ファンゴ

概要

ファウード編にて登場した炎を操る術を持つ魔物の子。
第225話のアリシエの発言によると「(フレイム)のファンゴ」の異名を持つ。
ガッシュ・ベルパムーンに似た顔立ちをしており、特に目はガッシュ・ベルにそっくり。
髪は炎そのもののようにオレンジ色に逆立っている。

魔界の王になる事に大きな野心を持つ魔物で、ファウードを奪い取る目的で封印解除に参加。
封印解除後にリオウを倒す」ため、少なくともキースギャロンとは結託していた事が第209話から窺える。
また、第228話のリィエンの回想によると、ウォンレイに対しても「リオウを倒すまでの協力」を求めていた。

その後、第219話の「ゴデュファの契約」によってゼオンの忠実な僕となり、第225話~第229話にてザルチムと共に立ちはだかる敵として登場する。
ゴデュファの契約により力や姿だけでなく、性格まで残忍なものに変貌。
ゴデュファの契約をしなかったザルチムに対して苛立ちを見せ、立場的に味方であるはずのザルチムを攻撃に巻き込んだり嫌がらせをしたりといった立ち振る舞いを行う。
(第226話でリィエンは「あそこまで悪い奴じゃなかったある。少なくとも、仲間を平気で攻撃する奴じゃ…」と述べており、そこからの一連の流れでもゴデュファの契約の影響で、性格が変化した事が示されている)

力ではウマゴンリーヤのコンビに勝っていたが、その力への慢心と仲間割れが仇となって追い詰められる。
「アルセム・ガデュウドン」による迎撃を狙うが、炎の槍によって破られ、「シャオウ・ニオドルク」によって打ち倒される。
なお、ファンゴ撃破の直前にはサンビームから「まだわからないか!?お前たちに必要なのは「力」ではなく、信じあう心だ!!!」と一喝されている。

ガッシュTCBにおいては「合計魔力が一定以上なら追加効果を得る術」が特徴。
デザイン的にはE-237 ゴデュファの使用が想定されていると思われるが、「魔物の魔力+術の魔力」に魔力+2000を加えられれば良いので、MJ-008 ファイヤー・エルボーE-114 不器用な友情コルル《お願いね》等でも条件は満たせる。
魔力サポートが前提となるとはいえ、第15弾登場のカードなだけあって、術のカードパワーは全体的に高い。

一方、魔物カードが「このカードを捨て札にする→」効果のファンゴ《失われた決意》しかない事がファンゴ魔本を組む上での障害となる。
ファンゴの術で戦おうとすると自分から捨て札にするわけにはいかず、効果のない魔物同然として立ち回りを余儀なくされる場面が多くなるだろう。
初めから「魔物の効果」を諦めるか、E-061 アーイル・ビー・バーック!!等の蘇生カードで手厚くサポートするかは優先して考えるべき項目と言える。


代表的なカード

魔物カード

捨て札にする事で、相手のイベントカードを無効にした上で、相手の魔本を1枚めくるジャマー効果を持つ。
効果自体はガッシュ・ベル《おでかけガッシュ》キッド《今まで、ありがとう》の上位互換という悪くないカードだが、前述のようにファンゴ魔本においては「このカードを捨て札にする→」効果なのがネックポイント。

パートナーカード

捨て札にする事で自分のMPを4増やす効果を持つ。
詞音《絆》バニキス・ギーゴー《ファウードの栄養液》と同等の効果であり、ファンゴ魔本におけるMP確保手段として使える。

術カード

―第1の術「カービング・ガデュウ」
MP2で魔力+4000・2ダメージの攻守両用術で、防御時に合計魔力が10000以上ならその場合にもダメージを与えられる【カウンター】が付く効果を持つ。
攻守どちらでもその役割をこなせるカードではあるが、ファンゴには攻守それぞれにより優秀なカードが存在するので、基本的にはそれらを頼った方が良い。
攻防ページを積極的に作る場合には検討できなくもないか。

―第2の術「アルセム・ガデュウドン」
【封印解除】付きのMP7で魔力+7000・3ダメージの攻守両用術で、攻撃時・防御時どちらでも魔力勝負の勝敗にかかわらず、相手のW魔物VS魔物1体にかばえないダメージを与える効果を持つ。
かばえないダメージによる魔物への追撃が特徴だが、コストが高めかつ攻撃本体はかばう事が可能な3ダメージなので、やや力不足が目立つ。
その特徴である追撃効果も相手がW魔物VS魔物を使っていなければ働かないので、それらが使われる環境かどうかを見極める力が魔本構築時に求められるだろう。

―第3の術「ウォル・ガデュン」
MP1で魔力+4000の防御術で、術以外による攻撃なら魔力勝負の勝敗にかかわらず無効にし、「魔物の効果」による攻撃ならその魔物にかばえないダメージ、魔物以外のカードによる攻撃ならそのカードを捨て札にする効果を持つ。
防御術として最低限の性能は十分に持っており、格闘効果を確実に防ぎつつ迎撃する効果も強力。
ファンゴ魔本で防御術が欲しければ問題なく採用できる性能と言えよう。

