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ジャック・アトラス - (2013/02/08 (金) 22:14:47) の最新版との変更点
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**ジャック・アトラス(じゃっくあとらす)
[[遊戯王5D's]]の登場人物。主人公[[不動遊星]]の[[ライバル]]的ポジションである。
赤き竜の痣を持つ五人の[[シグナー]]の一人であり、[[ボマー]]の発言より「荒ぶる魂(''バーニング・ソウル'')」をその身に宿す一万年前の伝説の「シグナーの祖」の末裔であることが判明した。
悪魔族とドラゴン族と岩石族の混合デッキを使用し、エースカードは《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》。
「ホイール・オブ・フォーチュン」という一輪型の[[D・ホイール]]に搭乗する。
元々は[[サテライト]]の住人であり、「[[チーム・サティスファクション]]」時代も含めて遊星たちの仲間であったが、治安維持局の[[イェーガー]]によって「シティでデュエルキングにならないか」と誘いを受ける。
ジャックがこの誘いに乗らなかったら5D's自体始まらなかった。
その際、条件として求められていた《[[スターダスト・ドラゴン]]》のカードとサテライト脱出に必要なD・ホイールを遊星から奪って行った。
自らがキングである事に誇りを持ち、全てを犠牲にして来た自分に対して何も捨てずに自分に挑んで来た遊星に嫉妬と憤怒を覚えていたがフォーチュンカップにて敗北。
その後は記者に「[[元キング]]」呼ばわりされる始末だが、「真のキング」を目指すべく新たな道を模索しているらしい。
チーム・サティスファクションのメンバーの中で唯一マーカーが最後までついてない&footnote(窃盗を行なったことはあるが、前述の通り治安維持局の意向の下で行なったため、また被害者の遊星が特に訴えも起こさなかったためお咎めは無し。又、後々偽ジャックによる濡れ衣で逮捕された事もあるが後に無罪が公に証明され、他の3人と違い現行犯逮捕でない為、結果として付けられ無かった。)。
また、チーム・サティスファクションの中で唯一特定のカテゴリに依存するテーマデッキを長い間使用していなかった([[遊星>不動遊星]]はシンクロン、[[クロウ>クロウ・ホーガン]]はBF、[[鬼柳>鬼柳京介]]はインフェルニティ&footnote(インフェルニティ主体にする以前のサテライト時代でもチェスデーモンである。))が、
《コール・リゾネーター》などを使うようになったあたり、おそらくレモン+リゾネーターデッキになったと予想される。
岩石族・悪魔族・ドラゴン族の複合型パワーデッキであり、《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》のシンクロ召喚を主眼にしている他、貫通ダメージを与えるモンスターやリゾネーターと名のつくチューナーを使う。
[[WRGP]]編以降は回が進むにつれ《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》押しが強くなり、初期に比べると圧倒的なデッキパワーを獲得している。
シティとサテライトが統一された後は、職にも就いていない((ファイトマネーの残りくらいはあっただろうが))のに、仲間が稼いだ金で毎日のように3000円のコーヒー([[ブルーアイズ>青眼の白龍]]・マウンテン)を飲んでいたり、
[[WRGP]]開幕パーティー用の衣装を誂えたり、仲間たちを引っ張り出してまでおしるこヌードルを買い占めにいっては[[クロウ>クロウ・ホーガン]]の怒りを買っていた。
余りにも浪費癖が目立つためクロウは「少しは仕事したらどうだ」などと何度も言うが、就職しようにもアルバイトしようにも長続きせずにすぐにクビになっている。
それでも本人は「オレに合う仕事がないのだ」と開き直っていた。
[[タッグフォース5>遊戯王デュエルモンスターズGX タッグフォース]]の公式サイトでは&bold(){「無職」}とはっきり書かれている。
一時期は節約を覚え、カフェの頻度を減らして自分で淹れた茶を飲んでいたりと反省はしていたようだが、
その後1日で前述の3000円コーヒーを12杯も飲み干し、挙句の果てにクロウに経費としての計上を要求するなど、傍若無人極まりない唯我独尊っぷりを見せた((なお、この自棄コーヒーの原因はただのたそがれである))。
好きな食べ物はカップラーメン。幼少期に[[マーサ]]に拾われカップラーメンを与えてもらってからというもの、初めて[[満足]]に食事にありつけた喜びから大好物になったようだ。
現在でも[[イェーガー]]に[[イリアステル]]のことを聞き出そうとしている状況にも拘らず、かつて自分のカップラーメンを盗み食いされたことを%%自分こそ彼の誘いでスターダストとD•ホイールをパクッといて%%真っ先に追及したり、
イェーガーもまたカップラーメンを通して厳しい人生を歩んできたことを聞き、それに共感したりするくらい執着している((もちろん話が脱線した事に関して遊星がつっこんだが、彼もカップラーメンの例え話でイェーガーを説得するあたり思うところがあったのであろう))。
劇中に出てきた「ピリ辛レッドデーモンズヌードル」も好きなラーメンの1つ。キングの魂の名前を頂戴しているだけあり、ジャックはこの商品の広告料を貰っている模様。
だが、そのほとんどがこれを始めとしたカップラーメン購入費に消えるとの事なので意味が無い。「シンクロ弁当」の方で収入を得ている可能性はあるが。
