無題(r012)
皆さんこんにちは、平沢唯です。
今日はハロウィンです!トリックオアトリートな日です!
いろんな人からお菓子をもらえちゃう日です!
どんなお菓子がもらえるのかなぁ、楽しみだなぁ。
あ、でも、みおちゃんにはたずらしたいかも。ぎゅーってしてまっかになるみおちゃんはとってもかわいいんだよねー。
そんなことを考えていたらもう部室についちゃった。みんなもう来てるかな?
「こんにちはーってあれ?みおちゃん一人?」
「あぁ、律は部長会議があるって和に連れて行かれて、ムギはどうしても外せない用事があるらしい」
「そっかー」
むむむ、それはざんねん。ムギちゃんのおかし期待してたのになぁ……
「梓はまだ連絡がないけど」
~♪~♪
「あ、あずにゃんからだ」
「そうか、なんてかいてる?」
「えーっと、今日はちょっと家のことで立て込んでいるので部活に出れません。すいません。って」
せっかくのハロウィンなのにみんないそがしいんだなぁ
「それじゃあ今日は私とゆいの二人だけか」
「そういえば、そうだね」
まぁでもみおちゃんと二人きりになれたと思えばいいことだよね♪
むふふ、そして今日はハロウィン!
ということで、みおちゃんにいたずらしちゃおう!
「みおちゃんみおちゃん」
「ん、なんだ?」
体重を気にしてるみおちゃんはきっとおかしは持ってきてないだろうからこう言えばいたずらできるよね!
でも、みおちゃんはそのままでも十分かわいいと思うんだかえどなぁ
「トリックオアトリート!」
「え?」
やっぱり!しかもその反応は今日が何の日かも忘れてたみたい。
これならわたしのみおちゃん抱き枕計画はうまくいきそうだよ!
「そうか、今日ハロウィンなんだっけ、うぅ、すっかり忘れてた……」
ふふふ、困った顔のみおちゃんもかわいいなぁ
「むふふ、おかしをくれないとみおちゃんにいたずらしちゃうぞー」
「……」
「あ、あれ?みおちゃん?」
なにか考えてる風だけど……
「そうだ!」
「わわっ!」
「あ、ごめん、ゆい」
「ううん、べつにいいよ」
ちょっとびっくりしちゃったけどね
「いきなり大きな声だしてどうしたの?」
「あぁ、ちょっと思いついたことがあって。なぁゆい、少し部室の外に出てくれないか?」
「べつにいいけど、なにするの?」
「ちょっと、な」
むぅ、そんないたずらっぽい笑顔で頼まれたら断れないよ。
「それじゃあ、準備ができたら呼ぶから」
「はーい」
みおちゃんがわたしのために何かしてくれるなんてうれしいなぁ♪
ってそいうえばトリックオアトリートの返事聞いてないや。
むむむ、もしかしてみおちゃんはごまかしにきたのかな?だとしたらいたずらは遠慮なくやらせてもらおう!
みおちゃんを一晩中抱き枕にしてまっかになったみおちゃんをいっぱい愛でるんだぁ。
うふふ、なんだか楽しみになってきたなぁ♪
「ゆーい、もう入ってきていいよ」
おっと、みおちゃんの準備が終わったみたい。いったい何の準備をしてたのかな?
「ほーい、みおちゃんはいったい何を……」
はわわわわ、これはいったいどういうことなのかな!?
どうしてみおちゃんが執事服を着てるのかな!?
「どう、かな?似合ってるかな?」
「う、うん。すっごく似合ってる!カッコイイよ澪ちゃん!」
「そ、そうかな?」
うわぁ、照れてる執事みおちゃんもかわいいなぁ。
それにいつものかわいいみおちゃんもいいけどこんなかっこいいみおちゃんもたまにはいいかも。
じゃなくて
「ねぇ、みおちゃん。どうして執事服なんて着てるの?」
「それはだな、ゆいがさっきトリックオアトリートって言っただろ?」
「うん。だからみおちゃんがおかしくれないとわたしがみおちゃんにいたずらしちゃうんだよ?」
ていうかそっちがメインと言えなくもないかも。
だからわたしとしてはおかしが見えない今、はやくみおちゃんに抱きつきたいんだけど。
「実はその「おかしをくれなきゃ」っていうのは本来の意味じゃないんだ」
「ほぇ?」
本来の意味じゃない?どういうことなんだろう
「トリートの本来の意味は「おもてなしをする」って意味なんだ。だからゆいが言ってたやつは一般向けっていうか、子供向けな訳なんだ」
「へぇー、そうなんだー」
なんだか子供って言われてるみたいな気がしたんだけど?
「ふふ、ゆーい、別にゆいが子供だなんて思ってないよ?」
「むむ、そんなこといって、抱きついてごまかそうとしてるだけじゃないの?」
まぁ、とっても嬉しんだけど。今回は顔に出してあげません!
