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インターゾーン The 3rd Anthology

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インターゾーン The 3rd Anthology

558 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/12/16 03:06
「インターゾーン The 3rd Anthology」

イギリスの優秀なセミプロ雑誌のアンソロジー第3集。
とにかく収録作品が多彩で、文学的な作品から、ハードSF、
アイデアストーリー、サイバーパンクからファンタジーまで
入っている。収録作中で既訳なのはブリンの「益病」ぐらいか?
全部いいけど、特にチェリイ・ワイルダーの雰囲気たっぷりの
終末小説「斜陽」、エロチックコメディのステイブルフォード
「性化学」、スワンウィックの驚愕の時間逆行小説「予見」、
英国サイバーパンクの雄エリック・ブラウンの記念すべき
デビュー作「クラッシュバン・ジョーと松果体=禅公式」
あたりがお薦め。
時間物は傑作が多くて、ガーネット「ただ一人の君」
ウィルスン「時の泉」も傑作。特に後者は、
フロリダ半島を発見した実在の人物ポンス・デ・レオンが
現代にタイムワープする話でムードたっぷりの語り口が
素敵。
ぶっ飛んだイラストレーター兼SF作家のRichard Kadreyを
知ったのも収穫だった(Google検索すればホームページに
全作品が載っています)。「さらばヒューストン通り」、
いっちゃってる。
普通のアイデアストーリーだけど、英国協会賞受賞の
ラングフォード「立方根計画」も収録。
パット・マーフィのホラー風味の「愛菜家」も傑作ですね。
マコーリイのファンタジー「カールと小鬼」もドゾアの
年刊アンソロジーに入った傑作。
つまり、外れがないってことで・・・。
残念なのは、アマゾンで見たら既に絶版らしいこと。トホホ。

採点、9点。
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