遊星にフォーチュンカップで敗北して以降、「キング」と呼ばれることを極端に嫌い、「今の俺はキングではない」と訂正させる。
ただしマックスなど&footnote(マックスはダークシグナー編まで地縛神に囚われていたため、フォーチュンカップでの出来事を知らず、未だにキングだと思い込んでいる。)、子どもやキング時代からのファンに対してはその限りではなく、[[敢えてキングとして振舞う>ファンサービス]]事も。
一方「元キング」と言われると&bold(){「元キングだと!?」}と激昂する。
[[ダークシグナー]]編終了後しばらくはキングの面影が全くない程の体たらくであり、ギャグキャラとしての側面が強くなったり、大して強くもない敵((敵の強さについては両論あるが))に苦戦したり、
昔の傲慢なキングそのものだった自分とも言える偽ジャックにあっさり敗北したり、挙句の果てに「ジャック・アトラスですらありはしない」などと言われてしまい、遂に「元ジャック」の称号まで獲得してしまった。
他にも詰めデュエルを解けたためしが一度もなく((同じことはクロウにも言えるが、伏せカードの情報がまだ与えられていなかったため仕方ないと言われる))、伏せカードの正体やモンスターの情報が与えられていながら、毎回長考もせずに猪突猛進して自爆している。
ある程度横綱相撲を強いられていた環境のキング時代でも、遊星の防御カードに「姑息な危機回避は変わらんな!」などと言いつつもきちんと対応しておりこんな自爆キャラではなかった。OVAでは大型モンスターの常套な除去回避策である《亜空間物質転送装置》でのエスケープまで披露していたのに……
この時期のジャックは本気で弱くなっていたとしか思えない。環境が人を変えるという事だろうが、これこそ孤高でなくなり仲間に頼れる環境でもあると言える。
また、上記の通り自分こそほぼニートな癖に[[ある依頼>ブルーノ]]でステーキを奢って来た[[牛尾さん]]と[[深影さん>狭霧深影]]に対し「安月給のこいつらが、タダで飯を奢るなど有り得ん!」と断ったり、
更に[[イェーガー]]に対し「立派な社会人だと?フン、笑わせる」と言ったことで視聴者に「お前が言うな」と言われたが、その次週では、イェーガーの組織で作成した詰めライディングデュエルをイェーガー自身が解けなかった割に、
その後のイェーガーが詰めデュエルの回答について「そういうことでしたか」と理解したかのような発言をしたことに対し、なんとジャック自ら「お前が言うな」と言った。
その後スレなどで「お前も言うな」と返されたことは言うまでもない。
おまけに乱暴な発言をしたり明らかに悪いことをしたりしても一切謝ったことがなく(ただし自覚はしている)、仲間内以外からの好感度はチーム一の問題児としてそれほど高くなかった。
挙句の果てに、[[チーム・ユニコーン]]戦では[[D・ホイール]]が不具合を起こしたにも関わらずデュエルを強行した結果、クラッシュを起こしてしまう。
この行為についてジャックが非難される事は多いが、そもそも作中で人為的で無い事故が起こったのは2回だけ、
しかも1回は整備出来ない環境で酷使されて来た遊星vs鬼柳(1戦目)。
直前まで入念な整備を行える大会で異物混入など、遊星とブルーノが整備を手抜きしない限り、こんな事は起こらない筈なのだが……。
チームメイトからもスタッフからも嫌われていたとしか思えないのがこの時期のジャックである。
アニメスタッフによるこういった路線変更はキング時代から彼を知る視聴者から不満の声も挙がっていた。
また、WRGPではチーム戦の先鋒と言うポジションを務めたため、多くの対戦において相手の戦術に嵌ってしまう噛ませ役となっており、
そういう意味でも不遇。まあこれに関しては、彼が活躍したらしたで盛り上がりに欠けてしまうので仕方ないのだが……。
「キング時代が一番輝いていた」と言われることもあるが、そのキング時代の防衛戦すら[[ゴドウィン>レクス・ゴドウィン]]による八百長指示も含まれていたことが発覚してしまった。
ジャック自身自分が「道化のキング」である事は最初から理解していたのだが、デュエルにおいて明確な八百長があった事実までは知らず、「お前は実力でキングになったわけではない」と[[ドラガン>チーム・ラグナロク]]に罵倒された彼は「バカな……!」としか返せなかった。&footnote(ただしドラガンの方も私情があったとは言え結局報酬はもらっているので、これを口実としたジャック個人への恨みは逆恨みに過ぎない。また、八百長がなかった場合このデュエルの勝者がはっきりドラガンだったかどうかも不明)
彼の名誉の為に記すと、過去の[[遊星>不動遊星]]とのデュエルで勝利していたこと((計算ミスにより遊星のライフが100ポイント残っていたがこれはスタッフ側の問題))、負けた本人が完敗を認め後々大荒れした氷室や、現在の遊星といい勝負を繰り広げた[[炎城ムクロ]]等とのデュエルの結果は真実であり、
[[ダークシグナー]]や[[超官]]との世界の命運を賭けた戦いでもジャックが大きく貢献したのも疑いようのない事実である。
そもそも[[イェーガー]]と長官はジャックの実力を買った上で彼を呼んだのであって、大衆を誤魔化せる程度の実力はあったのだろう。
しかしやはりそれは真のキングと呼べるものではなく、本人も後にそれを自覚している。
これらの言動から、「[[元キング]]」「天性の野獣」「ジャック・アホラス」「[[ニート]]」などと散々な呼称を作中、視聴者からつけられがちなキャラである。
このように書くと救いようの無いダメキャラのように思われるが、傲慢さばかりが目立つ初期と比べると、仲間や子どもを思い遣ったり、相手が悪人であっても見殺しにはせず助けるなど人間的に成長している面も伺える。