―第4の術「オルディ・ガデュウ」
MP2で魔力+4000・2ダメージの攻撃術で、合計魔力が10000以上ならかばえない効果が付く。
合計魔力の条件があるとはいえ、MP2でかばえない2ダメージが出せるのはとても強力。
ファンゴ魔本を組むなら主力術として採用を考えたい。

―第5の術「リオル・ガデュウガ」
MP2で魔力+4000・2ダメージの攻撃術で、合計魔力が10000以上なら与えるダメージの回数が2回になる。
条件を満たせばMP2で4ダメージを出す事ができるという破格の性能。
そのまま使っても相手はかばう事ができてしまうが、E-013 ナオミちゃん等でかばえないようにすればその打点を最大限活かす事ができる。
また、ダニー《連続パンチ》等で負傷状態を撒いてから使う事で、魔本へのダメージや魔物破壊に期待するという連続ダメージカードらしい使い方もできる。
単純な使いやすさではS-616 オルディ・ガデュウが勝るものの、コンボで使うのであればS-616 オルディ・ガデュウより優先できるカードにもなるだろう。

―第6の術「ロンド・ガデュウ」
MP2で魔力+4000・2ダメージの攻撃術で、合計魔力10000以上で使っていれば、もう1回だけ使えるという「カードのルール」を持つ。
S-617 リオル・ガデュウガに比べて、相手に防御されたり、無効化されても再チャンスが得られるというメリットはある。
しかし、2回目の使用時にもコストが掛かるため、MP消費が半分で済むS-617 リオル・ガデュウガの方が基本的には高効率。
5枚目以降としての採用・コスト0になる最終ページへの採用・キース《指揮》とのコンボ等、理由がなければS-617 リオル・ガデュウガを優先した方が良いだろう。

―第7の術「ディオ・ガデュウガ」
MP7で魔力+6000・3ダメージの攻守両用術で、相手の魔本と相手魔物全てにダメージを与える。
S-614 アルセム・ガデュウドンよりは有効に働きやすい上級術だが、S-616 オルディ・ガデュウ等の汎用性に追いつけるかは難しいところ。
ダメージによる魔物破壊を見込む事もできるが、ファンゴと魔物破壊戦術の噛み合いはそこまで良いとも言い難いのが難点。

―第8の術「ガデュウセン」
MP2で魔力+4000・2ダメージの攻守両用術で、相手のVS魔物1体を捨て札にしてから、相手の魔本にダメージを与える効果を持つ。
合計魔力の条件を持たずにその効果を使用でき、低コストでの魔物破壊が狙える。
とはいえVS魔物を使うかどうかは相手次第であり、やはりS-616 オルディ・ガデュウ等よりも優先してファンゴ魔本に入れられるかは考えさせられるだろう。

相性の良いカード

ファンゴ魔本を組む上では、まず術の合計魔力の条件を満たすために魔力を上げるカードの採用を考えたい。
E-237 ゴデュファMJ-008 ファイヤー・エルボーのどちらかが基本となるだろう。
E-237 ゴデュファは【ステイ】なので取りのぞく効果に弱く、MJ-008 ファイヤー・エルボーは除去に弱いという違いがある。
どちらかと言えば、対処困難かつ繰り返し使われる可能性のあるリーヤVSザルチム《信念の裏切り》チェリッシュ《失われた笑顔》が存在する【ステイ】効果の方が現環境では脆弱と言える。
MJ-008 ファイヤー・エルボーの場合も除去効果を受けるリスクは小さくないが、ウォンレイ《愛のために》等の守る手段がある分、まだ維持しやすい。
とはいえ組み合わせるカード次第では覆る場合もあるので、自分の魔本に合わせて使い分けたい。

上記のカードと違って魔物枠を占有するが、キース《指揮》もかなりの相性を誇る。
魔力+2000という条件を満たしてくれる事に加え、味方の術のコストを軽減してくれるので術による戦闘が行いやすくなる。
ファンゴの術の中だと、連続使用できるS-618 ロンド・ガデュウが特に優れた相性と言えるだろう。

「好きなページからイベントを使える」効果のナゾナゾ博士《賢者の謀》(キッド)やアポロ《協力者》(ロップス)も、ファンゴとは相性の良いカードと言える。
E-061 アーイル・ビー・バーック!!が任意のタイミングで使えるようになる事でファンゴ《失われた決意》の効果を使用しやすくなる。
また、E-237 ゴデュファが解除された際の再使用、MJ-008 ファイヤー・エルボーが除去された際にE-129 岩島守で蘇生といった、サポート面の立て直しやすさ向上にも繋がる。

【封印解除】の術があり、MP補給手段となるアドラー《回復液》も存在するので、ファウード目的で使う事も可能。
ただし、他にファウードと相性の良いカードはないので、ファウード狙いの構築にするかは慎重に判断したい。
ファンゴ《失われた決意》が「このカードを捨て札にする→」効果なので、ファウードのために場を開けてくれる動きが期待できなくもないが、相手がイベントカードを使った時にしか使えない受動的な効果なので相手次第では事故に繋がる危険もある。
なお、ファウード狙いの場合においても、E-198 封印解除の使い回しが狙えるので、ナゾナゾ博士《賢者の謀》(キッド)やアポロ《協力者》(ロップス)との相性は良い。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード
+ その他専用サポート
―その他専用サポート

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最終更新:2025年02月09日 15:40