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ボルト

原題:Bolt
公開:2008年11月21日
時間:96分
監督:クリス・ウィリアムズバイロン・ハワード



  • 目次

ストーリー

シェパードのボルトは子犬の頃、シルバーレイク動物保護センターからペニーに貰われた。それから5年後、科学者であるペニーのパパドクター・キャリコに誘拐されてしまうが、彼は事前にボルトをスーパー・ドッグに改造していた。ボルトはペニーとともにパパを救うために戦っていた。

しかし、このボルトの物語はテレビ局が全て仕込んでいたドラマであった。ボルトの活躍の様子は全てカメラで撮影され、パパやキャリコは俳優、ボルトのスーパー・パワーもテレビドラマ班の特撮技術による演出だった。ボルトは生まれた時からドラマの世界を現実だと思い込み、本気でペニーを助けようとするそのリアリティさがこの番組の売りだった。

ある日のボルトの撮影は、ペニーがキャリコに捕らえられてしまうところで終わった。ボルトはペニーを心配して楽屋のトレーラーを脱出し、誤ってトラックに乗り込みハリウッド*から遥かニューヨーク*まで運ばれてしまう。ボルトは猫のミトンズや、番組の大ファンのハムスター「ライノ」と出会い、ペニーのもとを目指して大冒険を繰り広げる。

概要

ディズニー長編アニメーション映画第48作。ピクサー・アニメーション・スタジオの完全子会社化によって、ジョン・ラセター主導のもとプロジェクトが立ち上がった初めての作品となる。アカデミー長編アニメ映画賞*にノミネートされた。

ドラマ制作スタッフの演出によって自分をスーパー・ドッグと思い込んでいる犬のボルトが現実の世界で迷子となり、黒猫のミトンズ、ハムスターのライノを引き連れて自宅のあるスタジオを目指すロード・ムービー。

興行成績はまずまずだったが、スタジオ3作目のフルCG長編アニメーション映画としての道筋を示した作品として批評家からは好意的な評価を得た。次作の『塔の上のラプンツェル』(2010年)や『アナと雪の女王』(2013年)に代表される黄金期の到来のきっかけになったとも言える。

音楽はジョン・パウエル*。主題歌は主演声優であるジョン・トラボルタマイリー・サイラスが歌う「アイ・ソート・アイ・ロスト・ユー」。

ディレクター役のジェームズ・リプトンの遺作となった。

歴史

仮タイトルは『American Dog』で、監督はクリス・サンダース。当初のプロットはスター犬のヘンリーがネバダの砂漠に取り残され、気難しい片目の猫や大きなウサギとともに家を目指す物語だった。ジョン・ラセターらのストーリー変更の提案に反抗したサンダースの離脱後、クリス・ウィリアムズバイロン・ハワードが跡を継いだ。体制の変更後、チームはアニメーション制作に通常かかる4年間の半分以下である18ヶ月で完了させるように指示を受けた。

キャスト

ボルト ジョン・トラボルタ 佐々木蔵之介
ペニー マイリー・サイラス 白石涼子
クロエ・グレース・モレッツ(幼少期) 藤井結夏
ミトンズ スージー・エスマン 江角マキコ
ライノ マーク・ウォルトン 天野ひろゆき
ドクター・キャリコ マルコム・マクダウェル 中村秀利
ペニーのママ グレイ・デリスル 松岡洋子
ベテラン・キャット ディードリック・ベイダー 中村秀利
エージェント グレッグ・ジャーマン 山路和弘
ミンディ・パーカー カリ・ウォールグレン 宮島依里
ディレクター ジェームズ・リプトン 東地宏樹
ペニーのパパ ショーン・ドネラン 根本泰彦
マーティン ブライアン・ステパニック 多田野曜平
エスター ケリー・フーヴァー 滝沢ロコ
ブレイク ニック・スウォードソン 大川透
トム J・P・マヌー 落合弘治
ビリー ダン・フォーゲルマン
ジョーイ トッド・カミングス 飯島肇
ヴィニー リノ・ディサルヴォ ウド鈴木
ボビー ティム・マーテンス 落合弘治
ソール ジョン・ディマジオ 梅津秀行
テッド
ルイ 大川透
フォレスター博士 ロン・モス
ドクター・キャリコの刺客 ランディ・サベージ 落合弘治
アナウンサー リッチ・フィールズ*
アナウンサー フィル・ラマール
運転士 スティーブン・J・アンダーソン
太った猫 フィル・ラマール
少女 タラ・ストロング
グレイハウンド 山下亜矢香
ダックスフント 大川透
ボルトファンの猫 梅津秀行
映画スタッフ 多田野曜平
その他 スコット・メンヴィル
クリス・ウィリアムズ
ジョシュ・ロバート・トンプソン


スタッフ

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タグ:

長編映画
最終更新:2025年01月19日 19:22