エネミー・オブ・アメリカ
原題:Enemy of the State
公開:1998年11月16日
時間:140分
監督:
トニー・スコット
ストーリー
米連邦議会で協議されている「通信の保安とプライバシー法」という法案は、テロや犯罪組織の監視のために有用だと思われたが、同時に一般市民のプライバシーを脅かす問題点があった。反対派のハマースリー議員は国家安全保障局
NSA*のトマス・レイノルズ高官の逆鱗に触れ、心臓発作に見せかけて殺害され、湖畔に遺棄されてしまう。しかし、その犯行の様子は動物研究家ダニエル・ザビッツが仕掛けたカメラに偶然収められていた。
テープを確認したザビッツは殺人事件に気づき、ジャーナリストにデータを渡そうとするが、事態を察知したレイノルズが送った工作員に襲われる。ザビッツは偶然逃げ込んだ下着屋で出会った大学時代の同級生ロバート・ディーンに密かにデータを託すと、逃走中に消防車に轢かれて息を引き取ってしまう。
データを託されたとも知らないロバートは目の前でかつての友人の死を目の当たりにして衝撃を受ける。それからロバートはデータを持っているためにNSAの刺客から狙われ、妻カーラとの間にも亀裂が生じ始める。ロバートは元恋人で情報の仲介をしていたレイチェルを介して情報源の探偵ブリルとの接触を試みる。
概要
偶然国家権力の不祥事の証拠を手に入れてしまったことから身の安全を狙われることになった弁護士の逃走を描いたアクション・スリラー。
主演は
ウィル・スミス。『バッドボーイズ』で協業した
ジェリー・ブラッカイマーが参加していることと、
ジーン・ハックマンと共演できることが出演の決め手だったという。他にもハックマンとの共演に興味を持って出演を決めた未来のスターも多いという。ロバートが下着の購入理由を「週末に女装するから」と答えたのはウィル・スミスのアドリブ。
ハックマンは何度も出演を断ったが、
トニー・スコットの説得で出演に応じた。ハックマンは『カンバセーション…盗聴…』(1974年)で演じた役柄を彷彿とさせるものになっており、ブリルのNSA履歴ファイルの若い頃のハックマンの写真には同作のものが使用されている。
NSAは撮影協力を断ったが、最終的に外観の撮影のみは許可した。
キャスト
- ソフト版:1999年12月17日発売。 ※Blu-ray・DVD・VHS収録
- フジテレビ版:2003年3月1日放送『ゴールデンシアター』
スタッフ
情報集計中…
最終更新:2024年09月09日 11:21