成瀬の涌井評(ラジオ文化放送こちスポ)
自分の上に松坂さんがいて、下に涌井がいて、挟まれてる辛さはある
自分がタイプの違うピッチャーで本当に救われた
自分がタイプの違うピッチャーで本当に救われた
涌井が高校に入ってきた頃の印象
身体が弱そうですぐに怪我をしそうだと思った
全然しゃべらなかった
今でもあまりしゃべらないけどちょっと仲良くなった
「なにしてんすか」とか話しかけてくる
身体が弱そうですぐに怪我をしそうだと思った
全然しゃべらなかった
今でもあまりしゃべらないけどちょっと仲良くなった
「なにしてんすか」とか話しかけてくる
プロでは涌井の方が先に結果を出している
ひとつ上の先輩として負けていられない
成績面でも頑張って、先輩として涌井に言える立場になりたい
ひとつ上の先輩として負けていられない
成績面でも頑張って、先輩として涌井に言える立場になりたい
【涌井の憂鬱】(2年秋季大会後)
今の自分はすべてが足りない。コントロールも悪い。
体の開きが悪く、打者にボールがよく見えてしまうんです。
体格も細い方です。184センチで70キロしかないんです。
走り込みで鍛えて 78キロにはしたいと思っています。
体の開きが悪く、打者にボールがよく見えてしまうんです。
体格も細い方です。184センチで70キロしかないんです。
走り込みで鍛えて 78キロにはしたいと思っています。
マウンドで無表情なことについて、渡辺監督からは
「自信がなさそうに見える」と指摘されています。
でも、自分は性格的に表情が余りでないほうなんです。
「自信がなさそうに見える」と指摘されています。
でも、自分は性格的に表情が余りでないほうなんです。
多分次は背番号「1」ではないと思います。
先発もできないと覚悟しています。
先発もできないと覚悟しています。
すべては自分の問題だから解決しなければならないのですが
自分は負けず嫌いな方ではないので・・・
自分は負けず嫌いな方ではないので・・・
秋季大会で負けた後 3、4日は死んでいました。
滅茶苦茶に打たれた自分には納得していません。
小倉監督からは「地獄のそこからはい上がれ」と言われています。
滅茶苦茶に打たれた自分には納得していません。
小倉監督からは「地獄のそこからはい上がれ」と言われています。
延長戦で奮闘する横浜・涌井秀章君を助けた親友・石川雄洋君のプレー
(甲子園の星 2004年8月14日)
アナタには、親友と呼べる人がいますか? この人のために、力になってあげたい。そう思える友達はいますか?
今日の第3試合。横浜対京都外大西戦。延長11回、サヨナラ勝ちをおさめた横浜。
この試合を、京都外大西打線を0点に抑えたエース・涌井秀章君(投手・3年)。
そして、6回にケガを負いながらも、最後まで戦った石川雄洋君(三塁・3年)。
2人は親友です。この試合を勝利に導いた原動力の1つは、この2人の友情でした。
この試合を、京都外大西打線を0点に抑えたエース・涌井秀章君(投手・3年)。
そして、6回にケガを負いながらも、最後まで戦った石川雄洋君(三塁・3年)。
2人は親友です。この試合を勝利に導いた原動力の1つは、この2人の友情でした。
6回、左中間に三塁打を放ち、三塁に頭から滑り込んだときに、三塁手の膝で首などを強打。
しばらく、ピクリとも動かなかった石川君が、しばらくして担架で救護室へ運ばれました。
「意識が飛んでいました。担架の上でやっと気がついたんです」
しばらく、ピクリとも動かなかった石川君が、しばらくして担架で救護室へ運ばれました。
「意識が飛んでいました。担架の上でやっと気がついたんです」
救護室で、氷で冷やすなどの処置を受ける間、付き添っていた小倉部長が、石川君に聞きました。
「大丈夫か? この後、出るか出ないかは、お前の判断に任せるぞ」
「大丈夫です。出させてください」と、石川君。
10回表には三遊間のゴロに飛びつく好守備。ケガをしていることを思えば、思わず目をそむけてしまう痛そうなプレー (>_<)。
