OCGにおけるカードゲーム用語。
有名な一人用PCゲームの「ソリティア」から意味が転じ、対戦ゲームであるデュエルにおいて「片方のプレイヤーが1人で延々場を回してプレイする」ことを指している。
所謂「作業ゲー」。
遊戯王OCGについてはこれがかなり多い。
特にシンクロ召喚の登場以降はハイスピードで場を回してケリを着ける戦術が多くなり、1ターンで場を整えるために複数枚のカードを何度も使い回したり展開したりというプレイングが環境の主流に。
下手すれば…というか、日常茶飯事で「1ターン目で決着が着く」、「(相手からすれば)何だかよくわからないうちに相手がたくさんカードを使ってターンが来なかった…」という光景が珍しくなくなってしまったほど。
《
ダーク・ダイブ・ボンバー》が元の効果で現役だった頃が一番酷い状態だったが、速攻で禁止カード認定され、ソリティア絡みのカードも次々規制。
これによりOCGも平和を取り戻した…と思えば、今に至るまでコンマイは新たなワンキルカードを次々と開発しては規制をループ。
日々新たなコンボが発見され、環境では現在も様々な大量展開ワンキルが流行している。なので「遊戯王OCG=ソリティアワンキルゲー」と長く言われ続けてしまっているのだ。
そして、これを抑えるために、《エフェクト・ヴェーラー》や《
神の宣告》といったメタカードが現在でも重宝されているのである。
アニメでもやはりシンクロ召喚登場後の
遊戯王5D's以降、ソリティア展開の描写が顕著。
劇中ではかっこいいが
不動遊星や
鬼柳京介(満足街編)らの大量モンスター展開からのエース召喚はまんまソリティアである。
ガチ【BF】使いと称され、初登場から後攻1キルをかました
クロウ様に至っては日常茶飯事。
ARC-Vでは
刀堂刃【X-セイバー】で1ターンで何度も特殊召喚して大量展開。
終いにはギャラリーの子供達から「え~…また特殊召喚…?」
「一人でやってるよー」などと揶揄されてしまった。
このように、コンボを回し続けている間は気持ちいいが、迂闊にソリティアを決めまくると対戦相手を不快にさせたり顰蹙を買ってしまうので注意。
友人対戦では友情にヒビが入りかねないので、事前に示唆しておくなど気を付けよう。
最終更新:2014年09月20日 19:47