1.フェアリーテイマーの特徴
1-1.種族について
ルーンフォークはこの技能を習得できません(妖精を見ることが出来ないため)。
グラスランナーは習得してもMPがないため(使用するには常に魔晶石が必要)、お勧めできません。
ナイトメアは種族特徴の[異貌]を使えば、鎧によるペナルティを受けずに魔法を使えます。
グラスランナーは習得してもMPがないため(使用するには常に魔晶石が必要)、お勧めできません。
ナイトメアは種族特徴の[異貌]を使えば、鎧によるペナルティを受けずに魔法を使えます。
1-2.経験点テーブル
魔法使い系技能はすべて経験点テーブルAとなります。
1-3.扱える装備
妖精魔法を使うには「妖精使いの宝石」を複数(最大6個)装備する必要があります。
宝石ケースなどで一箇所に複数装備可能ですが、最大の6個同時装備できる「華美なる宝石飾り」は名誉点が必要です。
宝石ケースなどで一箇所に複数装備可能ですが、最大の6個同時装備できる「華美なる宝石飾り」は名誉点が必要です。
1-4.習得できる戦闘特技
固有の戦闘特技はありません。
《魔法拡大/**》、《魔法誘導》、《魔法収束》、《魔法制御》あたりを取るのが一般的で、優先順位や取捨選択で個性が出ます。
《MP軽減/フェアリーテイマー》(Lv5-)、《武器習熟/スタッフ》という選択肢もあります。
魔法戦士なら《マルチアクション》(Lv5-)は必須。
《魔法拡大/**》、《魔法誘導》、《魔法収束》、《魔法制御》あたりを取るのが一般的で、優先順位や取捨選択で個性が出ます。
《MP軽減/フェアリーテイマー》(Lv5-)、《武器習熟/スタッフ》という選択肢もあります。
魔法戦士なら《マルチアクション》(Lv5-)は必須。
1-5.他の技能との相性
妖精魔法は攻撃にも回復にも補助にも活躍できる反面、全てが中途半端です。
消費MPが少なめでハードレザーにペナルティがないなど魔法戦士としては魅力的ですが、成長の遅さに注意が必要です。
消費MPが少なめでハードレザーにペナルティがないなど魔法戦士としては魅力的ですが、成長の遅さに注意が必要です。
高レベルではワープしたり空間を遮断したり神を降臨させたり出来る他の魔法と比べて、基本ルールの範囲ではせいぜい近くに地震を起こす程度で迫力に欠けます。
ウィザーズトゥームの上級妖精魔法ルールを導入した場合には、この辺りの状況も多少変わってきます。
ウィザーズトゥームの上級妖精魔法ルールを導入した場合には、この辺りの状況も多少変わってきます。
技能 | 評価 | 解説 |
ファイター | ○ | 攻撃と魔法を同時に行うためには《マルチアクション》が必要です。 フェアリーテイマーの場合、召喚した妖精に魔法を任せることで同時に攻撃を行うこともできます。 金属鎧はペナルティがあります。 《タフネス》(自7)、《バトルマスター》(自13) |
グラップラー | ○ | 攻撃と魔法を同時に行うためには《マルチアクション》が必要です。 フェアリーテイマーの場合、召喚した妖精に魔法を任せることで同時に攻撃を行うこともできます。 《追加攻撃》(自1)、《投げ攻撃》(自1)、《カウンター》(自7)、《バトルマスター》(自13) |
フェンサー | ○ | 攻撃と魔法を同時に行うためには《マルチアクション》が必要です。 フェアリーテイマーの場合、召喚した妖精に魔法を任せることで同時に攻撃を行うこともできます。 |
シューター | △ | 射撃攻撃と魔法を同時に行うことはできません。 フェアリーテイマーであれば、召喚した妖精に魔法を任せることで同時に射撃攻撃を行うことができます。 回避は《射手の体術》(7-)を習得しなければ平目で回避です。 |
ソーサラー | △ | 両立しますが、重複する部分が多い上にMP管理が重要になります。 妖精を召喚すれば、真語魔法と妖精魔法の同時展開も可能です。 MP上昇量は累積します。 |
コンジャラー | ○ | 両立しますが、MP管理が重要になります。 妖精を召喚すれば、操霊魔法と妖精魔法の同時展開も可能です。 MP上昇量は累積します。 |
プリースト | △ | 両立しますが、重複する部分が多い上にMP管理が重要になります。 妖精を召喚すれば、神聖魔法と妖精魔法の同時展開も可能です。 MP上昇量は累積します。 |
