「パーツ/PSU」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
パーツ/PSU」を以下のとおり復元します。
**電源
・パーツに電力を供給するところで、要するに働く人の心臓のようなもの
・こいつが壊れると電気がたくさん流れて他のパーツまで壊れるということも・・・
 安すぎるのは避けたほうがいいとおもうよ?
・一通りほしいパーツを選び終わってから、必要な電力を計算してから選ぶのが普通
・○○○W(ワット)などで供給できる電力量が製品に表示されているので電力不足にならないように注意
・そして重要なことだけど
 電源には供給電力のほかに3.3V 5.0V 12Vと3種類の電圧出力があってこのうち12Vの出力をよく使うんだ
 この12Vってとこの電流A(アンペア)がたりないと、Wがたりてても電力不足になる
 なんか難しいからスレで聞いてくれたほうがいいかもしれん



電源は他のパーツを巻き込んで死ぬ。ケース付属や5000円以下の粗悪電源は避け方がいい。
電源容量は、全パーツの最大消費電力が電源容量の70%前後になるようにするのがベスト。
[[電源容量☆皮算用>http://www.cost-simulator.com/eco/eco3.html]]を使えばかなりわかりやすい。

あと電源で注意すべきは安定性とアンペア数。
電圧が変動しにくいものだとPCの動作も安定し、寿命も延びる。
大型のグラフィックボードを使用する際は製品詳細ページなどに書かれているトータルアンペア数にも注意。
40Aあれば大体間に合うだろう。
いらないケーブルを外しておける着脱式おすすめ。電磁波が漏れるのが嫌なら直付け。


**&aname(電源ユニット,option=nolink){電源ユニット}
AC アダプタタイプの電源も存在するが、ここでは通常のATX電源について。

-入力
--115V でも動作するが、100V に正式対応しているとさらに安心。まれに電源コードが付属しない(流用を想定している)モデルがあるので初自作では注意する。

-出力
--ワット数ではなく、12V が足りるかどうかを確認する。複数の系統がある場合、それぞれがどのパーツと接続されるかに注意し全ての系統で 12V が足りていなければならない。もう一度言うが、ワット数を見ても意味はない。大きいワット数なら 12V も大きめの傾向はあるが、12V 出力を見てなければ結局確認としてはまったく意味を成さないのだから。

-出力ケーブル
--接続したい機器の分が備わっているか確認する。プラグインにするかどうかはお好みで。

-コンデンサ
--壊れやすい部品ゆえに注目される。高級で耐久時間が長いものが使われていればそれだけ壊れにくくなる。店で表記されていることはあまりないので自作板の電源スレなどを参考に。

-冷却機構
--いい部品を使っただけでは不十分なので冷却も耐久性を決める重要な要素となる。&bold(){静音は冷却をさぼればどんな糞メーカーでも宣伝できる文句となるため十分注意すべき}(当然、冷却不足ではすぐ壊れる)。まともな静音製品というのは効率のいい(通常は大きい)ファンとヒートシンク、そして適切なファンコントローラーといった冷却機構を装備し、無駄に音を出さない(だけど必要なときにはしっかり冷やせる)ようなものを言う。

-排気
--ストレートタイプ、L字タイプなど。ケースやエアフローを考えて選択する。

-効率
--効率が上がると発熱が下がるため耐久性とも関連する。電気代の節約も地味に効果はある(場合によっては値段差がひっくり返るかも?)レベル。しかし無理して上位の認定を取得したものを選ぶ必要は無い。

-その他
--嘘を嘘と見抜けないと辛いが、電源スレなどで異常な故障率などが見られないことを確認するのもいい。なんだかんだで実際に稼動させた場合の耐久性は、すでに使った人から聞くのが手っ取り早いというものだ。
--さらに出力の波形などを気にする者もいるが、その違いが実際にどのように影響するかははっきりと分かってはいない。きれいな波形の方が良さそうというのは確かだが、現段階ではピュアオーディオの世界に近いものがあるのでそこまで足を突っ込むかどうかはお好みで。

**電源ユニット
-電源ユニットは ATX という規格に準拠した DOS/V パソコン専用のものを使う。
サイズに応じて ATX、SFX サイズがあるが、自作で利用するのは殆ど ATX サイズの電源である。
その他にも特殊な形状の規格があったりするが、とりあえず気にしなくて良い。
過去に 4 ピンコネクタ(いわゆる田コネ)の追加などの規格上の変更があったが、
最近は落ち着いているので現行の製品を選んでおけば規格上の問題はない。

-ATX 電源は規格で寸法/ネジ穴位置が決まっており、基本的に ATX 電源対応ケースであれば ATX 電源を積めるが、
ATX 電源の中には奥行きが長いものがあり、ケースによっては実は入らない事がある。電源ユニットとケースの寸法を確認しておこう。
ATX 電源は幅は 150mm、高さは 86mm で奥行きは 140mm 程度のものが多いが、中にはもっと奥行きがあるものもある。

