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説明死 - (2015/03/06 (金) 14:37:33) のソース
**説明死(せつめいし) 遊戯王における特殊な死亡フラグの1つ。遊戯王以外にはギャンブル漫画などでよくみられる。 「次に使うカードを説明したプレイヤーは負ける」というもの。[[ライ>海馬瀬人]][[バル>万丈目準]][[キャ>ジャック・アトラス]][[ラ>神代凌牙]]などが起しやすいものである。 解りやすく言うとこういう事である。 ***例1 「(モノローグ)このセットカードで相手の攻撃を防げば…」 →そのカードが破壊されるor無効化されるor発動すら出来ない。 敵サイドの中でもかませ犬が説明死を立てる場合に多い。 その敵自身が作り上げた鉄壁の布陣を主人公たちが読み合いを制して崩すという演出である。 初登場のメインキャラクターはほぼ必ずこれを立てられる。 ***例2 「次の俺のターンで(このカードで)お前のライフはゼロだ!」 →次の自分のターンまで回らずに負けてしまう。 これも敵サイドが説明死を立てる場合が多い。 自分の場が打ち崩すことが困難な状態であり、次の自分のターンさえ回ってくれば確実に勝利出来る状態の時に、 相手にその自分の場を打ち崩されてそのまま負けてしまう。 最も分かりやすい説明死であり、「次のターンにダメージを与える効果 = 敗北確定」と言って9割9分当たるほどの信頼性がある。 ***例3 「この攻撃が通れば、俺の勝ちだ!」 →罠カードなどによって攻撃が通らない。 主人公たちが説明死を立てる場合に多く、半数以上がこの「攻撃が通らない」関連のやりとりである。いわゆる[[噛ませキャラ>神代凌牙]]が立てる傾向もある。(([[神代凌牙]]に関しては現在の所、今まで負けたデュエルはすべて説明死であることが[[驚きだが・・・>カードゲームではよくある事]])) まあ演出の都合上仕方の無い事ではあるのだが、頻度が多い上にハズレも少ないためすっかり死亡フラグとして定着してしまう。 逆に言われた人にとっては生存フラグである。 ***例4 「お前のモンスターは全て攻撃終了、○○でお前のライフは0。やったー!俺の勝ちだー!」 →効果ダメージでとどめを刺す、または連続攻撃。 [[狂戦士の魂]]や[[グォレンダァ!!>丸藤亮]]等の伝説的なオーバーキルの多くがこれであり、一番ひどい目に合いそうなパターン。 勝ったほうも[[闇堕ち>覇王十代]]したり、[[気持ち悪い生き物]]と化したりと両者ともにダメージを受ける。 ただし、主人公たちがこのフラグを立てた場合は、強烈な追撃を食らいつつも[[紙一重の状態>鉄壁]]で生き残ることが多い。 ライフが1000以下であることが効果発動条件の[[CNo.39 希望皇ホープレイ]]を持つ[[遊馬>九十九遊馬]]にとっては、ある意味勝利フラグと言える。 ***例5 「だが○○の方が、攻撃力は上だ!」 →超えられる、除去を喰らう。 [[素の攻撃力で>青眼の白龍]][[上回っている>古代の機械巨人]][[場合>レッド・デーモンズ・ドラゴン]]によく用いられるが、当然ながらそんなアピールをしていてはフラグとなる。 アニメ第1話、2100~2500VS3000の伝統的デュエル、取り分けGXのフレイムウィングマンVS古代の機械巨人の場面が分かり易いだろう。 ちなみにこのセリフが用いられた場合、あまり推奨されない除去カードの登場比率も比較的高い。 ***特殊な例 「あのカードが○○なら、俺は負ける…」 →全く関係のないカードであるか、予測通りのカードでも諸事情で発動されない。 通常の説明死の逆パターン。 「○○じゃないだと・・・!?」「何でお前、○○を発動しなかった・・・?」という展開になることも多い。主に主人公格がサブキャラのカードを読む際に使用される。 [[漫画GX>遊戯王GX]]の[[三沢]]vsレジー戦、[[遊戯王ZEXAL]]の[[奥平風也]]戦などがいい例である(下記の逆パターンでもいい例を見せている)。 いずれの場合も -相手のカード枚数を宣言する(「フィールドも手札もゼロ!」などと言う)と死ぬ -相手の[[ライフ>鉄壁]]を馬鹿にすると死ぬ -布陣が確実であればあるほど負ける -''負け際の凄惨さは勝ち誇り具合と説明の長さに比例する'' ことが分かっている。 