マギテック | ○ | 両立しますが、魔法のコントロールやMP管理など重要になります。 妖精を召喚すれば、魔動機術と妖精魔法の同時展開も可能です。 MP上昇量は累積します。 |
スカウト | ○ | 両立します。【フェアリーウィッシュ】により戦闘以外での判定を補助できます。 《トレジャーハント》(自5)、《ファストアクション》(自7)、《影走り》(自9)、 《トレジャーマスター》(自12)、《匠の技》(自15) |
レンジャー | ○ | 両立します。【フェアリーウィッシュ】により戦闘以外での判定を補助できます。 《治癒適性》(自5)、《不屈》(自7)、《ポーションマスター》(自9)、 《韋駄天》(自12)、《縮地》(自15) |
セージ | ○ | 両立します。【フェアリーウィッシュ】により戦闘以外での判定を補助できます。 《鋭い目》(自5)、《弱点看破》(自7)、《マナセーブ》(自9)、 《マナ耐性》(自12)、《賢人の知恵》(自15) |
エンハンサー | ○ | 両立しますが、MPは増えません。 |
バード | ○ | 両立します。魔法と呪歌を同時に行うためにはペット(もしくはあらかじめ妖精の召喚)が必要です。 |
ライダー | ○ | 両立します。 |
アルケミスト | ○ | 両立します。 |
1-6.魔法の行使条件
妖精使いの宝石を一定数身に付け、動作は不要であり発声のみ必要。(I131) 金属鎧にペナルティがあります。
鎧による行使判定のペナルティ
- 金属鎧(-4) (I126)
1-7.長所と短所
魔法使い系技能の中では鎧ペナルティが少なく、また攻撃・回復・補助といろいろな魔法がそろっています。
また抵抗に失敗するとダメージ+補助効果となる魔法が多く、一度に様々な影響を与えられます(後述の上級版ではいくつか削減)。
属性が幅広いので弱点を暴ければ有効に活用できるほか、シュートアローで必中物理ダメージ(〈魔力の矢〉等を使えば必中魔法ダメージ)を与えることも出来ます。
消費MPも少なめ。
戦闘以外で出目を+1または+2する魔法が地味に強力。
また抵抗に失敗するとダメージ+補助効果となる魔法が多く、一度に様々な影響を与えられます(後述の上級版ではいくつか削減)。
属性が幅広いので弱点を暴ければ有効に活用できるほか、シュートアローで必中物理ダメージ(〈魔力の矢〉等を使えば必中魔法ダメージ)を与えることも出来ます。
消費MPも少なめ。
戦闘以外で出目を+1または+2する魔法が地味に強力。
一方で攻撃ならソーサラー、支援ならコンジャラー、回復ならプリーストのほうが優秀です。
中途半端な印象がぬぐえません。
ただ、コンジャラーについては、重複する部分が少ないので両立可能です。
中途半端な印象がぬぐえません。
ただ、コンジャラーについては、重複する部分が少ないので両立可能です。
ウィザーズトゥーム導入による上級版では、契約のとり方を工夫することで攻撃、支援、回復と様々な役割に回れます(下記参照)。
1-8.上級妖精魔法ルール
ウィザーズトゥーム導入によって選択できるルールです。
それまでは、レベルが上昇すると決められた妖精魔法が使えるようになるだけでしたが、このルールを導入すると、ある程度任意の魔法を選んで習得できるようになります。
それまでは、レベルが上昇すると決められた妖精魔法が使えるようになるだけでしたが、このルールを導入すると、ある程度任意の魔法を選んで習得できるようになります。
フェアリーテイマー技能が1レベル上昇するごとに、「土」「水・氷」「炎」「風」「光」「闇」の6つの中から2つを選んで、それぞれのクラスを+1できます。
それに伴い、妖精魔法も「基本」「土」「水・氷」「炎」「風」「光」「闇」「特殊」に分別されました。
「基本」はフェアリーテイマー技能のレベルに応じて、各属性の魔法はその属性の契約クラスに応じて解禁されます。
「特殊」は、全属性と契約している場合のみ解禁されます。
それに伴い、妖精魔法も「基本」「土」「水・氷」「炎」「風」「光」「闇」「特殊」に分別されました。
「基本」はフェアリーテイマー技能のレベルに応じて、各属性の魔法はその属性の契約クラスに応じて解禁されます。
「特殊」は、全属性と契約している場合のみ解禁されます。
基本
【フェアリーウィッシュ】や【サモンフェアリー】といった、妖精の助けを得る魔法です。
15種類の魔法が存在します。
