時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド

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&size(20){&color(#A1A9BA){&bold(){『&ruby(ロビンフッド){反逆者}は、生存自体に戦略的な意味がある。生きて暴君を悩ませ続ける事が、}}}
&size(20){&color(#A1A9BA){&bold(){すなわち反逆者の攻撃だ。趨勢の優劣など端から度外視している』}}}


[[『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』>Zero Infinity -Devil of Maxwell-]]の用語。
反逆者、ないし森の義賊と呼称される、[[マレーネ・フランケンシュタイン]]を筆頭にした&ruby(ホロロギウム){[[時計機構]]}に反抗する勢力。
構成員は数名だが[[刻鋼人機]]が存在していることが最大の特徴。
これは[[四十七基制限則]]の縛りがある以上、抵抗勢力の中でも非常に珍しい。
加えてマレーネ自身が時計機構からの離反者であり、同時に優れた科学者であるために某国の反時計機構一派からの後ろ盾もあるため、
人員は少なくとも抵抗勢力の中では極めて優秀な部類に属している。

そして、ロビンフッドに限らず、時計機構の支配を崩したいと願う抵抗勢力は世界各地に数多く存在している。
それは巨大な組織やシステムが常に負う宿命。常任理事国の首脳一派にも現体制の転覆を狙うものがいるほど、その立場を疎む存在に溢れている。
しかし、それでも時計機構の揺らがない現実こそ、科学の支配者がどれほど絶対的な存在かを示していると言えるだろう。

なお、このロビンフッドと言う呼び名はあくまで時計機構側が名付けた作戦コードであり、マレーネらが自らそう名乗っているわけではない。


作中後半、機構の創始者[[オルフィレウス]]より明かされたのは、
本来ならばこれら反抗勢力は、“超人”によって組みあげられた巨大かつ精緻な歯車の前には存在できる余地すらないという無慈悲な現実であり、
実際には、マレーネ達を含めたこれらの勢力は、オルフィレウスの求める[[限界を超えた未知の科学法則>心装・真理]]に届く&ruby(実験台){刻鋼人機}、
その選別・育成の為の闘争実験に必要な&bold(){「敵役」}として、[[意図的に創造されてきたのであった。>君は実に動かしやすかったよ、マレーネ嬢……こうして実験の舞台が整ったのも君のおかげだ。生命の慟哭が、最も私の目論見通り成長を促してくれたよ]]

彼らに対し、歴史上は存在しない伝説の義賊の名がコードネームとして冠されたのは象徴的であると言えるだろう。


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