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アポリア - (2011/06/23 (木) 19:15:38) のソース
**アポリア(あぽりあ) [[遊戯王5D's]]に登場した人物。名前の由来は「問題解決能力の欠如」「行き詰まり」を表すギリシャ語「απορια(アポリア)」。 [[遊星>不動遊星]]達の時代よりも未来の人物であり、[[イリアステル]]の三皇帝は彼の少年期、青年期、老年期を基に作られている。 「機皇」デッキの使い手であり、エースモンスターは《機皇神マシニクル&ruby(インフィニティ){∞}&ruby(キュービック){³}》または《機皇神龍アステリスク》。 彼の人生は波乱に満ちており、少年時代、機皇帝の襲撃により家族を亡くす。 その後機皇帝との戦いに身を投じるが、共に戦った女性(本人の口から恋人だと明かされた)を失う。 彼らの抵抗むなしく人類は滅亡を迎えるが、皮肉にも彼は人類最後の生き残りとなってしまう。 生き残りを探して各地を彷徨ううちにゾーン達と出会い、人類滅亡という最悪の歴史を変えるべくゾーンに協力する。 しかし既に年老いた身であったため、歴史を変えるには至らず死を迎える。 彼は死ぬ間際にゾーンに「その身を3つの絶望に分け、ゾーンのしもべとして使え」と告げる。 そして「愛してくれる者(両親)を失った絶望」から[[ルチアーノ]]、「愛すべき者(恋人)がいなくなった絶望」から[[プラシド]]、「(孤独故に)愛さえいらなくなった絶望」から[[ホセ]]が生み出された。 実際の人物としてはホセそっくりの老師だが、[[WRGP]]決勝戦終盤で三皇帝が合体。機械の体で再構築された姿となって登場した。この姿と声は[[プラシド]]に近く、言ってしまえば本来のアポリアから若返っている。 鋭い八重歯とネオスみたいな白い腹筋と「行き詰まり」なんてまるで感じさせない雄々しい青眉毛がキュート。 [[アンチノミー>ブルーノ]]や[[ゾーン]]と同じく、生前は''右利き''、再生後は''左利き''である。 3人が合体し、更に彼が自身の(これもやはり合体した)Dホイールと合体した際には観客から「なんだよ、人間じゃないのかよ!」「こんなのアリかよ!」とツッコミを入れられたが、本人は当然の如く気にしていない。 そもそも観客も、そんなツッコミは[[分離形態の3人目>ホセ]]の時点で入れるべきだったと言うのは[[密に 密に>>「密に 密に」]]。 (といってもゴドウィンの義手がデュエルディスクだったり、遊星が「どうして合体しないんだ」などと言っていたりしているので、ネオ童実野シティの住民は''機械と合体''については耐性はあるのかもしれない。) 合体するや否や即座に雷を落とし始めた他、背中についているパーツから殲滅兵器の如くレーザーを乱射し、周囲の建造物やライディングコースを破壊するなど、かつて[[プラシド]]として青年期を過ごしたことを垣間見せるようなこともした。 絶大な耐性と脅威の能力を誇る''機皇神マシニクル∞³''で[[遊星>不動遊星]]を圧倒したが、&strike(){若返った分、キャラ性質が[[下っ端>プラシド]]に近づいてしまったのか}再三の攻撃はことごとくかわされ、WRGP編の最後を締めくくるボスなのに136話の次回予告では自身の敗北予告を行い&footnote(最もその時点で詰み状態ではあった)、予告通り137話にて[[チーム・5D's]]の《[[ブラックフェザー・ドラゴン]]》《[[スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン>レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》《[[シューティング・スター・ドラゴン>スターダスト・ドラゴン]]》による総攻撃を喰らい、海の藻屑へと散った。 この残骸は直後にゾーンの手でサルベージされている。 残骸は修理され、アーククレイドルにて再登場。 今度は遊星歯車を守るために[[ジャック>ジャック・アトラス]]、[[龍亞]]、[[龍可]]の3人を1度に相手にする変則デスマッチ(ライフ0になると命を落とすルール)を仕掛け、デュエルとデュエリストを一体化させた。 デュエルの条件は[[超官>レクス・ゴドウィン]]のターン進行と[[パラドックス]]のライフ4000というとても厳しいもの&footnote(実はもっと前にクラッシュタウン編で遊星も同じルールを用いてデュエルしていた。)。 更に、自身も合体を止められないらしく、フィールド魔法《機動要塞フォルテシモ》と合体した。 