我が身を顧みずに[[カーリー渚]]を救おうとしたり、《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》を犠牲にして遊星に《強制終了》を残させるなど、男気あるところを見せることもある。
それ以外にも遊星やクロウを仲間として再認識したり、痣の持つ力に振り回された[[龍可]]と痣がなくて悔しがっている[[龍亞]]の様子を見て「お前達双子はあわせて1人分だ」と、言動は粗暴ながらも気を遣っている様子が分かる。
さらに面識のなかった人物([[ボマー]]や[[風馬>セキュリティ]]など)にも「かけがえのない同志」「戦友」と言ったり、両親が大金持ちなので金の苦労を知らない龍亞の迂闊な発言に対して怒った&footnote(しかし、その時の龍亞の発言は「(ドラガンの八百長を)当時のジャックは知らなかったのだから、ジャックが気に病む必要はない」といった旨のものであり、「金のない苦しみがわかるか」というジャックの怒りは単なる八つ当たりでしかない。)事で自分が悪いと考える事が出来るようになったり、
味方がピンチのときは自分が何とかするという、本当の意味での「上に立つ者」としての資質を獲得しつつあったり、初期からは考えられないほどの心の強さを身に着けている。
特に遊星や仲間たちが落ち込んでいるときに真っ先に励ますのがジャックであり、何があってもへこたれない精神が仲間にも勇気を与えることが多い。
ある意味「真のキング」へのロードなのかもしれない。
[[チーム・ラグナロク]]戦ではとうとう[[蟹>不動遊星]]の絆シンドロームに浮かされるようになり、因縁のドラガンを実力だけで倒した。
更に[[アポリア]]とのデュエルでは言葉による説得も試みるなど、多くの視聴者も遂にジャックの真の実力を認めるようになり、本スレでは「卒キング」と呼ばれた。
作中の立場で、遊星が絆を紡ぐ存在なら、ジャックはそれを断ち切る存在であるといえる。しかし、ただ断ちきるだけであった初期の裏切りとは違い、
最終回では5D'sのメンバーそれぞれの足かせとなりつつあった絆を断ち切り、それぞれの未来へと送り出していったのは遊星ではなく他でもないジャックであった。
この面でも、自身の役割を理解し、自身のためでなく仲間のためにその役割を実行できるようになったのは大きな成長の証である。
アーク・クレイドル事件以降、チーム5D'sの仲間達の前から姿を消していた。
他のメンバーが[[新たなモーメントの開発責任者>不動遊星]]や[[セキュリティ隊員>クロウ・ホーガン]]になり、[[医師かプロデュエリストか卒業後の進路に悩むメンバー>十六夜アキ]]もいる中、[[ライディング・デュエル]]の武者修行に出ていた事が発覚。
相変わらずの無職振りであるが、身内の世話にならないだけ成長したとも取れる。
進路に悩むメンバーとは異なり、彼の将来ははっきりしているようで世界最高のプロリーグへと身を投じる事を宣言している。&strike(){ぶっちゃけそれ以外の進路などどの道見つからない、などといってはいけない。}
武者修行の成果はそれなりに出たようで[[ボマー]]、[[シェリー>シェリー・ルブラン]]、過去には親分だった[[鬼柳>鬼柳京介]]などの実力者を敗北させた上、[[体格>デュエルマッスル]]まで幾分良くなっていた。
また、同話の中で進路に悩む他のメンバーのため(実際は世界に出る前に遊星とデュエルしたかった事もあるだろうが)に遊星とライディング・デュエルを始めた。
ラストデュエルでは旅の途中で入手したらしい多数の新カードを披露した((遊星も同じように大量の新カードを披露したが、彼は同時に同窓会も行っている。まあジャックの場合「長い間使っていないカード」が遊星に比べて少ないので仕方ない。))。
結果は&strike(){今更1期OPの映像を回収されて}敗北したものの遊星とのデュエルを心から楽しみ遊星との再戦を約束、狭霧達に見送られプロリーグの世界へと足を踏み入れた。
街を出る際、荷物に混じって自分についてこようとしたカーリーに対し、「世界のトップに立つのに女など邪魔だ!」と言い放っており、かつて自分から告白したことは、完全になかったことにしたらしい。
ある意味究極の[[フラグクラッシュ法>フラグクラッシャー]]である。
そして数年後シングルリーグのチャンピオンに君臨し、かつての仲間であり挑戦者であるクロウを迎え撃つ。
まぁなんだかんだで最後は自身の実力でキングになったようだ。
つまるところ彼は生粋のデュエリストであって、「俺に合った仕事」はまさしくデュエルだったのだ。
これにより「俺に合った仕事がない以上仕方があるまい!」は言い訳ではなかった事が証明された。%%後付け?知らんそんな事は俺の管轄外だ%%
なお、[[リアルファイト]]の実力はかなりのものであり、単身でアジトに乗り込み窃盗団を全滅させたり、[[満足同盟>チーム・サティスファクション]]時代には長い脚を活かしてデュエルギャングのボスの逃走を阻止したりしている。
声優は星野貴紀、アニメ[[GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]では[[オネスト]]の声を担当しており、彼自身もデュエリストである。
アンデシンクロ全盛期は「レッドデーモンズが(ゴーズ対策などとして)ちゃんと戦術として使える」と喜んでいた。
サキよみジャンBANG!ではグッドスタッフを使い、レギュラー出演者のシモッチバーンを圧倒した。
テレビや自身のブログで「元王者」「レモン」「250円」などと言っているため、視聴者や決闘者の俗文化に詳しい様子が伺える。
