ララパッパ系

【名前】 ララパッパ
【読み方】 ららぱっぱ
【種類】 ウイルス
【属性】 無属性
【チップ】 オウエンカ系
【登場作品】 『3』~『6』
【英語名】 ララパッパ:Trumpy
ララチューバ:Tuby
ララボーン:Tromby
ララミュート:MuteAnt
ララホルン:Xylon

【詳細】

ヘッドホンを装備したラッパ(トランペット?)のウイルス
上位種名は「ララチューバ」「ララボーン」。
『4』以降にはさらに「ララミュート」「ララホルン」が出現し、「ララパッパSP」がララパッパの完全上位互換として存在する(『4』以降でも、EXではなくSPと表記されている)。
ちなみに、ララミュートは『3』でララパッパSPだった個体と同じ色をしている。

攻撃能力のない、完全サポート特化のウイルス。この為、必ず別種のウイルスとセットで登場する。
基本的に敵エリア最後列に出現し*1縦方向を往復するだけだが、一定の間隔で停止して演奏を行う。この演奏により、ロックマンの妨害や味方ウイルスの援護を行う。
この演奏はある種の攻撃動作として認識されているらしく、ラッパを吹く直前に攻撃を当てるとカウンターを取ることができる(ただし、体を曲げた直後ではまだタイミング内ではなく、曲げてからほんの少しの間を置く必要がある)。

ランクによって演奏の効果・持続時間・入手できるチップが異なり、

ララパッパ
演奏中、自身以外のウイルスが無敵になる。
『3』と『4』以降で持続時間が異なり、『3』では3フレーズ分、『4』以降では2フレーズ分。
「オウエンカ」のチップを落とす。

ララチューバ
演奏中、ロックマンが混乱する。持続時間は『5』までは3フレーズ分、『6』では2フレーズ分。
「ディスコード」のチップを落とす。

ララボーン
演奏中、ロックマンが動けなくなる。
『3』と『4』以降で持続時間が異なり、『3』では3フレーズ分、『4』以降では2フレーズ分。
「ティンパニー」のチップを落とす。

ララミュート
演奏中、ロックマンが盲目状態になる。持続時間は『5』までは3フレーズ分、『6』では2フレーズ分。
「サイレンス」のチップを落とす。

ララホルン
演奏の度に、自身以外のウイルスのHPが完全回復する。効果性質上持続時間は1フレーズ分であり、チップも落とさない。『6』では演奏自体は2フレーズ分鳴る。
演奏中は徐々にHPが回復するとかにはできなかったのか。

ララパッパSP
ララパッパと同様の効果。持続時間は『3』では6フレーズ分、『4』『5』では3フレーズ分、『6』では4フレーズ分。
『4』『5』では上記4種のチップをランダムに落とすが、『6』はイベントバトルにのみ登場するのでチップを落とさない。

『6』に登場しているウイルスとしては非常に珍しく、レア種が存在しない。
まぁ居たとしても、能力が能力なのでウイルスバトラーの戦力としては一切期待できないのだが…。
また、本作のララホルンはイベントバトルのみの登場だが、回避可能なバトルでしか出てこないため人によっては遭遇しないまま終わる。
同じく、ララミュートはグレイブヤード2にしか出てこない上に、出現する組み合わせも1つだけの非常にレアなウイルスになっている。

ところで、基本的に『4』を元にしたシステムである『4.5』だが、同作では混乱や盲目の仕様が大きく変更されている。
そのためララチューバやララミュートの演奏は実質「一定時間ナビを制御不能にする」という、本編よりさらに面倒臭い能力となっている。
特にチャージ武器を主力にしている場合、演奏の度にチャージが中断されてしまうため、泥仕合を覚悟しなければならない。

それこそ演奏中にナビチップなどを狙い撃てばいいものの、同時に襲ってくるウイルスには気をつけたい。
特に『3』のシークレットエリア3ではホーリーパネル上のララボーン&ヘルコンドルというタッグが存在、ララボーンはダメージ半減で倒しづらく、その間にヘルコンドルに突進され続ける…という厄介な組み合わせだ。
こういったいやらしい組み合わせのエンカウントは、各シリーズに大体1~2くらいは存在している。

【余談】

名前はララミュートを除き金管楽器の名前からとられている。一方でミュートは「無音」を意味する用語で、これも音と関係する。
さらに言えば、入手出来るチップの名前も全て音楽に関連する用語に由来する。
ロックンロールがネーミングの大本である『ロックマンシリーズとしては、ある意味お似合いのウイルス

また、ララホルンの英語名は木琴を表す「Xylophone」から、ララミュートの英語名「MuteAnt」は、恐らく突然変異体を意味する「Mutant」のもじりと思われる。


+ タグ編集
  • タグ:
  • 無属性
  • ウイルス
  • EXE3
  • EXE4
  • EXE5
  • EXE6
最終更新:2024年07月12日 00:26

*1 『3』のへんしゅうきざいの電脳等、ごく稀に中列に出現するパターンも存在する。