15種類の魔法が存在します。
【フェアリーウィッシュ】には、契約している妖精の属性に応じたおまけ効果があります。
また魔晶石を必ず消費する必要はありますが、【サモンフェアリー】等で妖精を召喚し行使させれば、知力が低いキャラクターでも魔法攻撃や回復役をこなせます。
なお、【サモンフェアリー】効果中は自分では妖精魔法は使えなくなりますが、他系統の魔法には制限は及ばず同時に使うことも可能です。
また魔晶石を必ず消費する必要はありますが、【サモンフェアリー】等で妖精を召喚し行使させれば、知力が低いキャラクターでも魔法攻撃や回復役をこなせます。
なお、【サモンフェアリー】効果中は自分では妖精魔法は使えなくなりますが、他系統の魔法には制限は及ばず同時に使うことも可能です。
各属性
光と闇を除き、各属性にその属性に応じた攻撃魔法があります。
各属性15種類の魔法が存在します(が、契約ルールの都合で、レベル15ではどう頑張っても全属性の妖精魔法を行使できません)。
以下に、それぞれの属性の大まかな特徴を挙げます。
各属性15種類の魔法が存在します(が、契約ルールの都合で、レベル15ではどう頑張っても全属性の妖精魔法を行使できません)。
以下に、それぞれの属性の大まかな特徴を挙げます。
- 土
土の壁や橋を作る魔法のほかに、地に触れている相手を転倒させる魔法が多いです。
味方の攻撃を当てやすくするために習得するといいでしょう。
味方の攻撃を当てやすくするために習得するといいでしょう。
- 水・氷
水をコントロールする魔法や水上・水中での活動を手助けするです。
強いて挙げるなら、命中などの行動判定の達成値を増減させる魔法が目立ちます。
強いて挙げるなら、命中などの行動判定の達成値を増減させる魔法が目立ちます。
- 炎
物を燃やす魔法の他に、比較的攻撃魔法が多い属性です。
攻撃要員になりたいなら、迷わずこの属性との契約に専念しましょう。
攻撃要員になりたいなら、迷わずこの属性との契約に専念しましょう。
- 風
浮遊や飛行、音に関する魔法が多いです。
高ランクになると、空中の敵を転倒させることができるようになるため、若干土属性と競合します。
高ランクになると、空中の敵を転倒させることができるようになるため、若干土属性と競合します。
- 光
回復がメインの魔法です。というか、攻撃魔法がないので回復しかできません。
光魔法に特化すれば、固定値で回復できる(=威力表を振らない)ためプリーストより比較的安定した回復役ができます。
光魔法に特化すれば、固定値で回復できる(=威力表を振らない)ためプリーストより比較的安定した回復役ができます。
- 闇
相手の精神を乱す魔法がメインです。光属性と同様、攻撃魔法はありません。
クセの強い魔法が多いですが、戦闘・非戦闘を問わず強力な効果を発揮します。
クセの強い魔法が多いですが、戦闘・非戦闘を問わず強力な効果を発揮します。
特殊
全属性と契約している場合に行使できる、「カオス」と名のつく魔法群です。
5種類しか存在しませんが、契約している妖精の中で最も低いクラスを参照します。
全て攻撃魔法で、ほとんどが「純エネルギー属性」です。
5種類しか存在しませんが、契約している妖精の中で最も低いクラスを参照します。
全て攻撃魔法で、ほとんどが「純エネルギー属性」です。
2.考察など
【フェアリーウィッシュ】で戦闘以外なら判定に補正がかかるので、その他系の技能とあわせると強力です。
ちなみに敵と遭遇した後の魔物知識判定や先制判定は戦闘内と見なされます。
また戦利品決定ロールは判定ではないので補正できません。
ちなみに敵と遭遇した後の魔物知識判定や先制判定は戦闘内と見なされます。
また戦利品決定ロールは判定ではないので補正できません。
2-1.お勧め装備品
「カトレアの花冠」魔法の射程を10m伸ばすことができる。高レベルでの頭装備はこれ一択といって差し支えが無い。
《武器習熟/スタッフ》を取れば装備したスタッフの魔法ダメージ増加やMP消費減などの恩恵が受けられるが、魔法使いは習得すべき特技が多いので悩みどころ。
2-2.召喚できる妖精
基本的に、召喚される妖精のレベルは「【サモンフェアリー】の使えるレベル+1」であり、使える魔法はその妖精の属性のレベルと同ランクまでの妖精魔法となる。
【サモンフェアリー】(2レベル)
- ヴァンニク(水・氷)※BT・140
