理外学
魔法学 - Viciliber
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目次
はじめに
魔法学は魔力(アストラル体)が与する超自然的現象を解析する学問である。ここでは、魔法学の基礎的な概念と理論を記述する。
物質の構成と魔力
標準化学で説明されるように、物質は原子が集まってできており、物質はその最小単位である原子にまで分解できる。
物質は、錬金術における"基本元素"に分解することもできる。つまり、火薬は硝酸カリウム、炭素、硫黄の混合物であると同時に、"土"と"火"の混合物でもある。
物質は、錬金術における"基本元素"に分解することもできる。つまり、火薬は硝酸カリウム、炭素、硫黄の混合物であると同時に、"土"と"火"の混合物でもある。
基本元素は主に、錬金術三元素、西洋五元素、東洋五元素の三種類がある。
錬金術 | 水銀、硫黄、塩 |
西洋 | 火、水、土、風、エーテル |
東洋 | 火、水、土、金、木 |
基本元素表 |
物質は化学原子の集まりであり、基本元素が特定のパターンで整列したものでもある。
魔力(アストラル体)は、生体由来のエネルギー的な半物質/霊的物質である。魔法現象の源となるエネルギーであり、電気と同じく現代社会に欠かせない資源である。魔力は生体器官で生成され、血液や魔石などに"溶け込んで"存在している。魔力の伝導率や容量は物質により異なる。
物質 | 魔力伝導率 | 魔力容量 |
真空 | 1 | 1 |
空気 | 1.02 | 1.005 |
血液 | 100 | 250 |
チョーク(石灰) | 60 | 125 |
水 | 30 | 20 |
水銀 | 75 | 100 |
ヒヒイロカネ | 110 | 260 |
主な物質の魔力伝導率/容量 |
魔法陣を使った魔法
魔法陣/魔法円は、主に物質合成(錬金術)魔法に使われる道具である。幾何図形と呪文から成り、魔力を流し込むことで物質の分解と再構築を行うことができる。
魔法陣の幾何図形には円が必ず含まれる。これは円環原理によるものであり、円を含まない魔法陣は正常に作動しない。円は魔法陣の内外を切り分ける境界として働く。また、芒星やその他の幾何図形は物質の分解と再構築を促すように働く。
魔法陣の呪文は魔法反応の経路を決定する。例えば、火薬を分解して硫黄を合成する場合は、以下のような呪文を魔法円に加える。
ᚫᛚᛈᚺᚫ ᚲᚺᚫᛟᛋ ᚫᚠᚠᛁ ᛏᛖᚱᚱᚫ ᚫᚠᚠᛁ ᛁᚷᚾᛁᛋ ᛟᚱᛞᛟ ᛟᛗᛖᚷᚫ
上の呪文を記入した魔法陣では以下のような魔法反応が発生しやすくなる。
火薬 → "火" + "土" → 硫黄
魔法陣の幾何図形
魔法陣は円とその他の幾何図形を含む。最外殻の円は魔力の意図しない漏出を防ぐ結界のような役割を果たし円環原理を満たすのに対し、内側の図形は反応の制御や促進といった機能を持つ。以下に基本的な図形とその機能を示す。厳密には魔法陣において幾何図形は組み合わせが重要となるため、単純に以下に示す機能が加算されていくわけではないことに留意されたい。
図形 | 機能 |
円 | 魔力の循環経路となる |
芒星 | 望星の角に魔力が集中する |
聖十字 | 西洋元素の錬成が効率的になる |
五芒星 | 陰の効力が増す 血液魔法陣の場合エーテルの錬成が効率的になる |
三日月 | 陽の効力が増す 水銀魔法陣の場合エーテルの錬成が効率的になる |
六芒星 | 錬金元素の錬成が効率的になる |
太極図 | 東洋元素の錬成が効率的になる |
いくつかの幾何図形は魔法陣の性能を高め、より高度な魔法反応を可能にする。いわば標準化学で言う触媒や加熱による反応の促進のようなものである。以下にいくつかの魔法円の例とその効果を示す。




魔法幾何学
魔法陣はこれまで経験則に基づいて設計されてきた。そして、単なる幾何図形がなぜ魔法反応に影響をもたらすのかはまだまだ不明なところが多い。幾何的性質から魔法陣を分類し、魔法の本質に迫ろうとするのが魔法幾何学である。
位相魔法幾何
位相魔法幾何学は、多様体空間におけるトポロジカルな魔法陣を生成、運用しその機能を研究する分野である。
低次元魔法幾何
低次元魔法幾何学は、主に3次元、4次元の魔法陣を研究し、その機能を探ることを目的としている。低次元魔法陣の中には既存の魔法陣より高機能なものがすでに発見されており、注目が集まっている。
魔導器具を使った魔法
魔導器具は、主にエネルギー変換系の魔法に使われる道具である。魔法石/魔力電池、魔力変換回路、制御術式から成り、魔力をエネルギーに変換することができる。
魔導器具は短い時間に多くの魔力を必要とする性質上、魔力電池などの魔力源を内部に搭載している。大量の魔力を安定した状態で保存できる技術はまさに魔法革命と呼ぶべき発明の一つであり、それまで神格や異類にのみ可能と考えられていた数々の大規模な魔法を一般に普及させた。
魔導器具の仕組み
魔法石/魔力電池
魔法石は、自然に存在する魔力を帯びた結晶の総称である。魔力を取り出しやすいように加工した後、魔力変換回路に接続し魔力源として利用される。魔力密度は低いものの安定性は抜群であり、衝撃や過熱にも強い。
人口魔法石は、魔法石を参考にして作られた魔力を帯びた結晶であり、用途に応じて特化した物が作られている。総じて熱に弱い点が特徴であり、魔力密度は高いものの魔法石の上位互換とまではいっていない。
魔力電池は、魔法反応から魔力を取り出す装置である。辰砂(硫化水銀)に圧力を加えたときに発生する魔力を利用するタイプの物が多く、持続性が高いことが特徴である。一方で、一度に大量の魔力を取り出すことは難しく、また安定性や耐衝撃性は魔法石に比べて劣るため、小規模かつメンテナンスを必要としない魔導器具を作る際に利用される。
人口魔法石は、魔法石を参考にして作られた魔力を帯びた結晶であり、用途に応じて特化した物が作られている。総じて熱に弱い点が特徴であり、魔力密度は高いものの魔法石の上位互換とまではいっていない。
魔力電池は、魔法反応から魔力を取り出す装置である。辰砂(硫化水銀)に圧力を加えたときに発生する魔力を利用するタイプの物が多く、持続性が高いことが特徴である。一方で、一度に大量の魔力を取り出すことは難しく、また安定性や耐衝撃性は魔法石に比べて劣るため、小規模かつメンテナンスを必要としない魔導器具を作る際に利用される。