また、ジャックの身長は星野氏の身長と同じであるという裏設定が存在するとかしないとか。
*漫画版におけるジャック・アトラス
アニメ初期以上に決闘者の頂点であることが強調されており、シティに於いて疾走決闘大会10連勝という前人未踏の偉業を成し遂げた「絶対王者」の別名を持つ男。闇のカードを探している。
「俺に倒されたいのなら勝ち上がって来い。」と発言するなど、アニメの初期以上に傲慢な性格となっている。
[[レクス・ゴドウィン]]に「我が息子」と呼ばれ、本人も「父上」と返している。
アニメと違い[[遊星>不動遊星]]との接点がなかったようだ。ただし[[鬼柳京介]]とは知り合い。
*デッキ
**アニメ版
自ら「パワーデッキ」と豪語する悪魔・岩石・ドラゴン族混合デッキを使用するが、《[[青眼の白龍]]》の高速召喚を狙う[[海馬>海馬瀬人]]に比べて、あまりコンセプトが明確ではなかった。
おそらくそれらのモンスターを利用した《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》のシンクロ召喚を目指すデッキと思われる。
シンクロ素材に《バイス・ドラゴン》と《ダーク・リゾネーター》をよく使用するため、【バイスリゾネーター】と呼ばれることもある。
バイス以外にも《ビッグ・ピース・ゴーレム》や《パワー・インベーダー》の様な、コスト軽減・妥協召喚が可能で攻撃力の高いレベル5モンスターも多い。
初期は貫通・守備表示モンスターの破壊・直接攻撃など、相手の守備を対策するカードが多かったが、
[[ダークシグナー]]編中盤以降は《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の派生形態である《セイヴァー・デモン・ドラゴン》と《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》に加え、
味方シンクロモンスターの攻撃力を上げる《バイス・バーサーカー》や相手モンスターの攻撃力を下げる《アタック・ゲイナー》などを使用していることから、
攻守変化によって圧倒的ダメージを与え、高打点のビートダウンを目指すデッキに変遷しつつあるようだ。
また、遊星(アニメフェスタ戦)やアンドレに敗北した原因が効果ダメージであったことからか、《パワー・ジャイアント》や《エクストラ・ヴェーラー》など、
それまで使用していた《クリムゾン・ヘルフレア》以上に汎用性の高い効果ダメージ対策カードもよく使用するようになった。
しかし自らのパワーを過信している面があり、遊星やアンドレ、マックス(紅蓮の悪魔のしもべが憑依)との戦いではその力へのこだわりに足をすくわれる結果となっている。
キング時代の横綱相撲スタイルも相まって本人は「このジャック・アトラスにパワープレイ以外の戦術などありえん」と言っているが、実際にはアタッカークラスの攻撃力を持つ下級モンスターはあまり入っておらず、
かといってシンクロ召喚に特化したデッキでもないようで、《バイス・ドラゴン》が絡まないと1ターンでシンクロ素材が揃わないことが多い。
おまけに突貫攻撃をあっさりかわされて返り討ちに遭ったりと、(元)キングなのかただのエンターテイナーなのかよく分からない状態になっている。
しかも昔のデッキをよく見ると、誰も入れないようなソスカード(《チェンジ・デステニー》((このカードに関しては「あえて」投入した可能性もある))《血涙のオーガ》《ハーフorストップ》など)ばかりが入っていた。
これでは「八百長でキングになったただの道化」と言われてしまう理由も頷ける。
もちろん、その点を強調して、「パワーデッキ(笑)」「パワープレイ(笑)」「紙束」などと馬鹿にする視聴者は存在する&footnote(原因としては、これ以外にも冒頭の記述どおり、デッキが特定のカテゴリに依存していないため、安定性を著しく欠いていることが挙げられる。)。
しかし[[ダークシグナー]]編中盤以降から使用している彼のデッキはより実践的なものへと変遷し、
ワンターンキルの抑止になりつつシンクロ素材になる《バトルフェーダー》や、効果付きモンスターの動きを封じる《デモンズ・チェーン》など汎用性の高いカードが投入されるようになった。
WRGP編に於けるニコラス戦では効果ダメージ対策カードを使用して相手を文字通り自爆させたり、紅蓮の悪魔のしもべ戦では相手のロックバーンを逆手にとって大ダメージを与えたりするなど、副次的とはいえテクニカルな戦法をとることもある。
そして[[OCG>遊戯王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム]]が第7期に入ってからは、ジャックのモンスターの中では際立って強力なシンクロモンスター《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》や強力なレモン&リゾネーターサポートカードが多数登場した。
以降のデュエルではチューナー専用サポートカードの使用頻度が大幅に増え、ライディング・スタンディング問わず、ほぼ毎回《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》をフィニッシャーにしている。
あまり気づかれないが、そのためジャックは[[満足同盟>チーム・サティスファクション]]の切り札の中で基礎攻撃力最大のカードの所有者である。
それ以前からも《トラスト・マインド》《リバイバル・ギフト》といったチューナー向けカードを使用したこともある。
