ヘッドホン無し時のマイクハウリング対策





概要

要はマイクの音をPC(スピーカー)から聞こえないようにすればOKです。
但し、喋った声が自分に聞こえません。



補足

これはWin7での方法です(Vistaでもいけるらしい)。
XPでも同様のことが出来るようですが、仮想サウンドカードは別のソフトを使う必要があるようです。XPでUSBマイク(USBオーディオインターフェイス)を利用した場合にマイクの音が自分に聞こえないのかは未確認です。
自分の声が聞こえる状態に慣れていると最初の内は違和感があると思います。私は3日目くらいで違和感が無くなりました。



必要なもの・インストールするもの

  • USBマイク、またはUSBオーディオインターフェイス(USBサウンドデバイスともいう)
    • USBマイクの初期設定ではスピーカーから自分で喋った声が聞こえません。
    • ミニジャック接続のマイク(マイクアンプ)を利用したい場合はUSBオーディオインターフェイスを経由すればOKです。
      私はマイク(SONY ECM-PCV80U)をマイクアンプ(audio-technica AT-MA2)経由でマザーボードのマイク端子に接続していたのですが、同マイク付属のUSBオーディオインターフェイス経由(マイク → マイクアンプ → USBオーディオインターフェイス)に変更しました。
  • NETDUETTO β
    • NETDUETTO βインストールするとYamaha NETDUETTO Driver(WDM)という仮想サウンドカードがインストールされますが、その仮想サウンドカードを使います。
  • アマレコTV
    • アマレコTVは使いません。同梱されているアマミキ!(amamix.exe)をステレオミキサーとして使います。
      初回起動時に「Vista以降で利用する場合はヘルプを参照し ~(以下略)」と表示される場合はこちらを参照してください。
    • アマレコTVに同梱されているlive_setup.exe(2013年12月時点では live_setup300.exe)をインストールする。ちなみに不必要な機能なのでインストール必須ではありませんが、インストールしないとアマミキ!(amamix.exe)を起動する度に「ライブ機能に必要なフィルターがインストールされていません。~(以下略)」と表示されます。



設定


エンコーダー(WME、KTE、OBS、FFML)の設定

  • エンコーダーで「ライン (Yamaha NETDUETTO Driver (WDM))」(仮想サウンドデバイス)を指定する。
    • WME(Windows Media Encoder)なら「プロパティ」→「ソース」にある「オーディオ」に。
    • KTE(KoToEncoder)なら「入力」にある「オーディオキャプチャデバイス」に。
    • OBS(Open Broadcaster Software)なら「設定」→「サウンド」にある「デスクトップサウンドデバイス」に。
    • FFML(FFMPEG Launcher)なら「【FFMPEG】基本設定」にある「【音声】」の「デバイス」に。



配信に載せる音(アマミキ!でミキサーされている音)の確認方法

方法その1:アマミキ!で確認

  • 配信に載せる音(アマミキ!でミキサーされている状態)を確認するにはアマミキ!の「ツール」を開き、「録音」ボタンを押し続けて録音したものを確認してください。録音したものを聞くには「再生」を押し続けるか「再生ループ」をクリックしてください。
  • 再生(各ボリュームの下側にある再生)にチェックマークを付けて確認しようとするとハウリングを起こしてしまうので行わないこと。
    私の環境ではライン(PS3の音)の再生ととPC音の再生にチェックを付けるとラインの音がハウリングします。ちなみにラインはPS3またはゲームPCの音です。
  • ちなみにここでマイクブーストを設定出来ます。マイクブースト機能が無いサウンドデバイスでもマイクブーストが出来ます。というか全てのサウンド入力をブーストすることができます。倍率は0.03~8倍と設定範囲が広く、通常のマイクブーストよりも更に大きくブーストさせることが可能です。



方法その2:サブPCで確認

  • エンコPCでエンコードを開始した状態にし、サブPCの動画プレイヤー(pcwmpなど)で "http://エンコPCのIPアドレス:8080" を開けば確認できます。


方法その3:エンコーダーのボリュームメーターで確認

  • 大雑把な確認方法としてエンコーダーのボリュームメーターで判断できます。



USBマイク(USBオーディオインターフェイス)の動作確認と設定

  • USBマイク(USBオーディオインターフェイスのマイク)が正常に動作しているか確認するには「スタート」→「コントロールパネル」→「サウンド」を開いて「録音」タブを選択し、「マイク」(USBマイクまたはUSBオーディオインターフェイスのマイク)をダブルクリックすると「マイクのプロパティ」が開くので「聴く」タブを選択し、「このデバイスを聴く」にチェックを付けて「適用」をクリックすると喋った声が聞こえるようになります。
    マイクの動作確認が終わったらチェックを外した状態にしてください。※自分に聞こえないことが絶対条件であるため。
  • AGC(Automatic Gain Control)がある場合は無効にすることを推奨します。
    SONY ECM-PCV80UにはAGCという機能(自動マイクブーストっぽい機能)が付いています。有効にしていても喋っている間は特に問題はないのですか、1秒くらい喋らないだけで周囲の音(パソコンのファン音等)をマイクが拾って増幅されてノイズになります。AGCを無効にするにはWin7の場合、「コントロールパネル」→「サウンド」を開き「録音」タブにある「マイク(UAB-80)」のプロパティを開き、「カスタム」タブにある「AGC」のチェックを外し、「適用」または「OK」をクリック。



ステレオミキサーの設定

  • 通常の配信ではマイクとPC音(ゲーム音)を配信に載せるためには「サウンド」の「録音」タブにある「ステレオミキサー」を「規定のデバイス」に設定しますが、今回はアマミキ!を利用するのでサウンドカード(オンボードサウンド)のステレオミキサーは無効にすることを推奨します。私の環境では有効にしておいても問題は無いのですが、相互干渉を防止する目的でステレオミキサーを無効にしています。



アマミキ!の設定

  • 画像以外の設定は初期設定です。
  • 注意点としてPC音の「録音デバイス」は「AmaRec Core Audio Capture」を指定すること。
    稀に「AmaRec Audio Capture」を指定しないといけない環境があるらしい。
    • 「AmaRec Core Audio Capture」を指定していると起動時に
      Initialize AUDCLNT_E_UNSUPRORTED_FORMAT
      code:88890008
      Please setup of PC sice audio device from control panel. Do you setup now ?
      と表示されることがあり、その場合はこちらを参照してください。私の環境ではこのエラーが出たのでリンク先を参考に設定しました。
  • その他の基本設定は公式サイトのマニュアルを参照してください。
  • ラインはPS3またはゲームPCの音です。
    詳細は配信配線図(トップページ)を参照してください。




サウンド - 再生 - スピーカー

  • ゲームPC or PS3のHDMI出力をディスプレイに接続し、ディスプレイのヘッドフォン出力をエンコPCのライン入力(Rear Blue In)に接続しているのでライン入力(Rear Blue In)を有効にしています。ちなみにアマミキ!の「ライン」の「再生」にチェックを付けて同時に聞くとゲーム音が遅延している(アマミキ!のラインの方が遅れている)のが判ります。
    • 追記(2014年6月15日):現在はOpen Broadcaster Software(OBS)のビデオキャプチャ機能を使ってHDMIのサウンドを取り込むようにしたのでライン入力が不要になりました。
















最終更新:2014年06月28日 17:09