この結果、機皇帝の効果をご丁寧にも各パーツごとに説明した[[プラシド]]は胴体から真っ二つにちぎれてしまった。 5D'sになってからは説明死にも色々なパターンが出るようになる。 「遊星vsミゾグチ」では互いに説明死フラグを立て、先の展開を読めなくした。 フラグの扱いに定評のある[[クロウ>クロウ・ホーガン]]は、「クロウvsホセ」戦での説明の途中「いや駄目だ!」と言い、見事説明死フラグを叩き折った。 また、ベンチからいらん説明をして死亡フラグを立ててしまう、といった事も度々起こっている (状況を説明する役柄か、[[WRGP]]では[[龍亞]]と[[龍可]]が主に立てているが、致命的な説明死フラグに限って[[蟹>不動遊星]]が立てている)。 ただし、[[WRGP]]ではデュエルに決着がつく場合に「この攻撃が通れば」や「この勝負もらった!」などの説明があっても、次のプレイヤーへ繋ぐ一手が発動しただけで、直後に決着がつく場合もある。 「遊星vs山下太郎」では、遊星がズシン破りの方法を思いつき、そのためのキーカードがカットインするという演出があったが、その内容を見せるだけで&bold(){喋らない}ことにより説明死を回避している。口に出さなければ安全のようだが、若干卑怯である。 [[ゾーン]]はラスボスらしく、自分から相手の思惑を説明してみせることにより自らの説明死を回避しつつ、相手に説明死フラグを押しつける高等な戦術を見せている。 『タッグフォース6』では、モブキャラのメイ喜多嬉が&bold(){「WRGPに勝ち進むことで自動的に復讐できる」}というトラップを仕掛けたが、その内容については&bold(){「説明は失敗フラグですから」}(ほぼ原文)と言い放ち、誰にも詳細を言わないことで無事成し遂げている。 ZEXALの[[アストラル]]は[[遊馬>九十九遊馬]]が立てたフラグを制止させるも、直後に自らフラグを立てて説明死するという前代未聞の失態を起こしている。 また遊馬は、「[[鉄男>武田鉄男]]vs[[ブラック・ミスト>No.96 ブラック・ミスト]]」において、自分を操るブラック・ミストに洗脳されたフリをして説明死フラグを立て、見事にブラック・ミストを説明死させた(一応アストラルも助太刀している)。 また、[[キャットちゃん>キャッシー]]が相手に自信を付けさせるために、あえて説明を行い自ら敗北フラグを立てて勝利を譲るという高度なテクニック(?)を見せている。 そして[[神代凌牙]]のデュエルは説明死のオンパレードである。 2話では罠カードを発動して次のターン勝てる→結局初心者に負ける羽目に。22話では次のターンのアシッドゴーレムのデメリット効果を受けない為の罠を伏せたが自分のターンが回る事はなく、使用カード5枚での敗北となっている。 そんな思い込みが上手くいかない彼の事を、[[天城カイト]]は[[「ロマンチスト」>「とんだロマンチストだな!」]]と称した。 さらに説明死は彼と対峙した[[Ⅳ]]にまで及んだ。装備魔法デステニー・ストリングスで8回連続攻撃を決めた次のターン、再び効果を発動しようとした際に、味方であるはずの[[トロン]]にカードのデメリットを改めて説明され、挙句「君には無理だよ」などと煽られた結果、案の定発動に失敗。そのまま敗北に繋がることとなった。 そして、準決勝の遊馬vs凌牙では、殲滅の紋章を引いた洗脳状態の凌牙が「この攻撃が通れば俺の勝ちだ!」「次のターンでお前を地獄に送ってやる!」とテンプレ通りのフラグを立て、遊馬が手札のモンスターの効果を説明し、さらにトロンが凌牙の伏せカードの効果とそれによって引き起こされる結末を事細かに説明した結果、正気を取り戻した凌牙がそれらとは異なるカードの効果で自爆という形で見事な説明死を遂げた。 ARC-Vにおいても、[[榊遊矢]]が[[赤馬零児]]とのデュエルで「カードの効果を説明しながら、決着までの映像を見せる」というものすごく綺麗な説明死を遂げた(ただし、零児側の都合で中断されている)。 また[[ユーゴ]]が[[ユート]]とのデュエルで、「カード効果を説明し、敢えてこのタイミングでは発動しない」というプレイングをし、 「暴走していたユートを遊矢が止めていなくてもユートに勝っていた」という演出を見せた。