バーリー・ライトフット
名前:Barley Lightfoot
デビュー:『
2分の1の魔法』(2020年)
概要
弟のイアンとは対照的に、大柄で騒がしくエネルギッシュな性格。自由奔放で、古代の魔法の世界を描くロールプレイングゲームとメタル音楽を愛する熱血漢。イアンのことは父の代わりに支えて応援しているが、ゆえに空回って面倒がられてしまうことも。大学入学を先延ばしにしている。
父と過ごした最後の記憶は病床の父のもとへ行くのを恐れ、最後の別れを言えなかったことであり、それ以来、「二度と恐怖に負けない」と誓っている。
歴史をベースにしたテーブルゲーム「
いにしえの大冒険」をきっかけに歴史にハマり、人々が魔法を使っていた時代に魅力を感じる。現代は技術の発展によって難しい魔法を避けた人々が安易に生き、危険を避けるようになってしまった結果だと考えている。魔法の時代の遺物を守ることに熱中しており、古代の井戸の撤去に対してデモを行っている。周囲の人々から「はみ出し者」と見なさており、バーリー自身も元気に振る舞いながら内心気にしている。
エピソード
イアンの16歳の誕生日、ローレルはイアンとバーリーにウィルが生前息子たちに残した贈り物を渡す。それは
魔法の杖と
不死鳥の石と復活の呪文を記した手紙だった。イアンが呪文を呟くと復活の呪文が発動するが、バーリーに邪魔されてしまいウィルの下半身しか復活させられなかった。呪文が切れる24時間以内に、イアンとバーリーはもう一度呪文に挑戦するためウィルの下半身を連れて、不死鳥の石を見つけるためバーリーの愛車「
グウィネヴィア」に乗って地図がある
マンティコアの酒場へと旅に出る。ローレルは兄弟がいなくなったことに気づき、彼らの後を追う。
冒険者たちが集う酒場は時代の変遷により、マンティコアの
コーリーが経営するファミリーレストランとなっていた。コーリーは冒険よりも生活のためにレストランの経営を優先させていたが、イアンの口車に乗せられて炎を吐いて大暴れする。地図は燃えてしまったが、混乱に乗じて脱出したイアンたちは子供向けメニューの地図に記された「
カラス岳」が次の目的地であることを察する。
グウィネヴィアがガス欠を起こし、イアンがガソリンタンクを中身ごと巨大化させようとするが、またもやバーリーがしゃしゃり出たために失敗しバーリーが縮小してしまう。
イアン、バーリー、ウィルは山へ向かう途中、警察や
ピクシー・ダスターズから辛くも逃れる。
スペクターに尋問され、バーリーを厄介者だと思っていることがバレる。ブロンコに追いつかれて帰宅するよう命じられるが、イアンは従うふりをして突然車を発進させ、激しいカーチェイスが繰り広げられる。バーリーはグウィネヴィアを犠牲にして土砂崩れを引き起こし、追っ手を振り払う。
カラスの像を辿り洞窟へ到着した二人。バーリーはかつてウィルの死に際に怖くて最後の別れを言えなかったことを告白する。彼らは次々と現れる危険な罠を回避しながら進み洞窟を抜けるが、たどり着いたのはイアンの高校の前だった。バーリーの提案した冒険が無駄だったことに激怒したイアンはバーリーをダメな兄貴と罵倒し、ウィルとともに去ってしまう。制限時間が迫る中、イアンは「父と一緒にやりたかったことリスト」を見返し、父を亡くしてからこれまでずっと自分を支えてくれたのはバーリーだったことに気づく。
諦めきれないバーリーは町の歴史的な噴水から不死鳥の石を発見するが、同時に呪いを解き放ってしまう。高校の建物や周囲の岩石が集まって形成された
呪いのドラゴンが出現し、不死鳥の石を奪おうとする。そこへローレルとコーリーが到着し、ドラゴンの呪いを妨害する。イアンはウィルの上半身を復活させると、父と再会するわずかな機会をバーリーに譲り、ローレルと協力してドラゴンを撃破。バーリーは父との最後の時間を過ごし、ウィルはイアンに「父さんはお前を誇りに思っていた」と伝えて二人は抱き合う。その後、イアンは自信を持ち、魔法の技術も向上していた。世界は再び魔法を取り戻しつつあり、イアンとバーリーは新たな冒険へと旅立つのだった。
登場作品
2020年代
声
最終更新:2025年03月20日 00:40