《調律》《調和の宝札》《ネクロ・リンカー》など、遊星が使うチューナー用サポートカードはOCG化の際に条件・制約が付きやすいため、【チューナー】デッキを使用する者にとってはジャックの使うカードの方が期待度は高いのかもしれない。
**漫画版
アニメ版同様悪魔族中心ではあるものの、より脆弱なモンスターが多くなっている。
だが一方で、罠カードによる妨害・ロックが多彩になっており、張り巡らされた計略と高ポテンシャルのカードで敵を圧倒する、「パワープレイ」そのものと言えるデッキである。
特にエースカード《天刑王ブラック・ハイランダー》の高い制圧力は、相手を完膚なきまでに叩き潰す、まさに「死兆星」と呼ぶに相応しいモンスターである。
王者故の絶対的自信と、フルチューンされたホイール・オブ・フォーチュンによって[[フィール]]が極限まで高められており、その威圧感だけで遊星を動揺させている。
デッキもさることながら、優れたフィールと本人の気迫も含めてパワーの象徴と言える。
**ゲームにおいて
序盤では、アニメで使用した悪魔族・岩石族・ドラゴン族モンスターを混合したデッキを持たされる。
この場合はどうしてもデッキレベルが低めになりがちである。
それ以外では、ピース・ゴーレムを切り捨て【悪魔族】寄りの構成にしたデッキや、
《バイス・ドラゴン》と《ストロング・ウィンド・ドラゴン》のコンボを主体とした純正【ドラゴン族】を使用する。
特に後者は基本的に攻撃力の高いモンスターを出して殴るだけというまさにパワーデッキであり、CPUの%%残念%%思考でも扱いやすいためなかなかの強敵となる。
アニメで使用したカードに拘らずに《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の高速召喚を目指すデッキもある。
**ジャック・アトラス(じゃっくあとらす)
[[遊戯王5D's]]の登場人物。主人公[[不動遊星]]の[[ライバル]]的ポジションである。
赤き竜の痣を持つ五人の[[シグナー]]の一人であり、[[ボマー]]の発言より「荒ぶる魂(''バーニング・ソウル'')」をその身に宿す一万年前の伝説の「シグナーの祖」の末裔であることが判明した。
悪魔族とドラゴン族と岩石族の混合デッキを使用し、エースカードは《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》。
「ホイール・オブ・フォーチュン」という一輪型の[[D・ホイール]]に搭乗する。
[[リアルファイト]]の実力はかなりのものであり、単身でアジトに乗り込み窃盗団を全滅させたり、[[満足同盟>チーム・サティスファクション]]時代には長い脚を活かしてデュエルギャングのボスの逃走を阻止したりしている。
元々は[[サテライト]]の住人であり、「[[チーム・サティスファクション]]」時代も含めて遊星たちの仲間であったが、治安維持局の[[イェーガー]]によって「シティでデュエルキングにならないか」と誘いを受ける。
ジャックがこの誘いに乗らなかったら5D'sの話は始まらなかった。
その際、条件として求められていた《[[スターダスト・ドラゴン]]》のカードとサテライト脱出に必要なD・ホイールを遊星から奪って行った。
自らがキングである事に誇りを持ち、全てを犠牲にして来た自分に対して何も捨てずに自分に挑んで来た遊星に嫉妬と憤怒を覚えていたが、フォーチュンカップにて彼に敗北。
その後は記者に「[[元キング]]」呼ばわりされる始末だが、[[カーリー>カーリー渚]]との出会いを経て「真のキング」を目指すべく新たな道を模索し始めた。
ダークシグナー編終盤ではカーリーと哀しい死闘を演じ、[[超官>レクス・ゴドウィン]]戦では「ひとりの女の愛」で仲間や絆に気づかされたと宣言。「みんなのキング」へと向かっていくと思われたが…
WRGP編前半の日常パートでは、ゾラに叱責されて「MA☆TTE!」と釈明したり、カーリーとの相思相愛が無かったことになったり、
自分自身は働かずクロウや遊星の貯めた金で一杯3000円のブルーアイズ・マウンテンを堪能したり、職についてもすぐに辞めてしまいニート化したり、
冤罪とはいえ逮捕され「堕ちたキング」と紙面を飾ったり、敗北の黄昏で上記のコーヒーを12杯も[[「おかわりだ!」]]してクロウにしばかれたり、
イェーガーの[[カップラーメン]]話で号泣したりと、コメディリリーフ的な役割を演じることが多くなった。
デュエル面でも、詰めデュエルをあっさり失敗したり、過去の自分ともいえる偽ジャックに敗北し「元ジャック」と罵られたり、ボマーの故郷で子供にまで敗北したり、
挙句の果てには[[チーム・ユニコーン]]戦でデッキをメタられ苦戦し、挙句の果てに身勝手な理由で敗北、アキ・遊星に多大なハンデを負わせるなど((そもそもDホイール事故を起こした原因は作中でそれまでもそれ以後も発生しなかったホイール内への異物混入であり、少し不自然ではある。もし原因があるとすればチーム・カタフトロフによる妨害である可能性が高いが、そこに触れられる事はなかった。))
またキング時代の栄光も、ドラガン戦での勝利が八百長であった事が発覚したことで「紛い物」となってしまい、この時期は散々な扱いを受けていた。
とはいえ本人も反省し改善しようとしているようで、龍亞に感情的に怒った後に自省したり、紅蓮の悪魔戦では自らの信念を保持しつつ新たな戦術を披露したりしている。
WRGP編後半以降は相手の戦略を察知して自ら捨て石になる・後続のために伏せカードを残すなど、チーム戦を意識したデュエルを見せることが多くなっていった。
[[チーム・ラグナロク]]戦では因縁のドラガンに自力で勝利、アーククレイドルでの[[アポリア]]戦ではデュエル中に心理フェイズで説得を試みるなど、以前の扱いが嘘のような成長した姿を見せつけた。
