マーズカクス型航空母艦

マーズカクス型航空母艦
Mahazkakx-rugrr rifabinagihr
艦級情報
艦種 航空母艦
運用者 皇立海軍
建造者 皇立海軍
建造期間 1676年 - 1682年
就役期間 1680年 - 1692年
計画数 24隻
建造数 13隻
前級 エルエーサ
次級 ニーツヮンジルタ型(未成)
ラヴニーナ
船体諸元 目次
全長 269.1m
全幅 43.3m
全高 59.4m
吃水 7.8m
乗員 3,420名
基準排水量 25,200t
満載排水量 33,900t
装甲諸元
装甲材質 NC鋼,CNC鋼など
舷側 艦首34.32mm
艦央108.68mm
艦尾34.32mm
甲板 艦首57.2mm
艦央57.2mm
艦尾57.2mm
吃水下 艦首40.04mm
艦央114.4mm
艦尾40.04mm
艦底 艦首57.2mm
艦央114.4mm
艦尾57.2mm
司令塔 上盾57.2mm
前盾57.2mm
側盾57.2mm
後盾57.2mm
機関諸元
機関方式 蒸気タービン方式
主缶 コーネリアス製CSX-28 ボイラー8基
主機 ヤーリョンニキート製1511型蒸気タービン4基
機関出力 36,000馬力×4基
電源 ヤーリョンニキート製1511型蒸気タービン4基
電力 27.5MW×4基
最高速度 31kt
巡航速度 15kt
燃料 重油5,800t
推進器 スクリュープロペラ4軸
航続距離 15kt時13,000海里

艦史

マーズカクス型航空母艦(府:Mahazkax-rugrr rifabinagihr)は、皇立海軍の艦型。1676年から1682年にかけて改良型含め24隻が計画、起工され最終的に1680年までにその内の13隻が完成、世界大戦におけるセルヒャード海戦線に集中投入され戦局に多大な影響を与えた。

概要

元は世界各方面に点在するファ帝戦艦部隊の補助戦力拡充計画である1676NNG-1計画の最終段階として、2隻が就役する予定で1676年に建造開始された。しかし1678年に発生したレムファータ紛争にて帝国本土艦隊の戦艦群が壊滅的損害を受けたこと、及びそれを受けて機動部隊のエミレーラ・レレゲンノーカ造船計画部に送り付けたレレゲンノーカ計画と呼ばれる直訴状的文書により海軍の方針は180度転換し、最終的にはレレゲンノーカ計画の改訂版と呼ぶべき小レレゲンノーカ計画によって13隻の同型艦が就役することとなった。
前級エルエーサ型までの設計及び実運用により培われたノウハウを活かして設計されたマーズカクス型ではあったものの、本型が設計された当時は帝国海軍が未だ大艦巨砲主義を信奉していた時期であり、これが原因となってマーズカクス型の設計も飽くまで戦艦の補助としての運用の為の性能しか与えられていなかった。レムファータ海戦後に航空主兵論がマジョリティとなったことで建造中であったマーズカクス、ニクスにも性能改善の為に手が加えられることとなった。造船計画部に寄せられた最終的な要求はレレゲンノーカ計画に記載のあった要求スペックが元となっており、それらには、

  • 3A防空システムへの対応、及び同システムの中枢を務められる計算機設備の搭載
  • 飛行甲板の装甲化、水線下防御の強化
  • 対空火器を新式の物に改める
  • 搭載機数を100機程度にまで増加
  • 上記を満たした上での速度性能の維持

といった条件が盛り込まれていた。

これら要求を満たす為には設計の大幅な変更が必要となり、設計案はほぼ書き直しとなった。特に、搭載機数100機という要求はレレゲンノーカ計画による口出しが行われる以前にまとまっていた計画排水量16,000t程度の設計案では明らかに実現不可能な数字であり、レレゲンノーカ計画に基づいたスペックでは基準排水量25,000tの規模が必要になると試算された。

