沢渡シンゴ

遊戯王ARC-Vの登場人物。ランサーズの一員。

舞網市の市議会議員をパパに持つ金髪のお金持ち少年でLDSの生徒。勝つためには手段を選ばない小賢しい性格で、LDSの男子生徒3人を取り巻きに連れている。遊矢とは中学の同級生らしい。
第2話のラストにて、自室で遊矢の写真を的にダーツを投げるという何ともナウいシーンで初登場し、第3話で遊矢を言葉巧みに騙しペンデュラムカードを奪ってデュエルを挑んだ。

…のだが、逆に返り討ちにされてしまい、リベンジのために「ネオ沢渡」として生まれ変わるや否や黒マスクの男にコテンパンにされて病院送りにさせられてしまう等散々な目に。
登場初回ではゲスキャラだったのが、早くもギャグキャラへとジョブチェンジしてしまったのは言うまでもない。
その後は遊矢に影響されてエンタメデュエルに目覚め、彼をライバルとして認識し始めたようで、ジュニアユース選手権では宣戦布告をかまして再戦を果たした。

このように序盤から遊矢に一方的に因縁を持ち、ライバルへと昇華していったキャラクターだったのだが、ストーリー本筋ではLDSの3人に押されて大した出番が与えられていなかった。
しかし3人が黒咲隼に敗北して記憶を消され、舞網チャンピオンシップにアカデミアが襲来してからはようやくストーリー本筋に合流。
大会の様子が一切モニタリングされないことを観客を代表して赤馬零児の元へ抗議しにいったところ、「敗者復活戦をやらないか?」と誘われて全ての事情を聞かされ、再び大会へ飛び入り乱入。
アカデミアの手先を撃退する活躍を見せ、次元戦争を阻止するためのデュエル戦士軍団「ランサーズ」の一員に抜擢されるまでになった。

ランサーズの一員としてシンクロ次元に突入してからもエンタメデュエルを再び発揮。
登場早々セキュリティにワンキルされたりネタに欠かせない発言を連発する等、お調子者キャラとしてポジションが確立された。

性格

先述の通り、初期はゲスキャラとしての側面が強く、遊矢のカードを奪ったり低ステータスのカードを「クズカード」呼ばわりして投げ捨てるといった小物行動が目立った。
しかし「ネオ沢渡」になってからは徐々に遊矢に影響されていってゲス言動は激減し、舞網チャンピオンシップを経て賑やかしお調子者キャラに変化していった。

取り巻き3人を引き連れ、貸倉庫にアジトを作って腰巾着同然にパシらせている一面も。お腹が減るとワガママっぷりに拍車がかかるらしい。
しかし、任務を遂行した彼らにはゴキボールじゃないちゃんとレアカードを渡す等、取り巻きのことは彼なりに大事に思っている模様。

シンクロ次元では「ランサーズ最大の切り札」であるアクションカードの存在を開幕早々相手にバラしたり、セキュリティにワンキルされたりと次元を越えてもネタに欠かせない。

デュエル

アニメシリーズの登場人物では珍しく、序盤では1戦ごとにコロコロデッキ内容が変わっていた。

第3&4話では自らの趣味でもある「ダーツ」と名の付くモンスター群を入れたデッキを使用。切り札は《アルティメット・ダーツ・シューター》。
ペンデュラム召喚によって一気に場を制圧するが、ペンデュラムカードの奪還に成功した遊矢に敗北を喫してしまった。
尚、初手の手札に確認された《ブレイクスルー・スキル》を伏せていれば勝利できていたのだが、デュエル中一度も伏せられることは無かった。遊矢相手に油断していたのだろうか。

第7話の「ネオ沢渡」化からは早速デッキ変更。ダーツモンスター…OCG化される前に解雇されたぜ…。
その中身は何と懐かしのOCGカード《氷帝メビウス》を軸にした水属性デッキ。
その他にも《氷帝家臣エッシャー》《凍氷帝メビウス》といった直近で現れたサポートOCGカードも駆使という唐突なOCG販促っぷり。前作では既存OCGカードが殆ど出ず、やきもきしていた視聴者を一気に沸かせた。

恐らく遊矢のペンデュラムカードにメタを張るべくメビウスを投入していたのだと思われ、黒マスクの男とのデュエルでも伏せカードを逆手に取った戦術を取ったり、相手の攻撃に罠カードを貼っていたりとなかなかなデュエルの腕前も披露した。

その後はしばらく出番が無かったが、31話のジュニアユース選手権1回戦ではさらに「ネオ・ニュー沢渡」に進化して登場し、当時のOCG最新カテゴリ【妖仙獣】を引っさげ、ついにペンデュラム召喚に入門する。
エースモンスターの《魔妖仙獣 大刃禍是》を活かしたデッキハンデスコンボ、OCGでも実戦的な《修験の妖社》での度重なるサーチ戦術に加え、アクションカードを駆使したエンタメデュエルで観客と視聴者を大いに魅了した。
この当時散見された「エンタメデュエルは勝ち確煽り」という文言をひっくり返し「見るものを楽しませるエンタメデュエルとはこうやるのだ」と言わんばかりの活躍であり、父親のスタイルに引っ張られている遊矢とは違う形のエンタメを披露した。
またこのカード群を収録した「ブースターSP トライブ・フォース」は放送当時品切れを起こし、絶大な販促効果をもたらした。

アカデミアの襲来以降はまたしてもカテゴリーを変え、ペンデュラムモンスターを搭載した【魔界劇団】を使用。
スケール1&8のペンデュラムモンスター、攻撃力2500の切り札とすっかりと主人公っすよ!
アニメスタッフのツイートによると今後沢渡のデッキはこれで固定されていく模様。(【妖仙獣】は和風繋がりで月影辺りに渡されるのかと思いきやそのままフェードアウトしてしまった)

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最終更新:2021年07月11日 12:53