バロック/日下部優理



異空間に放り出され、結果震災後初めて発見された生還者となった日下部優理に目覚めたバロック

初めて人類が確認した異能力(バロック)であり、優理にとっては財団モルモットとしてその後の10年間の人生を大きく歪められる原因となった力である。
個々の人物の心象風景や強烈な体験等から、その形質が決まるバロックであるが、
優理の場合旧市街で出会い、自分を助けてくれた“直にいちゃん”の姿が崇拝にも似た憧憬として強く記憶に残った結果、
彼と同様に周囲の物質や異形の怪物を取り込み、同化させる能力となって発現した

過程で取り込んだ怪物の違いが関係しているのか、個体差なのかは不明だが
優理が展開する外骨格は、片腕に巨大な杭打ち機のような部位を備え、
また隠し腕のように使用できる長大な触手を伸ばすことができるようになっている。
基本的に強化された身体能力で駆け寄って敵を殴る直よりは長いリーチを持ち、触手等で奇襲も行えるといった違いがある。
それ以外にも、直の見せたような周囲の物体と同化して行える派生行動も、同様に行えるとみられる。


実はこの能力には、隠された性質が存在しており……
最終ルートである幸ルートで、同様の能力を持つ直との一騎打ちでそれは発覚する。
すなわち、融合知性群体という途方もない力を持つ存在から直に分与された直の融合同化能力とは違い、
バロックである優理のこの能力は、神代直という始まりの存在を強く意識する事で能力を引き出せるが……
それは同時に、憧れを全てとするが故に、その対象たる神代直の能力を超える事が出来ず、絶対に性能で後塵を拝してしまうのである
故に本編で直自身が告げた通り、真に直に勝ちたいと願うのならば優理自身がその憧れを捨てて立ち向かわねばならないが……
誰よりも彼を信じ、憧れは己の一部だと言い切る彼にとっては、自分自身を切り離すような残酷な手段でしかなく、
認められないまま両者の闘いは、直優位のまま決着するかにも思われたのだが――――。



  • 一応作成です……。記憶辿って作ったので、不足等あれば修正願います…… -- 名無しさん (2020-06-13 14:18:48)
  • 記憶だけでここまでかけるのすごいっす -- 名無しさん (2020-06-15 10:56:31)
  • この違いが、後で直の最終技顕現に繋がってくる伏線という -- 名無しさん (2020-06-15 11:34:26)
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最終更新:2020年07月02日 02:02