その正体は……

+ 『原典』
……夜明けの前にてその小人(ドヴェルグ)が、国家の攪拌者(スョーズレーリル)が詠んだ。
神々(エーシル)には力を、妖精(アールヴァ)には繁栄を、賢神(フロプタテュール)には洞察を詠った。*1

元を辿れば、ウォルドグレイヴは「呪印(ルーン)」でなく「巫術(セイズ)」を専門とした家系。
ウォルドグレイヴの始祖たる女性は、優秀な『巫女(ヴォルヴァ)』だった。
神秘の薄れゆく時代にも関わらず、彼女が『大神』をその身に降ろせたのは運命か、或いは奇跡か。
ごく短時間の降霊ではあったものの大神はその功績を称え、彼女に―――否、彼女の『血』に二つのルーンを刻んだ。

此れこそがウォルドグレイヴにて代々継承されゆく、血脈に刻まれた魔術の秘奥「大神刻印(ルーナティル)」である。

ウォルドグレイヴの第一子にのみ代々受け継がれ、形は無く、他の魔術刻印の様に譲渡することもできない。
代を経るにつれてそれは薄れていき、此れが形として保たれている内に神秘を解析しようと、ウォルドグレイヴは躍起になっている。

その効果は絶大で、かなり薄まった現代でさえ原初のルーンと同等、とも。

大神刻印(ルーナティル)戦勝(トゥール)
ランク:A 種別:対軍ルーン レンジ:1~30 最大捕捉:100人
―――長く過ごした友を戦に引き連れる時は、強力なそれを盾の下で唱えよう。
彼らは勝利と共にあり、あらゆる所から無事に生還する。*2

 凡ゆる戦場にて勝利する秘術。
 戦へと臨む前に行使すれば、その戦の間に限り、求める「勝利」に必要な全ての判定に大きなボーナスを得る。

 種別が「対軍」であることからも分かる様に、
 本来は軍団での戦前にセイズコナ、或いはセイズマズルが勝利を祈願する用途で用いたモノ。

大神刻印(ルーナティル)報復(ヘムンドゥ)
ランク:B++ 種別:対術ルーン レンジ:1~5 最大捕捉:10人
―――もし何者かがルーンを刻んだ木片で私を害しようとしたならば、
その者はただ自らを滅ぼすことになるだけだろう。*3

 呪文返し、呪詛返しの秘術。
 Bランク以下の凡ゆる魔術を回避、或いは術者に跳ね返す。

 ルーンの創造者たる『大神』から直接刻まれたものであるが故、対ルーンでは効果がランクA+相当まで引き上げられる。


関連人物


ラース・クリーゲル・スクルデン

 ルーン三家の一つ、「スクルデン」の次期当主。
 度々顔を合わせるが、あくまで社交の域に留まっている。

・「フラガの後継者」

 ルーン三家の一つ、「フラガ」の次期当主候補。
 北欧起源でない家がルーンを用い、剰え「ルーン三家」などという括りで共に括られていることに対し、大層ご立腹な様子。

アルヴィ・サンテリ・ルースア

 本人の預り知らぬ所で父親に宛てがわれていた許婚。突拍子もない話で、最初は何かの間違いだと思っていた。
 何方も「魔術師らしくない」人物でありながら、その在り方は正反対/対極に位置する。
 自らを強く律してきた彼女にとって、彼の緩い雰囲気は焦れったくなる類いのものであるらしい。

フィレム・ウォルドグレイヴ・ブロイエルス

 ウォルドグレイヴの分家筋に当たる、ブロイエルスの当主。
 幼い頃から度々交流があり、分家の中でも特に関係の深い人物。
 気を許して素の自分を見せられる数少ない相手だが、同時に頭は上がらない。

煤居 葉摘

 互いの父親の代から度々交流がある錬金術の大家、「煤居」の現当主。
 モードの養育役、母代わりのホムンクルスは、同家から技術交流の一環として受け取ったモノ。
 家督継承に至った経緯は大まかに把握しており、弱冠十四歳ながら当主として苦心する様には概ね同情的。
 「手を貸す」のは彼方にも失礼だろうと控えているが、「対等な関係」という体であれば協力は惜しまない。

アングルボザ

 亜種聖杯戦争にて召喚したサーヴァント。
 触媒は用意済みだったものの、彼女に宿る「大神刻印」の縁により召喚された。
 如何せん性格が壊滅的な事もあり、信頼はしていない――が、戦力としては最大限評価している。


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最終更新:2021年04月23日 18:04
添付ファイル

*1 高き者の歌(ハヴァマール) 第160スタンザ

*2 高き者の歌(ハヴァマール) 第156スタンザ

*3 高き者の歌(ハヴァマール) 第151スタンザ