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カトラー・ベケット

名前:Cutler Beckett
デビュー:『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(2006年)

概要

東インド貿易会社*の権力者の男性。根っからの商人で、会社の利益を第一に考えている。「It's just good business.」(全ては利益のため)という口癖に偽りはなく、自分の命よりも会社の利益を優先するほど。

ジャック・スパロウとは因縁がある。かつて雇っていたジャックに奴隷船ウィキッド・ウェンチ号*で奴隷の運搬をさせていたが、奴隷船であることに気付いたジャックが奴隷を解放したため、ベケットは激怒しウィキッド・ウェンチ号を撃沈させ、ジャックに海賊の焼印「P」を押した。

安定した商売のために海賊の全滅を目論んでおり、深海の精霊と呼ばれる海賊デイヴィ・ジョーンズ船長の弱みを握って手下として使ったり、エリザベス・スワンの安全を盾に彼女の父ウェザビー・スワン総督の地位を奪ったり、ジョーンズに囚われたビル・ターナーを使って息子のウィル・ターナーに交渉を迫るなど、海賊以上の脅迫行為であらゆる人たちを思い通りに動かしていく。

エピソード

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

ジャック・スパロウを逃がした罪で、ウィル・ターナーエリザベス・スワンジェームズ・ノリントンに逮捕状を出した。ベケットは海を支配するためにフライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズを配下に置くべく、デイヴィ・ジョーンズの心臓が入ったデッドマンズ・チェストを探すための北を指さないコンパスを求めていた。ベケット卿はウィルに自由と引き換えにジャックが持つこのコンパスを入手するように依頼する。ウィルが海に出た後にエリザベスが脱獄すると、ベケット卿はエリザベスの安全の保障を盾に、彼女の父ウェザビー・スワン総督の地位を奪った。

ウィルは思い通りに動かなかったが、ノリントンがジョーンズの心臓を持ってベケット卿のもとへ現れる。ベケット卿は心臓を受け取り、ノリントンを要職へ復帰させることを約束した。

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

ベケット卿はジョーンズのペットのクラーケンを見せしめにして殺し、心臓を盾にして服従させたジョーンズに海賊の殲滅を命じた。ベケット卿は海賊長のひとりサオ・フェンからブラックパール号の居場所を教えてもらう代わりに、船を渡してもらうという約束を持ちかけられた。了承したベケットだが、サオ・フェンを裏切りブラックパール号を強奪した。ベケット卿は海賊長の評議会で海賊たちを一掃したいが、それが行われる難破船入江の場所が分からずにいた。そこでデイヴィ・ジョーンズ・ロッカー*から生還したジャックに難破船入江までの案内と引き付け役を依頼し、見返りとしてデイヴィ・ジョーンズとの奴隷契約を無効にすることを約束した。

最終決戦を前にウィル、ベケット卿、ジョーンズとジャック、バルボッサ、エリザベスとの間でパーレイが行われ、エリザベスによってジャックとウィルが交換された。まもなく、カリプソの解放儀式が行われ、ブラックパール号とフライング・ダッチマン号は荒天の中で激しい戦いを繰り広げた。

その後、ベケット卿率いるエンデヴァー号*がブラックパール号を襲撃しようとする。フライング・ダッチマン号の援護に勝利を確信するベケット卿だが、既にジョーンズは殺されフライング・ダッチマン号の船長はウィルに引き継がれていた。ブラックパール号とフライング・ダッチマン号に挟まれたベケット卿は敗北を察し、会社の利益のために一切の反撃をすることなく破壊される船の中をゆっくり歩いていき、死亡した。

ゲーム

ディズニー スピードストーム

2022年6月8日に開始したクローズドβ版から登場した、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のレーサーが装備できるレアリティ「コモン」のクルー。名称は「カトラー・ベケット」。

装備したレーサーの最高速度と、スキル「ブースト」の性能を向上させる。

登場作品

2000年代



2010年代


2020年代



実写キャスト



タグ:

キャラクター
最終更新:2024年05月01日 18:25