「ごまかそうとはしてないよ。ただゆいに抱きつきたかっただけだからね」
もー!みおちゃんはすぐにそういうことを言うんだから!
うぅ、今の私、きっと頬が緩んでるんだろうなぁ
「で、でも、その話と今のみおちゃんの服装はどう繋がるの?」
「ふふ、許してくれてありがと。」
あ、みおちゃん離れちゃった。もうちょっとしてくれてても良かったんだけどなぁ
「えっと、トリックオアトリートの本来の意味に則ってゆいをおもてなししようと思って」
「なるほど、そういうことかぁ」
確かにそういうことならみおちゃんの執事服も納得いくね。
でもそんな服どこにあったんだろう?
「さぁゆい、こちらへどうぞ?」
「はーい」
「それじゃあ、紅茶をどうぞ」
「いただきます!」
うわぁ、みおちゃんの入れてくれた紅茶だぁ、味わっていただきます!
「うん、おいしいよ、みおちゃん」
「ふふ、ゆいへの愛がたっぷりだからな」
「もう、みおちゃんったら!」
不意打ちはずるいよみおちゃん!こうなったらわたしもはんげきしちゃうからね!
「トリックオアトリート!」
「え?今おもてなしをしてるんだけど」
「わたしは甘いものがいいのです!」
ほんとはみおちゃんが一緒にいてくれるだけでも十分なんだけどね。
なんども不意打ちしてくれたんだもん。少しくらい困らせてもいいよね?
「う~ん」
「ほらほらみおちゃん、早く考えないといたずらしちゃうぞー?」
今度こそみおちゃん抱き枕計画を実行に!
「なぁゆい、甘いものなら食べ物じゃなくてもいいか?」
食べ物じゃない?それってなんだろう?
「ジュースとかならダメだよ!」
「大丈夫、ジュースじゃないよ」
そうなの?それなら、いいかなぁ。
「いったい何をくれるつ!?」
「んっ……」
!?今いったい何が起こったの!?
みおちゃんがこっち向いたと思ったらあっという間に顔がすぐ近くにあって、そしてそのまま……
こっこっこれってキキキキスなんじゃ!?
「ふぅ、どうかな?甘かったかな?」
「あ、えっと、その、甘かった……です」
「ふふふ、それはよかった。それで、ほかには何かありますか、ゆーい?」
「えっと、えーっと、その……もう一つ、ください」
「ふふ、かしこまりました」
今日はハロウィンです!トリックオアトリートな日です!
いろんな人からお菓子をもらえちゃう日です!
どんなお菓子がもらえるのかなぁ、楽しみだなぁ。
あ、でも、みおちゃんにはたずらしたいかも。ぎゅーってしてまっかになるみおちゃんはとってもかわいいんだよねー。
そんなことを考えていたらもう部室についちゃった。みんなもう来てるかな?
「こんにちはーってあれ?みおちゃん一人?」
「あぁ、律は部長会議があるって和に連れて行かれて、ムギはどうしても外せない用事があるらしい」
「そっかー」
むむむ、それはざんねん。ムギちゃんのおかし期待してたのになぁ……
「梓はまだ連絡がないけど」
~♪~♪
「あ、あずにゃんからだ」
「そうか、なんてかいてる?」
「えーっと、今日はちょっと家のことで立て込んでいるので部活に出れません。すいません。って」
せっかくのハロウィンなのにみんないそがしいんだなぁ
「それじゃあ今日は私とゆいの二人だけか」
「そういえば、そうだね」
まぁでもみおちゃんと二人きりになれたと思えばいいことだよね♪
むふふ、そして今日はハロウィン!
ということで、みおちゃんにいたずらしちゃおう!
「みおちゃんみおちゃん」
「ん、なんだ?」
体重を気にしてるみおちゃんはきっとおかしは持ってきてないだろうからこう言えばいたずらできるよね!
でも、みおちゃんはそのままでも十分かわいいと思うんだかえどなぁ
「トリックオアトリート!」
「え?」
やっぱり!しかもその反応は今日が何の日かも忘れてたみたい。
これならわたしのみおちゃん抱き枕計画はうまくいきそうだよ!
「そうか、今日ハロウィンなんだっけ、うぅ、すっかり忘れてた……」
ふふふ、困った顔のみおちゃんもかわいいなぁ
「むふふ、おかしをくれないとみおちゃんにいたずらしちゃうぞー」
「……」
「あ、あれ?みおちゃん?」
なにか考えてる風だけど……
「そうだ!」
「わわっ!」
「あ、ごめん、ゆい」
「ううん、べつにいいよ」
ちょっとびっくりしちゃったけどね
「いきなり大きな声だしてどうしたの?」
「あぁ、ちょっと思いついたことがあって。なぁゆい、少し部室の外に出てくれないか?」
「べつにいいけど、なにするの?」
「ちょっと、な」
むぅ、そんないたずらっぽい笑顔で頼まれたら断れないよ。
「それじゃあ、準備ができたら呼ぶから」
「はーい」
みおちゃんがわたしのために何かしてくれるなんてうれしいなぁ♪
ってそいうえばトリックオアトリートの返事聞いてないや。
むむむ、もしかしてみおちゃんはごまかしにきたのかな?だとしたらいたずらは遠慮なくやらせてもらおう!