これにより設計案だけでなく実艦の建造自体も振り出しに戻ることになり、建造中の船体は一度解体されることとなった。大急ぎで作成された最終案はそれまでの帝国海軍の空母に比べて1.5倍以上も大柄で且つ量産性に細心の注意が払われたことで前級の1.2倍程度の期間で建造可能という、間に合わせにしては極めて優秀な設計となった。

このような紆余曲折を経て完成した1番艦マーズカクスは1680年に竣工し、同年からセルヒャード海にて作戦行動を開始した。

戦後

本型は、戦後以降の艦載機の大型化についていけなくなり、また新型空母の整備も進んでいた為タダ同然の値段で払い下げられることになった。1686年には晋迅共和国、1691年にはニーベルリント同盟に1スィーマで売却された。

設計

装備

兵装

補助兵装

補助兵装
名称 基数
情報処理
3A30-5S型計算機 2基
射撃管制
3A29-1 先進防空射撃管制装置 2基
電波探信儀
GB-ss1 対空捜索 1基
NB-ss2 対水上捜索・航空管制 1基
NB-a4 対空捜索 2基
SiiLu-40 逆探知 1基
音波探信儀
NNSmk 1基
電子戦装備
QNB-x1 電波妨害機 1基
補助装備
GK-11 油圧式カタパルト 2基
RfR-m2 エレベーター 3基

艦載艇・艦載機

艦載艇・艦載機
名称 搭載数
艦載機
1680年~1685年
ミルヴィーク 艦上戦闘機 50+3機
レヴィーク 艦上攻撃機 44+3機
合計 94+6機
1685年~1689年
レルヴィニーツィ 艦上戦闘攻撃機 89+3機
合計 89+3機
艦載艇
戦時S22XI型艦載艇 6隻
合計 6隻

同型艦

同型艦
艦番号 艦名 起工 竣工 その後
RN-5 マーズカクス
NUX Mahazkakx
1676年月日 1680年月日 【退役日】年月日
RN-6 ニクス
NUX Niks
1676年月日 1680年月日 1691年にニーベルリント同盟に売却
RN-7 ミャクニン
NUX Myaknin
1678年月日 1680年月日 【退役日】年月日
RN-8 ルニーク
NUX Runihk
1678年月日 1680年月日 1691年にニーベルリント同盟に売却
RN-9 クレディーナ
NUX Crediena
1678年月日 1681年月日 1691年にニーベルリント同盟に売却
RN-10 ミグル
NUX Migr
1678年月日 1681年月日 1691年にニーベルリント同盟に売却
RN-11 グレンカクス
NUX Grenkakx
1678年月日 1682年月日 1686年に晋迅共和国に売却
RN-12 タノー
NUX Tanoi
1679年月日 1682年月日 1686年に晋迅共和国に売却
RN-13 オーニン
NUX Ohnin
1679年月日 1682年月日 【退役日】年月日
RN-14 レムレータ
NUX Remreetha
1679年月日 1683年月日 【退役日】年月日
RN-15 フラーザサータ
NUX Frahzhathatha
1679年月日 1683年月日 1686年に晋迅共和国に売却
RN-16 ブランカ
NUX Brankha
1680年月日 1683年月日 【退役日】年月日
RN-17 グレンゾ
NUX Grenzo
1680年月日 1683年月日 【退役日】年月日

派生型

  • ニーツヮンジルタ型航空母艦 マーズカクシア型の船体延長版で285mの船体に103程度の艦載機を搭載する予定であったとされる。最終的により巨大な発展型であるラヴニーナ型へと移行され計画中止となった。

ギャラリー

並んで航行中のマーズカクス型。本型が大量建造されたことをよく表した一枚。
1684年6月4日。リューゼル海、シャノワール南岸部。

関連項目

最終更新:2023年03月21日 13:40