WRGP終了後はプロリーグ進出のための武者修行に出ていたようで、ボマー・シェリー・鬼柳といった強豪決闘者を下していた。
進路に悩むチーム・5D'sの仲間の前に現れ、遊星とのライディング・デュエルを行った。前述の修業の成果もあり、遊星よりも少ないカードで場を整える、反撃されても即座に反しのターンでつぶしてのける等、ほぼ優勢にゲームを進めていたが、遊星の自分の未来を賭けた大博打によって形勢が逆転。僅差で敗れたものの再戦を誓い「真のキング」となるべくネオ童実野シティを後にした。
数年後の未来ではプロリーグのチャンピオンになっており、最終的には自分の力で「真のキング」となったようだ。
チーム・サティスファクションのメンバーの中で唯一マーカーが最後までついてない&footnote(窃盗を行なったことはあるが、前述の通り治安維持局の意向の下で行なったため、また被害者の遊星が特に訴えも起こさなかったためお咎めは無し。又、後々偽ジャックによる濡れ衣で逮捕された事もあるが後に無罪が公に証明され、他の3人と違い現行犯逮捕でない為、結果として付けられ無かった。)。
また、チーム・サティスファクションの中で唯一特定のカテゴリに依存するテーマデッキを長い間使用していなかった([[遊星>不動遊星]]はシンクロン、[[クロウ>クロウ・ホーガン]]はBF、[[鬼柳>鬼柳京介]]はインフェルニティ&footnote(インフェルニティ主体にする以前のサテライト時代でもチェスデーモンである。))が、
《コール・リゾネーター》などを使うようになったあたり、おそらくレモン+リゾネーターデッキになったと予想される。
岩石族・戦士族・悪魔族・ドラゴン族の複合型パワーデッキであり、《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》のシンクロ召喚を主眼にしている他、貫通ダメージを与えるモンスターやリゾネーターと名のつくチューナーを使う。
[[WRGP]]編以降は回が進むにつれ《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》押しが強くなり、初期に比べると圧倒的なデッキパワーを獲得している。
声優は星野貴紀。アニメ[[GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]では[[オネスト]]の声を担当しており、彼自身もデュエリストである。
アンデシンクロ全盛期は「レッドデーモンズが(ゴーズ対策などとして)ちゃんと戦術として使える」と喜んでいた。
サキよみジャンBANG!ではグッドスタッフを使い、レギュラー出演者のシモッチバーンを圧倒した。
テレビや自身のブログで「元王者」「レモン」「250円」などと言っているため、視聴者や決闘者の俗文化に詳しい様子がうかがえる。
ジャンプフェスタ2016の声優デュエルイベントでは、他の出演者がアニメ発カードばかりを使用する中、
一人だけ[[漫画版>遊戯王5D's (漫画)]]に登場した《琰魔竜 レッド・デーモン》や((しかも劇中の口上まで叫んだ。))、
デュエリストボックス付属DVDに登場した《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》、
さらには[[OCG>遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム]]オリジナルの《レッド・ライジング・ドラゴン》をも駆使し、会場を盛り上げた。
要所要所で「(バイスリゾネーターに対して)懐かしいだろう」
「これまでのキングはここで展開が止まっていた」
「先月発売されたばかりのパックのカード」などとコメントしていたことから、
5D's放送終了後も[[決闘者]]を続けているようである。
また、ジャックの身長は星野氏の身長と同じであるという裏設定が存在するとかしないとか。
**[[漫画版>遊戯王5D's (漫画)]]におけるジャック・アトラス
アニメ初期以上に決闘者の頂点であることが強調されており、シティに於いて疾走決闘大会10連勝という前人未踏の偉業を成し遂げた「絶対王者」の別名を持つ男。
闇のカードである[[決闘竜]]《琰魔竜 レッド・デーモン》を探していた。後に[[鬼柳京介]]から受け取り、エースとして使用している。
「俺に倒されたいのなら勝ち上がって来い。」と発言するなど、アニメの初期以上に傲慢な性格となっている。
また、アニメ版であったギャグ描写が無くなり、実力者であることが強調される等、漫画版の万丈目に近い扱いである。
[[レクス・ゴドウィン]]に「我が息子」と呼ばれ、本人も「父上」と返しているが血のつながった親子ではない。
&ruby(バーチャル・ソリッド・フィール・ラボ){仮想立体触感研究所}でゴドウィンに認められ養子となった。
鬼柳とはこの頃からの旧知の仲で、彼のことは決闘者として認めていた様子。
アニメと違い[[遊星>不動遊星]]との接点はなかった。
**[[遊戯王ARC-V]]におけるジャック・アトラス
本編登場前にアニメイベントのステージ上にて[[クロウ>クロウ・ホーガン]]と共に[[シンクロ>シンクロ召喚]][[次元]]で登場することが発表された。
その後[[第3期OP>ハナテ]]ではラストにドラゴンを召喚する謎のシルエットとして登場。
このシルエットは[[ランサーズ]]一行がシンクロ次元に転移した翌週のOPから解禁され、彼が登場する新規カットも追加された。
しかし、OPでは[[死んだ目>鬼柳京介]]をしており、明らかに何かありげなキャラになっている。
