マキシマス

名前：Maximus
デビュー：『塔の上のラプンツェル』（2010年）

概要

コロナ王国を守る警護隊長の連れている白馬。

自分で考えて行動する知性があり、優れた嗅覚で酒場の抜け道を探したり、武器を加えて盗人のフリン・ライダーを打ち負かすなど優秀な馬である。

単独でフリンを追いかけるも、彼に同行していたラプンツェルにすっかり懐いてしまい、一日限りの旅の仲間となる。

エピソード

塔の上のラプンツェル

コロナ王国に仕える馬のマキシマスは警護隊長や衛兵と共に、コロナ城からプリンセスのティアラを盗んだお尋ね者のフリン・ライダーとスタビントン兄弟（サイドバーンズ、パッチー）を追っていた。マキシマスたちはスタビントン兄弟を捕らえるも、フリンを逃してしまう。

警護隊長とマキシマスはグレノという男のタレコミを基に、荒くれ者の集まる酒場「かわいいアヒルの子」へと向かう。フリンは既に逃げた後だったが、マキシマスが酒場の隠し通路を見つけてフリンを追う。フリンはラプンツェルという髪の長い女の子や彼女のペットのカメレオン、パスカルと共に逃げ果せる。

翌朝、マキシマスが単独でフリンを発見する。ラプンツェルは光を見に行くまでの間、ユージーン（フリンの本名）の逮捕を待ってほしいと頼み、マキシマスは渋々承諾する。城下町で人々との交流を楽しんだラプンツェルは王家の紋章を見つける。その夜、空を飛ぶ光の中でラプンツェルとユージーンはボートに乗り二人だけの時間を過ごす。岸で待っていたマキシマスは、ユージーンがラプンツェルの名前を叫びながら衛兵に逮捕される場面を目撃する。

ラプンツェルの危機を察知したマキシマスは「かわいいアヒルの子」に走り、ラプンツェルと夢を語り合った荒くれ者たちに助けを求める。彼らはコロナ城に忍び込み、フリンを脱獄させる。ラプンツェルが彼女の塔に幽閉されていることを知ったフリンはマキシマスに乗って塔へ向かう。

事件解決後、マキシマスは活躍が認められて昇格する。

ラプンツェルのウェディング

ラプンツェルとユージーンの結婚式当日、マキシマスとパスカルは預かっていた二人の指輪をふっ飛ばしてしまう。アリアナ王妃に激怒されるビジョンを見た二人は慌てて街中を走り回り、何とか指輪を回収に成功する。

指輪の交換の時間となり、ラプンツェルとユージーンはひどく汚れたマキシマスとパスカルを見て唖然とする。無事に結婚式は進み、二人は国中から祝福を受ける。

ラプンツェルあたらしい冒険*

『塔の上のラプンツェル』と『ラプンツェルのウェディング』の間に起きた物語。

戴冠式を目前に迎えたラプンツェルは、王国での窮屈な暮らしに辟易としていた。そんな時、ユージーンからプロポーズされる。この先ずっとこの城で暮らすことを考えたラプンツェルは時間が欲しい、とその場を飛び出してしまう。

ラプンツェルはお世話係のカサンドラ*とこっそり城の外へ飛び出す。二人が魔法の花のあったところに近づくと、ラプンツェルの長い髪が復活してしまう。翌日、ラプンツェルの長い髪を見たユージーンは驚く。三人は戴冠式までにこの髪を切ろうとするが、なかなか切れない。

髪を隠して戴冠式に臨もうとするが、そこへレディ・ケイン*率いる悪党たちが襲撃に来て、フレデリック王が連行されてしまう。居ても立ってもいられないラプンツェルは長い髪を顕にし、ユージーンやカサンドラとともに戦闘を開始、悪党たちを撃退する。彼女の活躍にもかかわらず、フレデリック王は安全のために彼女の外出を禁じる。ユージーンに慰められたラプンツェルはアリアナ王妃から応援の言葉を受け取り、新たな冒険に立ち向かわなければならないことを自覚する。

そして、物語はTVシリーズ『ラプンツェルザ・シリーズ*』へと続いていく。