クリスマスに届いた愛
原題:One Magic Christmas
公開:1985年11月22日
時間:90分
監督:
フィリップ・ボーゾス*
ストーリー
サンタクロースは天使のギデオンに、ジニー・グレインジャーにクリスマスの精神を取り戻させるという指令を与える。
主婦のジニー・グレインジャーは夫のジャック、息子のカル、娘のアビーと四人暮らし。ジャックは失業して6ヶ月無職のままで、ジニーのスーパーマーケットのパートだけが収入源だった。一家はジャックの夢であるバイクの店のために節約をしており、ジニーにはクリスマスを楽しむつもりは一切無い。
12月22日。ギデオンはアビーに接触し、ジニーがクリスマスを楽しめるように協力することを約束する。それからというもの、ジニーを様々な困難や不幸が襲いかかるのだった。
概要
クリスマス*を楽しめない主婦のもとに現れた天使が起こす奇跡を描くファンタジー。
この映画の発案は1976年に
フィリップ・ボーゾス*監督が1ページのストーリー・アイデアを書いたことから始まっている。
バリー・ヒーリー*と実際に共同で脚本を書いたが、
ハリウッド*のスタジオからは軒並み断られたという。結局、女優の
メアリー・スティーンバージェンとプロデューサーの
フレッド・ルース*からの了解を得た。当初のタイトルは『Father Christmas』で、ギデオン役には
リチャード・ファーンズワース*が予定されていた。1983年12月に撮影開始予定だったが、資金繰りの問題から撮影は遅れ、映画の予算は900万ドルから750万ドルに縮小された。1985年2月、オリオン・ピクチャーズの降板を受けてウォルト・ディズニー・ピクチャーズがプロデューサーとして参加し、ディズニーが予算の3分の2(約550万ドル)を、テレフィルム・カナダの放送基金が残りの3分の1を提供することが発表された。3月には、ギデオン役が
ハリー・ディーン・スタントンに変更となった。
撮影は主に
カナダ*の
オンタリオ州*で行われた。
1985年2月に撮影されたショッピングモールのシーンでは、300人の地元住民がエキストラとして出演し、50人の店主がバレンタイン用の飾り付けをわざわざクリスマス用の飾り付けに取り替えてくれた。
トロント*郊外の撮影においても、現地の住民が自宅をクリスマス・イルミネーションで飾ってくれた。雪はすでに溶けており、4日間で100台以上のダンプカーに積まれた5トンもの雪が周辺地域から運ばれたが、その数日後には猛吹雪となり、逆に雪をどけなくてはならなくなった。みぞれ、雨、霧、泥、そして時速80kmの突風が撮影を妨害した。
サンタクロースの仕事場のシーンでは、トロントの郵便局から2万通の手紙の実物が提供された。
映画のタイトルは『One Night Before Christmas』に変更されたが、プロデューサーが最終的に『One Magic Christmas』に決定した。
キャスト
スタッフ
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最終更新:2024年12月24日 23:50