-次に確認するべきはコネクタの数と電源容量。
例えば PCI-E 補助電源が必要なカードを何枚も使うなら PCI-E 補助電源ケーブルがその数揃っている電源が必要だし、
HDD を大量に積むならその数だけ SATA 電源ケーブルが出ている電源が要る。
容量は自分の組みたい PC の構成に合わせて選ぶ。電源容量は[[電源容量☆皮算用>http://www.cost-simulator.com/eco/eco3.html]]を利用するのが一番わかりやすい。
大抵の構成では 400W~650W を使う人が多いだろう。ハイエンド(高性能)グラフィックボードや HDD を多数搭載しない限り
消費電力は意外と少なく計算上は 200W 位でいけることも多いが、電源容量は3割くらい余裕を持たせるのが普通。
安い電源は W で大容量でも、スペックを詳細に見ると 12V の容量が少ないので電源容量は 12V に注意。
電源が装着できるかどうかはケースによる。ケースの仕様を確認しよう。
Antecの電源は比較的人気があるが、その中でCPシリーズは同社の一部のケース専用となっている。要注意。

-各端子の役割
+12VDC…まんま直流 12V の事。CPU・PCI-E 補助電源や 3.5 インチの HDD・光学ドライブが使用する。
これらのパーツを沢山積んでいたり消費電力の高いパーツがついてるほどアンペア数が高い必要がある。
+5VDC…まんま 5V の事。HDD、光学ドライブや PCI スロット・USB 等が利用する
+3.3VDC…そのまんま 3.3V の事。マザー上の各チップや拡張スロット等が利用する。
GND…基準電圧で0Vの事だと思っとけ
+5VSB…PC 電源がオフになってても背面スイッチがオンになっててコンセントが繋がっている限り供給され続ける待機電力。
-5VDC…-5V の事。基準電圧より 5V 低いという事。ISA バスという大昔の拡張スロットに必要だったが
今は ISA バスが無いマザーが多いので最近の電源にはついてない事もあるし、無くて困ることも無い。
-12VDC…-12V の事。基準電圧より 12V 低いという事。シリアルポート制御用 IC に必要だったが、最近の電源にはついてない。
PS_ON…この端子と GND をショートさせると電源が起動する。
PWR_OK…電源は起動してから電圧が安定するまでごく僅かにタイムラグがある。
この端子は電源の出力電圧が安定した後に、電圧が安定した事をマザーボードに知らせる為の端子である。
この端子が信号を出すタイミングが違う事でマザーボードと電源ユニットの間に相性が出る場合が稀にある。

-電源の中には Active PFC というタイプがあり、世間では省電力とか説明されているが電気代が安くなる事は無い。
ただ通常の電源だとコンセント側に多少ノイズを出してしまうがこれをある程度防げる。
注意点としては Active PFC 電源と矩形波出力の UPS を組み合わせると最悪ぶっ壊れるという事で、
Active PFC 電源を使うときは UPS は正弦波出力のものを使おう。

-入力電圧切り替えスイッチと日本仕様
PC 用電源ユニットの多くはグローバル仕様で、115V/230V の商用電源に対応している。
国内では 100V なので近い方の 115V にしておけば動作する。
たまに日本仕様として切り替えスイッチの無いものがあるが、単にスイッチに蓋をしてあるだけだったりする。
Active PFC 電源の場合は自動認識なので切り替えスイッチは無いが、
切り替えスイッチが無いからといってもスイッチが付いていないだけの非 Active PFC の可能性があるので Active PFC とは限らない。

-そして最後に最も重要なのが品質。80+GOLD 等は電力の変換効率の目安であって、品質とは一切無関係なので、
80GOLD 準拠でも粗悪で PC パーツを破壊しまくるキラー電源も沢山ある。
粗悪電源とは電源の波形が汚かったり故障しやすい部品を使っているもの等を指し、高価な PC パーツを巻き込んで故障したり燃えたりする。
数千円で売っているものはまず粗悪電源と思ってよい。そしてスリーブ軸受けのファンを使用している電源も、
スリーブ軸受けはすぐ駄目になりファンが停止し電源が加熱してぶっ壊れる原因である。
じゃあ何がいいのかというと、高価なニプロンや Zippy のものはまずハズレは無い。
その他にも Seasonic、DELTA、Seventeam、Antec あたりのものは比較的品質が良い傾向にあるが、機種によって当たり外れもある。
このあたりの事情は流動的なので自作する時に最新情報を集めよう。
比較的簡単な良質電源とそうでないものを見分ける方法として「重さ」がある。良質電源はズッシリと重い事が多い。

**電源コンセント
-厳密にはPCパーツではないが重要。
通常は PC の電源ユニット、モニタで最低二つは必要。
さらにスピーカー、モデム、ルータ、追加のモニタ(マルチ時)、USB 機器などで必要な場合がある。
多くの場合4~8個口程度の電源タップを使用することになるだろう。

-この電源タップにも品質の低いものが存在し、下手に「ねじって固定」などの機能を備えるものは接触が悪い場合がある。
サプライメーカーの多機能品よりは基本をおさえた国内電機メーカーの製品がお勧め。
PC 構成によっては電子レンジ以上の電流を流すことになるため、差込口だけでなくケーブルにも注意しよう。
もちろん規定を超える電流が流れないように接続すること。扇風機やヒーターでうっかりオーバーしないように。

-UPS を設置する場合は、その出力方式によっては接続してはいけない電気製品がある。
意外と知られていないので購入を考えている場合はよく調べてから。
例:矩形波出力の UPS と PFC 電源の組み合わせは駄目、等

復元してよろしいですか?

記事メニュー
目安箱バナー