概要

黒衣に身を包んだ謎の男。
ダジル付近の砂漠で初めてフェイの前に現れ、ラハン村での出来事を仕組んだのは自分だと告げる。
以後フェイの行く手にたびたび登場。
自らの拳から発する不可思議な力により、スレイブジェネレーターやエーテル能力を上昇させることができ、この力でヴァンダーカムストーン司教、シャーカーンの「堕ちたる種子」を開花させ、フェイたちと戦わせた。

正体

ラカンゾハルと不完全な接触をしたことで生まれた存在である。
崩壊の日にディアボロス軍団を操り、全人類の98%を死滅させたが、ギア・バーラーを手に入れたロニ・ファティマをはじめとする数名の若者の活躍により倒される。
ラカンの死後は他の人物への憑依を繰り返し、400年以上にわたって生きながらえてきた。
14年前、イドとなったフェイを連れ去ると、自らの器にするため行動をともにしながら、イドを暗殺者として鍛え上げた。
ソラリスによるエルルの粛清時に姿を現し、エルルはイドによって壊滅している。
そして3年前、接触者として同調しようとするが、カーンに阻まれる。
カーンに敗れるも彼の肉体に憑依。しかしカーンの思念は根強く残り、グラーフの支配が弱まった時は「ワイズマン」となる。

ゾハルとの接触で、ヒトの真相を知ったグラーフは、ヒトの呪われた運命を解放しようと考え、そのために、デウスを兵器として覚醒させ、ミァンが生まれることがないように人類を滅ぼす。
その後フェイの肉体を奪い、ゼノギアスによって世界を滅ぼすつもりであった。(「母なる神を滅ぼす」と表現している)。

作中

イドがフェイの人格を抑え、完全なる力を手に入れるためゾハルとの接触を試みると、これを妨害するためにカーンの姿で現れる。
フェイが人格を統合した後、負傷したカーンを助けにいったところで、グラーフの姿になりフェイに襲いかかる。
戦うことを拒むフェイに対して、グラーフは強引に戦いを挑むも敗北。
しかしフェイはとどめを刺そうとはせず、「最初からわかっていたよ。あんたはグラーフじゃない、俺の父さんだ」だと言い、目的は同じであると説得するが、
そのときゾハルが、接触者であるフェイを吸収しようと動き出した。
グラーフはその身代わりとなり、最期に、全ての呪縛を断ち切り、ソフィアを、カレンを、エリィを救って欲しいと本心を告げ、消滅した。



戦闘

圧倒的な戦闘能力を持ち、生身でギアと戦うこともできるほか、戦艦ゴリアテに追いつくほどのスピードで飛行することも可能。
通常の攻撃力が高く、超指弾というエーテル技も使用してくる。
搭乗ギアは、ORヴェルトール
OR・ヴェルトール戦は、いわゆる負けバトルで、真ヴェルトール戦はフェイのゼノギアスでの一騎打ちとなる。
最終更新:2017年05月27日 21:08