天文心理学 - Vicipaedia - 理外学

概要

　天文心理学は、古くは占星術を起源とし、現代では外宇宙探査も含める宇宙から地上への干渉について研究する学問である。

Fig.1 東洋占星術で使われていた六壬栻盤の図

Fig.2 全天サーベイによる宇宙の現実力場強度観測の結果

　天文"心理"学という名称は古代華国の「天の御心知れば、地の明日危うからず」という言葉に由来する。現在、宇宙に何らかの知性が在る(宇宙人とは別)ことはほぼ確実視されており、心と呼べるものがあるかは不明確だが、「御心を知ってなお、地の明日は危うい」というのが現状である。

成立

　占星術は西洋、東洋共に古代から存在し、個人や国家の命運を占ったり、医療へ応用されたりした。

　西洋占星術は、大宇宙と小宇宙の照応という考えに基づき、天体がもたらす人体への影響を考える。占星医学がその代表例であり、四体液説などと合わせて医療に応用された。ホロスコープを用いて個人の命運を占うこともあり、世俗的な一面を持っているのが特徴である。現代の星占いは特に西洋占星術を簡略化したものが基本となっており、その理論的側面は薄れているが世俗性が受け継がれているのが見て取れる。

　東洋占星術は、古代華国を中心に発展した。特に秋津洲では陰陽寮に"天文博士"という役職を設け国家や政治の命運を占ったり、暦を編纂するなどしていた。西洋に比べ東洋占星術は秘密主義的な性格が強く、狭い範囲では西洋よりも発達した技術を持ちながら、多様性という点では西洋に大きく劣っている。

　現代占星術は天体の運行に限らず、力場強度観測、確率場の揺らぎなど他の学問の知識も活用しながらその影響を観測し、理論モデルを建てている。現在最も正確な天文心理モデルであるAds/CFTモデルは、ARPANETと合わせて準黙示録的事象の警戒、回避に役立てられている。

主な研究

現代占星術

　これまでの占星術研究からも明らかなように、天体の運行状況は少なからず地上に影響を与える。
　現代の占星術では、天体の運行に限らず、現実波や確率場のゆらぎを観測して、それがもたらす影響を記録し、定式化することを目的とする。

外宇宙探査

　全天サーベイによって明らかになった通り、宇宙全体の現実力場勾配はほぼ0であり、これは宇宙全体を何らかの知性が観測していることを示している。最近では、神の盲点と呼ばれる現実力場強度が低い地点の捜索などを行っている。

宇宙モデル

　天文心理学では、宇宙全体を観測している知性をプロビデンスと呼ぶ。宇宙モデルはプロビデンスの"心理"状態を予測するのに役立つ。

小ネタ

天文心理学の"電波"性

魔導工学は近代以前から以後にかけて民衆の感心と興味、そして信頼を勝ち取った"科学"であるのに対し、占星術は近代以前から以後にかけて、民衆ばかりか研究者からも懐疑的な視線を向けられる"非科学"的な科学である。天文心理学として外宇宙探査も可能となった現代においてもその"電波"性は変わっていない。

アルミホイルに包まれた心臓は六角電波の影響を受けない

初出不明。天文心理学の"電波性"を表した一文。意味としては「金属によって固有イデアを六角電波(恐らく力場位相の六角伝播現象のこと)から保護することができ、致命的な固有イデア融解は避けられる」だと思われる。

螺旋アダムスキー脊髄受信体

天文心理学の用語であり、アダムスキーを記念して名付けられた現実波の観測素子のこと。現実力学では、現実歪曲能力を持つ者の脳に特有の構造を指す。"脊髄"が何を指すのかはアダムスキーを除いて誰も知らない。