「ファンタスティック!」「ハートバーニーング!」が口癖で長身大柄な体格、奇抜な衣装・口調で市民の人気を集めている。
全国からデュエリストを集め王者を決定する
WDC大会も主催した。
…が、裏の姿は真に街を支配している
Dr.フェイカーに従い、
弟の治療を盾に
天城カイトに
ナンバーズ狩りを命じる悪役。
WDCの開幕も全国のデュエリストを集わせナンバーズを回収するためだった。
カイトの他に
ゴーシュと
ドロワを側近に従わせ、出場者とWDC運営委員という名目の元
ナンバーズハンターとして3人を動かしていた。
この3人には幼少期の頃から過酷な特訓を強いていたようであり、それ相応の因縁があったものだと思われる。
「Dr.フェイカーの夢は私の夢にも繋がる」と豪語するように何らかの野望を抱いているようで、表向きは市民のヒーロー的存在としての姿を崩さない大胆不敵な人物…で、あったが…。
WDC終盤、ハルトを救うべくスフィア・フィールド砲の中枢へ駆けつけたカイト達と対峙。
ここでデュエル…と思いきや、ガードロボットを大量出動させてリアルファイトを繰り広げたが、
オービタル7や
小鳥らの活躍にてシステムが停止。
挙句に自らの足場のバランスを崩し、
アストラル世界に向けられたスフィア・フィールド砲の発射台へとファンタスティックに転落してしまった!
…以降、行方不明となり、出番が終了となった。
終始不適な態度を取り、主要人物との繋がりや野望をちらつかせ当時の視聴者には「ラスボスか?」とも囁かれながら一度もデュエルすらせずに退場というある意味相当にファンタスティックな退場を果たしてしまった。
5D'sでいう
ディヴァインおじさん的な立ち位置だったのだろう…か…。
「Ⅱ」において
長く行方不明になっていたハートランドだが、99話にて
ベクターが
バリアン世界にある悪意の海から復活させ再登場。
どうやら魂をランクアップした者だけが行き着くアストラル世界には行けなかったようである。
しかし復活はしたものの、バリアン世界に堕ちた影響かハエの姿へと変化しており、かつてのファンタスティックな長身は見る影もなかった。
以降はベクターに付き従い、
ドルベや
ミザエルにも地上のナンバーズの情報を提供していた。
そして112話、
No.96との決戦で
アストラルが一時的に消滅したタイミングを見計らい、ベクターの力により人間の姿を取り戻す。
「みなぎるううぅ~!!」と午後5時半からおっさんがハエから全裸の人間に変身するというファンサービ…
かつて行動を共にしていたという
闇デュエル界の四悪人を集わせ、バリアンの刺客として遊馬らのナンバーズを奪うために再び暗躍した。
ここでハートランド自身もカイトと対峙、ここにきて初めてデュエルの腕前を披露した。
…が、バリアン世界と人間世界が融合しようとする中でのデュエルで、カイトへとバリアン世界の負荷を負わせるというこれまたファンタスティックな姑息な戦いっぷりによりカイトにリアルダメージを与え、戦闘不能に追い込む。
そこへアストラルを取り戻した遊馬が現れ、仕切り直しデュエルとなったが…。
デュエルで使用したデッキは「インフェクション」と名の付いたハエモンスター群を扱う蝿デッキ。
切り札はベクターから与えられた
《No.1 インフェクション・バアル・ゼブル》。本人はナンバーズ1!一等賞!出席番号1番!とNo.1への誇りを嬉々と語っていた。
…それ…偽物…
先述のように姑息な戦法も使ったが、決してデュエルの腕前が低いわけではなく、遊馬には《ダブル・アップ・チャンス》のホープコンボを先読みしてカウンターを仕掛けたり、切り札のナンバーズが破壊されれば即座に新たなコンボを展開するという優れた戦術を見せつけていた。
ZEXALへの変身も読んだ彼はカイトと同じようにバリアンの力で戦闘不能に追い込もうとするが…2人の強まった絆が新たなZEXALを生み出し、キーカードを引かれて敗北してしまった。
その後は用済みになったということか、四悪人が使った偽物のナンバーズと共に全身を焼かれ、再び消滅していった。
この際にカイトの口から「指名手配中のコソ泥が親父(Dr.フェイカー)を利用しただけ」と語られている。
しかし新たに語られた背景はこれぐらいで、結局彼がどういう野心を抱いていたのかは全く語られないまま再び退場してしまった。
最終回までに彼の大いなる野望が明かされる日は来るのだろうか…?
因みに四悪人同様、彼も遊馬とのデュエル時に「真の姿」であるハエ怪人の姿を現した。
ハートバーニングな大柄長身だったり、ハエ姿だったり、怪人だったり一体何が起きているんだ…。
最終更新:2014年02月09日 17:33