この時点で本人いわく「人間をやめた」らしいが、三人に分離していたり、あまつさえその分離体たちが[[愛車と融合してまもなく千切れたり>プラシド]]、[[転入してきた>ルチアーノ]]と思ったら[[「そんな人いません」>ディマク]]になったり、色々な意味で最後の砦となった[[厳格なお爺さん>ホセ]]が物凄いスピードで[[疾り出したり、>明日への道~Going my way!!~]]挙句の果てにレース中の一体とベンチの二体をミラクルフュージョンして本人が特殊召喚されたり、視聴者からしてみれば今更そんなこと言われても困る。 変則デスマッチでは永続系のバーンカードを使用して3人を追い詰め、遂には[[龍亞]]を倒すも、直後に《D・ライトン》の効果で[[龍亞]]のライフが戻り、このことが彼の6人目の[[シグナー]]としての覚醒を促してしまい、最終的には《[[スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン>レッド・デーモンズ・ドラゴン]]》の攻撃により敗北。 このデュエルを通し、失ったはずの人間の心が自分に戻りつつあると気づき始める。 敗北後、《機動要塞フォルテシモ》と一体化していた身体は分離し、アーククレイドル内の空洞へと落ちていったが、その表情は希望を思い出し理解したのか笑みを浮かべていた。 そしてアーククレイドルの中心、太陽歯車でまさかの復活。ボロボロの姿になりながらも[[ゾーン]]にかつての希望を取り戻させるためにデュエルをする。 毎ターンゾーンのバーンカードによりリアルダメージを受けながらも、「私には希望がある」と言い続けて決して諦めようとしないその姿は、最早主人公のようであった。 《アフター・グロー》の効果(使用後にデッキに戻り、再び引いたときに相手に4000ダメージ)と自身のデッキ破壊のコンボでゾーンに対して王手をかけるも、《時戒神ラツィオン》の効果により墓地のカードを全てデッキに戻され、ゾーンから「奇跡を起こしてみせなさい」と言われる。 それでも彼は希望を捨てる事はなかったが、引いたカードは《機皇帝グランエル∞》であり、《時戒神ラツィオン》の二つ目の効果である、相手がドローした際に1000ダメージという効果により敗北。 これによって、彼は家族、恋人、遂には自分をグランエルによって殺されたという事になる。人間の心と希望を取り戻した彼が最後にドローしたカードがこれとは、何という皮肉・仕打ちだろうか。 デュエル開始時点ですでにボロボロの体だったため、最後のリアルダメージにより機能を停止。 死の間際に遊星号に自らの背中部分のパーツ(TFの名称はデュエル・チューブ)を与え、飛行可能にした。 ゾーンとは強い信頼関係で結ばれているらしく、ゾーンの事を「永遠の友」と呼んでいる。 なお、あくまで生前のアポリアの人格を移植したコピーであるためゾーンの方はそこまでアポリアのことを買っていないようで、仲間であることさえも否定している。 ただしこれは[[ゾーン]]なりに生前のアポリアとの志を果たすためでもある。([[ゾーン]]の記事を参照) ***再現された[[OCG>遊戯王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム]]カード アポリアが使用したカードは殆どが[[OCG>遊戯王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム]]化を果たしているが、サイズが小さいほど強いという謎の改変を受けてしまった。 あまり脅威を見せ付けなかった「機皇兵」はアニメから大幅に強化されており、 当初シンクロキラーと恐れられた「機皇帝」は、効果自体は弱体化したものの格段に利便性が改善され、両者のスペックに差はない。 一方アニメで[[5D's>チーム・5D's]]を圧倒し続けた切り札級モンスター《機皇神マシニクル∞(³)》《機皇神龍アステリスク》の2体はOCG化の過程で想像を絶する弱体化を受けてしまい、単なる事故要因にしかならないとまで言われてしまっている。 それでも《機皇神マシニクル∞》は使おうと思えばまだ使えるのだが、《機皇神龍アステリスク》の方は余りにも惨い劣化を受けたため、レアリティがスーパーレアであることも重なり、ソステリスクなどといわれている。 最も、原型はある程度感じられる効果なので、超官の使っていた[[アレ>地縛神]]よりはマシかもしれない。 (だがOCGの強さでは超官の使っていた[[アレ>地縛神]]のほうが上であることは確実である。) 更には同じ未来組のゾーンのカードである《時戒神メタイオン》は、ほぼ原型そのままなうえ、大きな劣化はされないまま(それどころか《虚無戒アイン》の効果を内蔵したために寧ろ大幅に出しやすくなった)OCG化されたため、益々彼の使った切り札達の弱体化が印象に残る。 [[No.39 希望皇ホープ]]の登場により機皇デッキはさらに強化されたが、低い打点もこれで実質改善されてしまい。 ますます切り札たちの弱体化が気になってしまう。