こちらでもデュエルキングという設定は変わっておらず、実力で勝ちあがったようだ。
特徴的なヘルメットや[[D・ホイール]]は健在だが、[[デュエルディスク>決闘盤]]はARC-V世界のものを使っている。
ホイール・オブ・フォーチュンが[[WRGP]]編以降のものと同じく青や黄色が入っている。
またキャッチフレーズに「最高の[[Satisfaction>満足]]を貴方に」というものがあった。
シティの階層であるコモンズの[[ユーゴ]]が暮らす孤児院出身で、ユーゴの目標になっている。
本編から3年前にフレンドシップカップで優勝してキングとなる。
しかし、キングに君臨してから[[不満足>クラッシュタウン]]な状態が続き、その事からコモンズ出身でありながら、
同じコモンズを見下す態度をとっており、コモンズはユーゴのようにジャックを賞賛する者とクロウのようにジャックを裏切り者呼ばわりする者に二分されている。
ただし根の部分ではコモンズを誇りに思っているようで、
コモンズを見下していたのは、自分のように勝ち上がってくる[[決闘者]]を渇望していた故と思われる。
今作ではクロウ・ホーガンとの面識はなかったようだが、[[シンクロ>シンクロ召喚]][[次元]]編の終盤では[[遊矢>榊遊矢]]のピンチにコンビで駆けつけた。
この時リアルソリッドビジョンの使い方を誤り[[柚子>柊柚子]]をエレベーターから落としてしまうという、かつてのネタキャラとしての側面も僅かに見せている。
新たなエース《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》の召喚・サポートへと繋げるレッドモンスター中心のデッキとなり、破壊耐性効果やレッドモンスターを強化するサポートカードで構成。
そのため、エースモンスターを徹底的に守って決める、シンプルながら豪快かつ自身の象徴を活かした5D's時代以上に昇華させた横綱相撲スタイルを実現している。
この戦術は、自分からかちあげたり、張り手を喰らわす様に自ら勝ち急ぐ戦術を使わずに相手の力を引き出した上で、自身の力を見せつけ勝利する戦術を差す。
遊矢とは2度戦っており、一度目の対決では遊矢のプレイスタイルを独りよがりと否定した上で予告ターン内で勝利を決めている。
その後、セルゲイを倒した後、遊矢と二度目の対決を行う。
新たに手に入れたシンクロ召喚に加え、ペンデュラム召喚創始者としてのデュエルを行うことで自身を[[満足]]させ敗北した。
ランサーズがシンクロ次元を離脱してからは出番がなくなるかと思われていたが、融合[[次元]]で遊矢と合流し、ランサーズに加勢している((どのような方法でやってきたのかは不明。))。
*デッキ
**アニメ版
自ら「パワーデッキ」と豪語する悪魔・岩石・ドラゴン族混合デッキを使用するが、《[[青眼の白龍]]》の高速召喚を狙う[[海馬>海馬瀬人]]に比べて、あまりコンセプトが明確ではなかった。
おそらくそれらのモンスターを利用した《[[レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》のシンクロ召喚を目指すデッキと思われる。
シンクロ素材に《バイス・ドラゴン》と《ダーク・リゾネーター》をよく使用するため、【バイスリゾネーター】と呼ばれることもある。
バイス以外にも《ビッグ・ピース・ゴーレム》や《パワー・インベーダー》の様な、コスト軽減・妥協召喚が可能で攻撃力の高いレベル5モンスターも多い。
初期は貫通・守備表示モンスターの破壊・直接攻撃など、相手の守備を対策するカードが多かったが、
[[ダークシグナー]]編中盤以降は《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の派生形態である《セイヴァー・デモン・ドラゴン》と《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》に加え、
味方シンクロモンスターの攻撃力を上げる《バイス・バーサーカー》や相手モンスターの攻撃力を下げる《アタック・ゲイナー》などを使用していることから、
攻守変化によって圧倒的ダメージを与え、高打点のビートダウンを目指すデッキに変遷しつつあるようだ。
また、遊星(アニメフェスタ戦)やアンドレに敗北した原因が効果ダメージであったことからか、《パワー・ジャイアント》や《エクストラ・ヴェーラー》など、
それまで使用していた《クリムゾン・ヘルフレア》以上に汎用性の高い効果ダメージ対策カードもよく使用するようになった。
しかし自らのパワーを過信している面があり、遊星やアンドレ、マックス(紅蓮の悪魔のしもべが憑依)との戦いではその力へのこだわりに足をすくわれる結果となっている。
キング時代の横綱相撲スタイルも相まって本人は「このジャック・アトラスにパワープレイ以外の戦術などありえん」と言っているが、実際にはアタッカークラスの攻撃力を持つ下級モンスターはあまり入っておらず、
かといってシンクロ召喚に特化したデッキでもないようで、《バイス・ドラゴン》が絡まないと1ターンでシンクロ素材が揃わないことが多い。
おまけに突貫攻撃をあっさりかわされて返り討ちに遭ったりと碌な事が無かった。
しかも昔のデッキをよく見ると、誰も入れないような[[ソス]]カード(《チェンジ・デステニー》((このカードに関しては「あえて」投入した可能性もある。))《血涙のオーガ》《ハーフorストップ》など)ばかりが入っていた。
キング時代は自分のデュエルにエンターテインメント性を求め、デュエルを盛り上げるためにこれらの扱い難いカードを使用していたとも考えられるが、
