KV-1

これが祖国の技術力


HP :640
火力:160(85mm砲) 450(122mm榴弾砲)
貫通:120(85mm砲) 61 (122mm榴弾砲)
速度:最高34km/10km 巡航速度約20~28km程度

車両概要

Tier5になっていきなり飛び出す重戦車らしいパワフルな車両。
全周重装甲の砲塔や中戦車に比べて分厚い車体装甲に加え、85mm砲と122mm榴弾砲の優秀な火力を持ち合わせるTier5の問題児!
ここで対重戦車戦闘の基本を身に付けないと先のTierで苦労しますぞ!

強さ

僅かながら傾斜のある正面装甲70mm、(改良)砲塔装甲は全周均一110mmを誇る分厚い装甲が驚異的です。
HPも640と高く、これまでの軽・中戦車や似非重戦車と比べて段違いのタフさを発揮します!

最終的に二種類の強力な火砲を備えています。
85mm砲は絞り込みこそ遅めですが、単発火力160と早めの連射力が重戦車特有の隙を上手に隠します。
相手が発砲したからと言ってのんびり前に出ると、最悪の場合、履帯ハメの受けることになります……
122mm榴弾砲は所謂105mm榴弾砲と似たような特性をもつ砲です。
精度は85mmに輪をかけて低い数値ですが、やはり同格や格下車両への一撃のリターンは目を見張るものがあります。

弱さ

確かに分厚い装甲ですが、車体正面に弱点が多く存在します。
Tier4程度の主砲でも綺麗に当たれば貫通できるほどの薄さなので、不動の構えで通路に陣取っていると思っている以上に削られます!
詳しくは後述。

機動性能は中戦車のそれに比べ、はるかに劣る鈍足車両です。
前線に到達するまでに不用意に味方がプッシュを始めて崩壊することもしばしば……
砲塔旋回速度は特に遅く、軽・中車両の回り込み(所謂NDK)には追いつけずに一方的に攻撃されるので、孤立している場合は……

視認距離と隠蔽率もこれまでの軽・中車両に比べて一気に悪化します。
310mの短視界は拡張パーツで補ってなお不足がち。
隠蔽率も重戦車らしく、皆無とも言えます。

実際どうするか

やはり重装甲鈍足車両の基本、相手の土俵でまともに戦わないことが重要です。
相手の低速短視界を突いて、取り巻きの車両や先行してくる車両をなるべく無傷かつ迅速に処理するべきです!
遠距離で弱点を狙撃することは難しいですが、随伴車両や偵察車両を先に始末することで、310m以遠の撃ち合いを有利に運ぶことができます。
KV-1が単独でも視界を取れるぐらいまで前進してくるようならば、履帯を狙うべきです。
前に出てきたところを上手く足止めし、そのままハメることで味方の自走砲や駆逐戦車の的に仕立て上げることができます。
310~350m程度の距離で上手に相手をいなしていきましょう!

撃ち合いに持ち込まれた場合は相手の火砲を見極めましょう。
85mm砲は想像以上の手数で押し切ってくる為、不用意に回りこみを狙うと側面に付くまでに蜂の巣に……
122mm砲の場合は単発火力が高く、軽戦車の場合は貫通して一撃で即死してしまいます。
とはいえ、いまいち貫けない砲でチビチビ正面を撃っても埒が明かないのもまた事実!
随伴車両や火砲の見極めができたら、隙を見て側背面を狙うために展開すべきです。
仮に単独で倒しきれなくとも、KV-1の砲塔旋回速度は遅いので味方と共に動けば両対応されることは少ないはず。
先の砲戦の時のように履帯を切ってから回りこむことで、車体旋回を上乗せされて追いつかれることもなくなります。

敵軍のカバーが厚い時は無理に回りこむ必要はありません。
後述の弱点狙撃や履帯ハメを徹底して、KV-1と拮抗状態を作りましょう。
同格駆逐戦車や自走砲ならば十分にKV-1にダメージを与えられるので、彼らの援護を待つのが無難。
KV-1にサイトを合わせながらTキーで攻撃要請ができるので合わせてどうぞ。(尚、要請しても味方が合わせてくれるとは限りません)

兎角強力な戦車であるKV-1ですが、軽・中戦車の強みである隠蔽率や機動力を駆使して上手に翻弄しましょう。
間違ってもヤケクソで正面特攻をしないように!

ここが弱点だよKV-1

さて、最後に皆様の怨敵KV-1の弱点を紹介します。

※実はKV-1Sの画像ですが、デザイン自体は同じなのでご了承ください※
画像赤枠内は数値よりも遥かに薄く、Tier4~5の砲でも当たりさえすれば十二分に貫通が見込めます。
特に車体首元のドライバー窓の中央切れ込み部分は最も装甲が薄い場所です。
装甲厚は機銃口と窓全体が約60mm、窓の切れ込みが約40mmです。
昼飯の角度も合わさると貫徹力が大体70~80mm程度あれば弱点狙撃ならばダメージが通る可能性があります。

課金弾や同格駆逐戦車等、十分に貫通力がある場合はオレンジ色の枠内の車体下部を撃つべきです。
貫通力が100mm以上ある場合はほぼ貫通し、機銃口は窓に比べて狙いやすいはず!
車体上部の傾斜込装甲厚は約90mm、下部は約85mm程度です。
昼飯の角度を加味すると、大体100mm~110mm程度あれば貫通が見込めます。

十分な貫通で車体下部を狙ったにも関わらず、なぜか跳弾することがあります。
それは車体下部の少し上、ものすごくきつい傾斜のかかった装甲の折れ目のような部分に着弾しています。
こればっかりはどうしようもないので、自分と自車の貫徹力を信じてもう一度下部を狙いましょう。

そして最後にもうひとつ。
正面からの弱点狙撃に頼るのは、対重戦車戦闘の最後の手段です。
なるべくそのような状態にならないよう、回り込み攻撃や自走砲の支援を受けられる立ち回りを意識しましょう!
最終更新:2013年10月28日 14:58
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