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アザー・エデン

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アザー・エデン

885 名前:   03/05/19 20:27
イギリスSF傑作選「アザー・エデン」早川文庫より
とりあえずよんだ分から感想を。
タニス・リー「雨にうたれて」
ブライアン・オールディス「キャベツの対価」
どちらも「母」と「娘」の間の愛憎を軸に、
ジェンダー関係と階級・階層関係を巧みに織り込んで
セクシュアリティのタブーにまで踏み込んで描いた傑作。
竹村和子の評論集「愛について」の第三章「あなたを忘れない」
を読んで娘と母の間の関係について考えてみるのもよいかも。
うーーん、深い!

886 名前:   03/05/19 21:04
「アザーエデン」より
クリストファー・エヴァンズ「人生の事実」
異星のコロニをー舞台にして男女の問題を描く、
と解説にはまとめてあるが、フェミニズム小説というよりはむしろ
少年の性への目覚めを寓話的に
描いていると解釈した方がよいかもしれない。

M・ジョン・ハリスン「ささやかな遺産」
うーん、よくわからん・・。読み直してみよう。

イアン・ワトスン「アミールの時計」
解説のいう無生物にとっての神?を描いてるようには思わなかった。
イスラムの世界観とキリスト教の世界観のあいだの断絶
を人類の進化というSF的テーマにかこつけて描いているような。

906 名前:   03/05/24 00:06
「アザー・エデン」感想の続き
グレアム・チャーノック「フルウッド網」
 ー偶然とは何だと思う?「見慣れない状況の下で見慣れたものを見いだすこと」
 ーでは事故とは何だ?
              「見慣れたものであれ、見慣れないものであれ、たがい
               に相容れない事物や力が出会うことだ。」
いつか応用が効きそうな表現なので、覚えておこう。

ロバート・ホールドストック「スカロウフェル」
何だろうねこれはよく分からんぞ。
スカロウフェルってなんだろう?辞書にはのってないし

932 名前:   03/05/30 23:43
アザー・エデンをようやく全部読み終わる。
マイクル・ムアコック「凍り付いた枢機卿」
ギャリー・キルワース「掌編三題」、R・M・ラミング「神聖」
の三つは読みづらく、いまいち何を言いたいのか分からなかったのでパス。

デイヴィッド・S・ガーネット「月光団」
早川SF文庫にはまるで似つかわしくない村上春樹っぽい?小じゃれたふつう小説。
夫婦の日常に生じたずれとすれ違いを月光団という
SF的なイメージに重ねて解釈する。漏れも流し台でファックしたいな

デイヴィッド・ラングフォード「砂と廃墟と黄金の地で」
”十世紀以上もの間にまとめ上げられた人生哲学”でも、
コントロールされた機械の体でも
「男」の本質に変わりはないということか。

933 名前:   03/05/31 00:12
「アザーエデン」の続き、
キース・ロバーツ「笛吹の呼び声」
同じ作者の「パヴァーヌ」を買ってきたので後であわせて感想をかこう。

リサ・タトル「きず」
これはうまいね。文句なしの傑作。こんなの一度書いてみたい。
文字通り”女になる”ことにおそれる男の姿を通じて男と女の間の
愛の権力性が浮き彫りにされている。
これはオッサンが”女にされる”話なんだけど、
こういう状況は現実の成長過程に見られるわけで、
ふつうの物語にも使えるのではないかな。
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