みおちゃんを一晩中抱き枕にしてまっかになったみおちゃんをいっぱい愛でるんだぁ。
うふふ、なんだか楽しみになってきたなぁ♪
「ゆーい、もう入ってきていいよ」
おっと、みおちゃんの準備が終わったみたい。いったい何の準備をしてたのかな?
「ほーい、みおちゃんはいったい何を……」
はわわわわ、これはいったいどういうことなのかな!?
どうしてみおちゃんが執事服を着てるのかな!?
「どう、かな?似合ってるかな?」
「う、うん。すっごく似合ってる!カッコイイよ澪ちゃん!」
「そ、そうかな?」
うわぁ、照れてる執事みおちゃんもかわいいなぁ。
それにいつものかわいいみおちゃんもいいけどこんなかっこいいみおちゃんもたまにはいいかも。
じゃなくて
「ねぇ、みおちゃん。どうして執事服なんて着てるの?」
「それはだな、ゆいがさっきトリックオアトリートって言っただろ?」
「うん。だからみおちゃんがおかしくれないとわたしがみおちゃんにいたずらしちゃうんだよ?」
ていうかそっちがメインと言えなくもないかも。
だからわたしとしてはおかしが見えない今、はやくみおちゃんに抱きつきたいんだけど。
「実はその「おかしをくれなきゃ」っていうのは本来の意味じゃないんだ」
「ほぇ?」
本来の意味じゃない?どういうことなんだろう
「トリートの本来の意味は「おもてなしをする」って意味なんだ。だからゆいが言ってたやつは一般向けっていうか、子供向けな訳なんだ」
「へぇー、そうなんだー」
なんだか子供って言われてるみたいな気がしたんだけど?
「ふふ、ゆーい、別にゆいが子供だなんて思ってないよ?」
「むむ、そんなこといって、抱きついてごまかそうとしてるだけじゃないの?」
まぁ、とっても嬉しんだけど。今回は顔に出してあげません!
「ごまかそうとはしてないよ。ただゆいに抱きつきたかっただけだからね」
もー!みおちゃんはすぐにそういうことを言うんだから!
うぅ、今の私、きっと頬が緩んでるんだろうなぁ
「で、でも、その話と今のみおちゃんの服装はどう繋がるの?」
「ふふ、許してくれてありがと。」
あ、みおちゃん離れちゃった。もうちょっとしてくれてても良かったんだけどなぁ
「えっと、トリックオアトリートの本来の意味に則ってゆいをおもてなししようと思って」
「なるほど、そういうことかぁ」
確かにそういうことならみおちゃんの執事服も納得いくね。
でもそんな服どこにあったんだろう?
「さぁゆい、こちらへどうぞ?」
「はーい」
「それじゃあ、紅茶をどうぞ」
「いただきます!」
うわぁ、みおちゃんの入れてくれた紅茶だぁ、味わっていただきます!
「うん、おいしいよ、みおちゃん」
「ふふ、ゆいへの愛がたっぷりだからな」
「もう、みおちゃんったら!」
不意打ちはずるいよみおちゃん!こうなったらわたしもはんげきしちゃうからね!
「トリックオアトリート!」
「え?今おもてなしをしてるんだけど」
「わたしは甘いものがいいのです!」
ほんとはみおちゃんが一緒にいてくれるだけでも十分なんだけどね。
なんども不意打ちしてくれたんだもん。少しくらい困らせてもいいよね?
「う~ん」
「ほらほらみおちゃん、早く考えないといたずらしちゃうぞー?」
今度こそみおちゃん抱き枕計画を実行に!
「なぁゆい、甘いものなら食べ物じゃなくてもいいか?」
食べ物じゃない?それってなんだろう?
「ジュースとかならダメだよ!」
「大丈夫、ジュースじゃないよ」
そうなの?それなら、いいかなぁ。
「いったい何をくれるつ!?」
「んっ……」
!?今いったい何が起こったの!?
みおちゃんがこっち向いたと思ったらあっという間に顔がすぐ近くにあって、そしてそのまま……
こっこっこれってキキキキスなんじゃ!?
「ふぅ、どうかな?甘かったかな?」
「あ、えっと、その、甘かった……です」
「ふふふ、それはよかった。それで、ほかには何かありますか、ゆーい?」
「えっと、えーっと、その……もう一つ、ください」
「ふふ、かしこまりました」
END
| + | あとがき |
初出:7->>765
- 効果は抜群だー! -- (名無しさん) 2012-11-15 16:40:56