LKV312
結果から書きますとチップ自身が発する熱でチップが壊れてしまったようです。
症状(ブラックアウト等)が発生してからは何をしてもダメでした。
素直に販売店に交換対応してもらったほうがいいです。
以下、買い替えるまでに処置した記録。
購入して直ぐにAmazonレビュー(熱により2~3ヶ月で壊れて使えなくなる)を参考にし、下記画像のように穴あけ加工を施しました(レビューによるとカバーを外したままにするだけでも十分らしい)。
色が違いますがどちらも同じ物を携帯電話のカメラで撮影したものです。箱から出っ張っているものはホームセンターで売っている下記(3枚目の画像)を切って2枚ずつヒートシンクに挿しています。(2枚でヒートシンクの溝に丁度ハマる)



購入して10日前後に出力2がブラックアウトしたときはアダプタの抜き差しで直りました。
その後、1日に1度くらいの頻度で両出力の画面全体に赤みが掛かる(全体的に1~3ドット程度の赤い斑点が出る)ようになってたのですが切替器側での切り替えまたはアダプタの抜き差し、またはHDMIケーブルの抜き差しで直っていました。
このときはどの方法で直るかはその時次第だったので原因がどれなのか判別できていない状態でした。出力2のブラックアウトは2ヶ月の間に5~6回あった感じです。
この時点でHDMIスプリッタが怪しいとは思っていました。
不具合が発生しても直ぐに復旧していたのでそのまま使っていたのですが、購入から2ヶ月経った2013年1月5日に出力2のブラックアウトが全く復旧しない状態になりました。
出力2側の端子状態は目視では特に問題があるように見えません。
HDMIケーブルを入れ替えてもダメ。
分解して基盤の裏側を見てみるとハンダ時に出たと思われるヤニが全体的に白くなっていたので(買った当初に見たときは全く白くなかった)基盤を傷つけないようその白くなったヤニをマイナスドライバーで軽く削って除去したのですが改善されず。
次にヒートシンクの部分を見ていたらシリコングリス(サーマルグリス)が集積回路の足に微妙に触れている状態になっていました。
実は買った当初も気になってはいたのですが、足に接触していなかったのでスルーしていました。
使用している間に熱によってシリコングリスが垂れてきたのかもしれません。
もしかしてこれが原因でかと思い、集積回路とヒートシンクの間から漏れて周囲にハミ出しているシリコングリスを爪楊枝とマチ針を使って全て除去したところ復活しました。
これを書いているのは復旧翌日(2013年1月6日)なのでまだまだ様子見が必要な状態ですので、再び不具合があったときは追記する予定です。
二日後の1月8日に画面全体に赤斑い点(と同時に音が途切れる)が再発しました。ググったところアダプタ不良の場合もあるとのことで変えてみたのですがダメでした。
チップ(集積回路)が死亡しかけているのか、コンデンサ(中国?JWCO製 25v 22μF 105度)x7個のどれかが悪くなっているのかもしれません。
買い替えを検討していますが、とりあえず日本製コンデンサに交換してみようと思います。
1月11日、コンデンサが届いたので7個全て交換したのですが30分もしないうちにブラックアウトが再発しました。
時間を置けば(5分以上?)復帰するようなのでに余っていたCPUファンを付けたり、ヒートシンクのサーマルグリスを除去し、CPU用のシリコングリスへ塗り直したりしたのですが短時間でブラックアウトが発生しました。
ブラックアウトが頻繁に発生するようになってからは何をしてもダメでした。
HDMIスプリッタ基板(コンデンサ交換前)
左側2つがルビコン(日本製)のコンデンサ、右側2つがスプリッタについていたコンデンサ(JWCO 中国製らしい)です。105度のコンデンサが欲しかったのですが、マルツパーツ館には85度のしかなかったのでそれ(1個21円)を購入しました。
以前使っていたCPUファン(12v)を取り付け、電源はアダプタ5Vを利用しているので低回転。
最終更新:2014年02月10日 16:01