- ムリアンの群れ(土)※BT・141
- ウィル・オー・ウィスプ(光)※WT・171
【サモンフェアリーII】(4レベル)
- シェイド(闇)※BT・142
- スプライト(光)※BT・142
【サモンフェアリーIII】(6レベル)
- ウンディーネ(水・氷)※BT・142
- サラマンダー(炎)※BT・143
- シルフ(風)※BT・143
- ノーム(土)※BT・143
【サモンフェアリーIV】(8レベル)
- ドライアード(土)※BT・144
- パック(風)※BT・144
- フラウ(水・氷)※BT・144
【サモンフェアリーV】(10レベル魔法)
- カロン(闇)※WT・171
【サモンフェアリーVI】(12レベル魔法)
- ムスペル(炎)※WT・171
- ニンフ(光)※WT・171
【サモンフェアリーVII】(14レベル魔法)
- スカディ(水・氷)※BT・145
- スレイプニール(風)※BT・145
【フェアリーロード】(15レベル魔法)
- イフリート(炎)※BT・146
- ジン(風)※BT・146
- タイタン(土)※BT・147
- ミーミル(水・氷)※BT・147
- ティタニア(光)※WT・172
- メイヴ(闇)※WT・172
2-3.妖精との契約
契約についての詳細はWTに任せるとして、雑ながらまとめますと……。
- それぞれクラス8まで
クラス8まで上げておけば、他属性の妖精が補填してくれるおかげで、レベル15になった頃にはランク15の魔法を行使できるようになります。
よほどの事(フレーバーなど)がない限り、クラス8を超える契約は無意味です。
よほどの事(フレーバーなど)がない限り、クラス8を超える契約は無意味です。
- 【カオス・イクスプロージョン】を使うには
名前、効果、抵抗:必中……全ての要素で気を引かれる【カオス・イクスプロージョン】ですが、行使までの道のりは遠いです。
簡単に言うと、レベル15かつ全属性クラス5でないと行使できません。
(ビルドの自由度を損ないます。逆に言うと、何も考えずにビルドできます)
それに伴い、【サモン・フェアリーVI】以降の妖精召喚魔法が死に魔法になります。
それを吟味した上で、行使したいか否かを判断しましょう。
簡単に言うと、レベル15かつ全属性クラス5でないと行使できません。
(ビルドの自由度を損ないます。逆に言うと、何も考えずにビルドできます)
それに伴い、【サモン・フェアリーVI】以降の妖精召喚魔法が死に魔法になります。
それを吟味した上で、行使したいか否かを判断しましょう。
- レベル15になったら
契約クラスの合計は、フェアリーテイマー技能レベル×2となります。
つまり、レベル15が最大である限り、契約クラスの合計の最大値は30です。
クラス8まで契約できる妖精は最大3体までで、余りは6、すなわち最高ランクの魔法を行使できるのは最大3つの属性までになります。
逆に考えると、そこまで特化した2人がいれば、特殊以外の全妖精魔法を行使できる(してもらえる)ことになります。
それをよしとするか、1人である程度こなせるようにするかは、PTやPCの能力値と相談してください。
つまり、レベル15が最大である限り、契約クラスの合計の最大値は30です。
クラス8まで契約できる妖精は最大3体までで、余りは6、すなわち最高ランクの魔法を行使できるのは最大3つの属性までになります。
逆に考えると、そこまで特化した2人がいれば、特殊以外の全妖精魔法を行使できる(してもらえる)ことになります。
それをよしとするか、1人である程度こなせるようにするかは、PTやPCの能力値と相談してください。
x.フェアリーテイマーこぼれ話
- 【フェアリーマスター】と【オース】
フェアリーテイマーの9レベル魔法【フェアリーマスター】は、7レベル以下の妖精を召還する魔法です。
召還される妖精は、この魔法が使える頃には弱く感じますが、ザイアの特殊神聖魔法【オース】の対象にすることができますので、機会があれば活用してみてはどうでしょうか。
召還される妖精は、この魔法が使える頃には弱く感じますが、ザイアの特殊神聖魔法【オース】の対象にすることができますので、機会があれば活用してみてはどうでしょうか。
なお、ウィザーズトゥーム導入後ならより早い段階から使える【サモンフェアリー】で同様のことが可能です。