バジル
概要
ロンドンに住むネズミの名探偵。
バジルの名前の由来はホームズ俳優として知られる
ベイジル・ラスボーン。彼の音声は映画中でも使わている。ちなみにバジルの名前は原作では「ベイジル」と訳されている。
バジルの声には
ジョン・クリーズが検討されていたが、イギリス映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(1988年)の撮影と重なったため、オファーを断った。
オランダで公開されたあるイラストにはバジルの母親が描かれているものがある。
エピソード
バジル、ドーソン、オリビアは犬の
トビーとおもちゃ屋を捜索するが、ラティガンの部下
フィジットにオリビアまでも誘拐されてしまう。バジル、ドーソンは捜査を続け、アジトを突き止めるが、ラティガンに遭遇し、ネズミ捕りの罠に捕らえられてしまう。間一髪で脱出を成功した3人とトビーは、ラティガンを追ってバッキンガム宮殿へと向かう。
ラティガンはおもちゃ職人のヒーラムに
マウストリア女王そっくりのロボットを作らせ、フィジットが操作する女王ロボットが自分に王位を譲り渡す、それを国民に見せつけるという作戦を立てていた。ラティガンはリハーサル通り、女王ロボット相手に芝居を打つが、突然、女王ロボットがラティガンに対し暴言を吐きだす。フィジットを縛り上げたバジルが操作していたのだった。ラティガンの素性が国民に明かされ、みながどよめく。再びオリビアを人質にされたバジル、ドーソンはヒーラムを連れてラティガンとフィジットを追う。
ロンドン*の空をペダル式の飛行船で逃げるラティガン一味と、風船の気球で追うバジルたち。ようやく、
ビッグ・ベン*に追い詰めたが、時計盤に直撃。時計台の中でオリビアを救出したバジルは彼女をドーソンらのもとに届けるが、バジルはラティガンもろとも時計台から落下してしまう。駄目かと思われたが、バジルはラティガンの飛行船のペダルとプロペラをキャッチし、浮上してきたのだった。
事件が終わると、オリビアとヒーラムは帰って行った。ドーソンも「宿を探さなければならない」と去ろうとする。そこへ若い女性の依頼人がやってくる。ドーソンはバジルを推薦するが、バジルもドーソンの能力を認めていた。2人はチームを結成することになった。
助手のドーソン博士は、ネズミ探偵バジルとコンビを組み、数々の難事件を解決してきた。その中でも、ドーソンが最も印象深く覚えているのがこの事件。彼と親友になれたからである。偉大なネズミの探偵と。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
ゲーム
テーマパーク
バジルとラティガンは映画公開当時からグリーティングキャラクターとして登場していたが、2004年に引退した。
登場作品
1980年代
2000年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月09日 00:14