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バジル

名前:Basil of Baker Street
デビュー:『オリビアちゃんの大冒険』(1986年)

概要

ロンドンに住むネズミの名探偵。

シャーロック・ホームズ*の家の地下に暮らしており、「ベーカー街のバジル探偵」として知られている。ジャドソン婦人に周りの世話を任せている。パイプをふかしたりバイオリンを弾いたりする気ままな性格。自己中心的なところもあるが、事件の捜査を共にした軍医ドーソン博士や依頼人の少女オリビア・フラバーシャムと関わることでバジルの態度はこれまでとは少しずつ変わっていく。

悪名高きラティガンの永遠のライバル。トビーという賢い犬を飼っている。

バジルの名前の由来はホームズ俳優として知られるベイジル・ラスボーン。彼の音声は映画中でも使わている。ちなみにバジルの名前は原作では「ベイジル」と訳されている。

バジルの声にはジョン・クリーズが検討されていたが、イギリス映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(1988年)の撮影と重なったため、オファーを断った。

オランダで公開されたあるイラストにはバジルの母親が描かれているものがある。

エピソード

オリビアちゃんの大冒険

ある晩、ドーソン博士オリビア・フラバーシャムが、オリビアの父親捜しの依頼にやってくる。事件に関心を示さないバジルだが、彼らの話を聞いているうちにドブネズミの犯罪王ラティガンによる犯行であると確信する。

バジル、ドーソン、オリビアは犬のトビーとおもちゃ屋を捜索するが、ラティガンの部下フィジットにオリビアまでも誘拐されてしまう。バジル、ドーソンは捜査を続け、アジトを突き止めるが、ラティガンに遭遇し、ネズミ捕りの罠に捕らえられてしまう。間一髪で脱出を成功した3人とトビーは、ラティガンを追ってバッキンガム宮殿へと向かう。

ラティガンはおもちゃ職人のヒーラムにマウストリア女王そっくりのロボットを作らせ、フィジットが操作する女王ロボットが自分に王位を譲り渡す、それを国民に見せつけるという作戦を立てていた。ラティガンはリハーサル通り、女王ロボット相手に芝居を打つが、突然、女王ロボットがラティガンに対し暴言を吐きだす。フィジットを縛り上げたバジルが操作していたのだった。ラティガンの素性が国民に明かされ、みながどよめく。再びオリビアを人質にされたバジル、ドーソンはヒーラムを連れてラティガンとフィジットを追う。

ロンドン*の空をペダル式の飛行船で逃げるラティガン一味と、風船の気球で追うバジルたち。ようやく、ビッグ・ベン*に追い詰めたが、時計盤に直撃。時計台の中でオリビアを救出したバジルは彼女をドーソンらのもとに届けるが、バジルはラティガンもろとも時計台から落下してしまう。駄目かと思われたが、バジルはラティガンの飛行船のペダルとプロペラをキャッチし、浮上してきたのだった。

事件が終わると、オリビアとヒーラムは帰って行った。ドーソンも「宿を探さなければならない」と去ろうとする。そこへ若い女性の依頼人がやってくる。ドーソンはバジルを推薦するが、バジルもドーソンの能力を認めていた。2人はチームを結成することになった。

助手のドーソン博士は、ネズミ探偵バジルとコンビを組み、数々の難事件を解決してきた。その中でも、ドーソンが最も印象深く覚えているのがこの事件。彼と親友になれたからである。偉大なネズミの探偵と。

その他

ダックにおまかせ ダークウィング・ダック*』にスタチューとしてカメオ出演をした。

ハウス・オブ・マウス ミッキーとディズニーのなかまたち*』では、ラティガンの罠に掛かりそうなドーソンを諌めていた。また、他のネズミのキャラクターたちとダンボのエアラインを利用する絵も登場する。

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、ポカホンタス*が歌う「星に願いを」に聞き入っている。記念撮影では、スージー*のバンパーの上に乗せてもらっている。

ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。

ゲーム

映画のゲーム化作品『Basil the Great Mouse Detective*』に登場している。

テーマパーク

バジルとラティガンは映画公開当時からグリーティングキャラクターとして登場していたが、2004年に引退した。

登場作品

1980年代



2000年代


2020年代

2020年
Disney Heroes: Battle Mode ※ver2.1.11-A:2020年7月追加




タグ:

キャラクター
最終更新:2024年09月09日 00:14