4月10日
「涌井のために」 西武打線爆発
西武打線が“4度目の正直”で涌井に大きなプレゼントを贈った。
ロッテ・久保の不安定な立ち上がりをとらえた。一回一死から連打で一、二塁にすると、4番ブラゼルが先制の中前適時打。続くG・G・佐藤と中村が連続適時二塁打し、5連打で4点を挙げた。さらに二死から細川も適時打を放ち、この回一挙に5点得点。女房役は「涌井のためだけに打った」と満足げだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000970-san-spo
ロッテ・久保の不安定な立ち上がりをとらえた。一回一死から連打で一、二塁にすると、4番ブラゼルが先制の中前適時打。続くG・G・佐藤と中村が連続適時二塁打し、5連打で4点を挙げた。さらに二死から細川も適時打を放ち、この回一挙に5点得点。女房役は「涌井のためだけに打った」と満足げだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000970-san-spo
西武打線大爆発!!涌井に大きなプレゼントを贈った。
「涌井のために」・・・・
野手陣には強い思いがあった。この日は全体練習開始の2時間前からグラウンドに姿を現し、精力的に打ち込んだ。打撃投手を買って出た大久保コーチは「なんとかワク(涌井)に勝たせてあげたい。みんなその気持ちだけですよ」と選手の思いを代弁する。
野手陣には強い思いがあった。この日は全体練習開始の2時間前からグラウンドに姿を現し、精力的に打ち込んだ。打撃投手を買って出た大久保コーチは「なんとかワク(涌井)に勝たせてあげたい。みんなその気持ちだけですよ」と選手の思いを代弁する。
これまで再三、涌井を見殺しにしてきた。昨季17勝の最多勝投手は、今季ここまで先発した3試合で防御率1.52と好投していたが、勝ち星なしの2敗。リーグ首位の19本塁打を放っている打線が、なぜか涌井の登板時は3試合で計5点に終わっていたのだ。
それだけに、 渡辺監督が「ワクのときはなかなか点が取れないね」と頭を悩ませていた矢先の大爆発。その後もブラゼルの2ランなどで五回までに13安打13得点の猛攻撃。白星に見放されてきたエースを強力援護し、首位を走る若きチームの結束が、さらに強まった。
6月12日
クール涌井ガッツポーズやっちゃいました
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20080612124.html
【西6―3神】最大のピンチは7回だ。2死満塁で迎えるは阪神・新井。西武・涌井はここで執念を見せた。
142キロの直球を見せた後、低めにフォークボールを連投した。新井のバットが続けて空を切ると、細い目を見開いてガッツポーズ。
マウンド上ではあまり感情を表さない右腕の、この日の苦しさが伝わってきた。「あそこは三振しか狙っていなかった。思わず(ガッツポーズを)やってしまった」。
毎回のように走者を背負いながら8回を1失点で耐えた。苦しみの中でやっとつかんだ白星だった。
【西6―3神】最大のピンチは7回だ。2死満塁で迎えるは阪神・新井。西武・涌井はここで執念を見せた。
142キロの直球を見せた後、低めにフォークボールを連投した。新井のバットが続けて空を切ると、細い目を見開いてガッツポーズ。
マウンド上ではあまり感情を表さない右腕の、この日の苦しさが伝わってきた。「あそこは三振しか狙っていなかった。思わず(ガッツポーズを)やってしまった」。
毎回のように走者を背負いながら8回を1失点で耐えた。苦しみの中でやっとつかんだ白星だった。
これで6勝5敗。なかなか貯金が増えない理由の一つに、投球スタイルのぶれが挙げられる。
今季は「この歳(21歳)で140キロではまずい」と言い、球速アップを宣言。夏場の達成をめどに、春から遠投中心の調整に変えた。
だが、なかなか数字に出ない。この日も平均で140キロに満たない昨年と同じだった。「これから成果が出てくる」と大迫トレーニングコーチは言うが…。
今季は「この歳(21歳)で140キロではまずい」と言い、球速アップを宣言。夏場の達成をめどに、春から遠投中心の調整に変えた。
だが、なかなか数字に出ない。この日も平均で140キロに満たない昨年と同じだった。「これから成果が出てくる」と大迫トレーニングコーチは言うが…。
「最近、いい投球をしてなかったんで、気合を入れました」と涌井。これで球速が上がってくれば、もっと楽に勝てるようになるのだろうか。
目標とする北京五輪は、もうすぐだ。
目標とする北京五輪は、もうすぐだ。
7月10日
西武・帆足、「涌井安心させる」力投
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/npb/164289/
肌は小麦色に輝き、肩口までかかる長髪は茶色く染め抜かれている。西武の帆足は自他共に認める「チャラ男(ちゃらちゃらした男)」だ。
しかしその内面には、熱い血潮が流れている。「ワク(涌井)が安心して五輪に行けるように、岸と俺でがんばらないと」
肌は小麦色に輝き、肩口までかかる長髪は茶色く染め抜かれている。西武の帆足は自他共に認める「チャラ男(ちゃらちゃらした男)」だ。
しかしその内面には、熱い血潮が流れている。「ワク(涌井)が安心して五輪に行けるように、岸と俺でがんばらないと」
ただでさえ苦しい先発投手陣から、8月は五輪代表にエース涌井が招集される。
その右腕と、キャッチボールや筋力トレーニングを常にともにしているのが帆足だ。
休憩時間にはサッカーボールを取り出し、2人でリフティングに興じる。29歳の帆足と、22歳の涌井の間に“距離”はない。
その右腕と、キャッチボールや筋力トレーニングを常にともにしているのが帆足だ。
休憩時間にはサッカーボールを取り出し、2人でリフティングに興じる。29歳の帆足と、22歳の涌井の間に“距離”はない。
涌井が無四球完投勝利を上げた22日の楽天戦。お立ち台で右腕は「8月はいませんが、自分の代わりに帆足さんががんばってくれると思います」とファンに茶目っ気たっぷりに呼びかけた。
代表候補に選ばれながらも最後の最後で落選した背番号47。
しかし、そんな悔しさはみじんも見せず「あいつは野球が好きだから(五輪期間中も)西武のことが気になるでしょ。
(帰ってきたときに)2位に落ちてたらしゃれにならない」と言葉に力を込めた。
代表候補に選ばれながらも最後の最後で落選した背番号47。
しかし、そんな悔しさはみじんも見せず「あいつは野球が好きだから(五輪期間中も)西武のことが気になるでしょ。
(帰ってきたときに)2位に落ちてたらしゃれにならない」と言葉に力を込めた。
北の大地の首位決戦。4・5差をつけているとはいえ、落としたくない大事な初戦は多田野との緊迫した投手戦となった。
前回3日の日本ハム戦では六回途中6失点でKOされた雪辱のマウンドでもある。
この日は同点に追いついた六回、先制本塁打を許した小谷野にまたしても勝ち越し打を左前に運ばれたが、続くボッツと鶴岡をパームボールで連続空振り三振に切ってとり、なんとかしのいだ。
前回3日の日本ハム戦では六回途中6失点でKOされた雪辱のマウンドでもある。
この日は同点に追いついた六回、先制本塁打を許した小谷野にまたしても勝ち越し打を左前に運ばれたが、続くボッツと鶴岡をパームボールで連続空振り三振に切ってとり、なんとかしのいだ。
3年ぶりの2ケタ勝利まであと1勝。エースの後釜を託すのは、この男しかいない。