「グラウンドでは集中していて、痛みを忘れていました。ワクが頑張って投げていた。
辛かったけど、頑張らなきゃいけないと思っていました。どうにかして助けてあげたかったんです」試合後、石川君は振り返りました。
辛かったけど、頑張らなきゃいけないと思っていました。どうにかして助けてあげたかったんです」試合後、石川君は振り返りました。
その回の守備が終わると、涌井君と石川君は、ベンチの奥へ駆け込み、2人並んで腰掛けました。
石川君は、頭と左肩を冷やし。隣に座る涌井君は、初めての延長で疲れもピーク。
呆然としていました。控えの千葉政秀君(投手・3年)がそっとタオルで汗をぬぐってあげていました。
もう、そんな気力すら残っていないのかな…。そんな不安がよぎる2人の光景。
ふと、石川君が言いました。
「ワク、がんばろ」
「うん、絶対勝とうね」と、コクリと涌井君がうなずきました。
石川君は、頭と左肩を冷やし。隣に座る涌井君は、初めての延長で疲れもピーク。
呆然としていました。控えの千葉政秀君(投手・3年)がそっとタオルで汗をぬぐってあげていました。
もう、そんな気力すら残っていないのかな…。そんな不安がよぎる2人の光景。
ふと、石川君が言いました。
「ワク、がんばろ」
「うん、絶対勝とうね」と、コクリと涌井君がうなずきました。
「タケ(石川)はね、前は、打てないと試合中に切り替えができなくて、落ち込んでばかりいた。気が弱いの。監督に怒られるとすぐにヘコんじゃうしね (笑)。
でも、今のタケ(石川)は違う。強くなったし、切り替えがうまくなった。友達としても心強いです」と涌井君。
試合中、涌井君によく声をかけてくれるのも、石川君と一塁の佐藤俊司君。
でも、今のタケ(石川)は違う。強くなったし、切り替えがうまくなった。友達としても心強いです」と涌井君。
試合中、涌井君によく声をかけてくれるのも、石川君と一塁の佐藤俊司君。
「俊司(佐藤君)は自分を叱る言葉。タケ(石川君)は優しい言葉。両極端の言葉でバランス取れてるでしょ(笑)?」と涌井君。
マイペースな性格で、感情を表に出さない石川君に、いつも渡辺監督は「闘志を出せ!」と檄を飛ばします。
今年、夏を迎える前には帽子のツバに「鬼迫」と書きました。それは、「気迫」よりも、もっと闘志を出したプレーをしたい、という強い思いが込められていました。
今日の、ケガをおしてのプレーは、「気迫」…いえ、「鬼迫」あふれるプレー。この2試合で、9打数7安打と絶好調!
そういえば、大会前に「自分、甲子園では、ワクのために絶対打ちますよ!」そう、約束してくれたっけ (^O^)。
体を張ったプレーで親友を助け、勝ちを呼び込んでくれた石川君。
今年、夏を迎える前には帽子のツバに「鬼迫」と書きました。それは、「気迫」よりも、もっと闘志を出したプレーをしたい、という強い思いが込められていました。
今日の、ケガをおしてのプレーは、「気迫」…いえ、「鬼迫」あふれるプレー。この2試合で、9打数7安打と絶好調!
そういえば、大会前に「自分、甲子園では、ワクのために絶対打ちますよ!」そう、約束してくれたっけ (^O^)。
体を張ったプレーで親友を助け、勝ちを呼び込んでくれた石川君。
--この2年半。いつも隣にいた。いつも隣で元気づけてくれた。
そして、元気づけてきた。今、この甲子園の大舞台でも、隣にいて頑張る親友のために--。
そして、元気づけてきた。今、この甲子園の大舞台でも、隣にいて頑張る親友のために--。
高校野球で出会った「仲間」。高校野球が深めてくれた「友達」の絆。
それは、決してお金でなんか手に入らない。かけがいのない宝物だよね。
それは、決してお金でなんか手に入らない。かけがいのない宝物だよね。
「ワクには、甲子園で150キロ、出してほしいな~ (^O^)」と、石川君。
涌井君、親友の期待に応えられるかなo(^-^)o!?
涌井君、親友の期待に応えられるかなo(^-^)o!?