キングでなくなった後もそのスタイルを変えなかったことから、「八百長でキングになったただの道化」「かつてのキングのエンタメに固執している」という印象がついてしまったのかもしれない。
もちろん、その点を強調して、「パワーデッキ(笑)」「パワープレイ(笑)」「紙束」などと馬鹿にする視聴者は存在する&footnote(原因としては、これ以外にも冒頭の記述どおり、デッキが特定のカテゴリに依存していないため、安定性を著しく欠いていることが挙げられる。)。
しかし[[ダークシグナー]]編中盤以降から使用している彼のデッキはより実践的なものへと変遷し、
ワンターンキルの抑止になりつつシンクロ素材になる《バトルフェーダー》や、効果付きモンスターの動きを封じる《デモンズ・チェーン》など汎用性の高いカードが投入されるようになった。
WRGP編に於けるニコラス戦では効果ダメージ対策カードを使用して相手を文字通り自爆させたり、紅蓮の悪魔のしもべ戦では相手のロックバーンを逆手にとって大ダメージを与えたりするなど、副次的とはいえテクニカルな戦法をとることもある。
そして[[OCG>遊戯王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム]]が第7期に入ってからは、ジャックのモンスターの中では際立って強力なシンクロモンスター《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》や強力なレモン&リゾネーターサポートカードが多数登場した。
以降のデュエルではチューナー専用サポートカードの使用頻度が大幅に増え、ライディング・スタンディング問わず、ほぼ毎回《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》をフィニッシャーにしている。
あまり気づかれないが、そのためジャックは[[満足同盟>チーム・サティスファクション]]の切り札の中で基礎攻撃力最大のカードの所有者である。
それ以前からも《トラスト・マインド》《リバイバル・ギフト》といったチューナー向けカードを使用したこともある。
《調律》《調和の宝札》《ネクロ・リンカー》など、遊星が使うチューナー用サポートカードはOCG化の際に条件・制約が付きやすいため、【チューナー】デッキを使用する者にとってはジャックの使うカードの方が期待度は高いのかもしれない。
さらに[[ARC-V>遊戯王ARC-V]]以降は、新エース《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》だけでなく、
旧来の「レッド・デーモン」系統をまとめてサポートするカードも多数登場し、同時期のテーマデッキと遜色ないデッキパワーを獲得した。
現実のデュエルシーンでは、効果耐性を持ったモンスターが大幅に増加したためか、単純に高攻撃力を叩き出せるモンスターの価値が見直され、それに伴いジャックのカードの評価も高まっていった。
《[[シューティング・クェーサー・ドラゴン]]》を軽々と捻り潰す《[[SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング]]》に対して《[[琰魔竜 レッド・デーモン・アビス>レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》が有効だったり、
脅威の防御力を誇る《アポクリフォート・キラー》や《[[RR-アルティメット・ファルコン>黒咲隼]]》を《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》で踏み抜いたりといった活躍を見せている。
5D's当時は[[チーム・サティスファクション]]の他メンバーに明らかに遅れを取っていたが、ようやく張り合えるレベルに達したといえよう。
**漫画版
アニメ版同様悪魔族中心ではあるものの、より脆弱なモンスターが多くなっている。
だが一方で、罠カードによる妨害・ロックが多彩になっており、張り巡らされた計略と高ポテンシャルのカードで敵を圧倒する、「パワープレイ」そのものと言えるデッキである。
特にエースカード《天刑王ブラック・ハイランダー》の高い制圧力は、相手を完膚なきまでに叩き潰す、まさに「死兆星」と呼ぶに相応しいモンスターである。
王者故の絶対的自信と、フルチューンされたホイール・オブ・フォーチュンによって[[フィール]]が極限まで高められており、その威圧感だけで遊星を動揺させている。
デッキもさることながら、優れたフィールと本人の気迫も含めてパワーの象徴と言える。
《琰魔竜 レッド・デーモン》を入手して以降はそちらをエースとし、終盤ではその進化形態を駆使したデッキになっていった。
**ゲームにおいて
序盤では、アニメで使用した悪魔族・岩石族・ドラゴン族モンスターを混合したデッキを持たされる。
この場合はどうしてもデッキレベルが低めになりがちである。
それ以外では、ピース・ゴーレムを切り捨て【悪魔族】寄りの構成にしたデッキや、
《バイス・ドラゴン》と《ストロング・ウィンド・ドラゴン》のコンボを主体とした純正【ドラゴン族】を使用する。
特に後者は基本的に攻撃力の高いモンスターを出して殴るだけというまさにパワーデッキであり、CPUの%%残念%%思考でも扱いやすいためなかなかの強敵となる。
アニメで使用したカードに拘らずに《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の高速召喚を目指すデッキもある。
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