【種族】月の兎
【能力】狂気を操る程度の能力
【強さ位置】強グループ
【設定】
月の兎
地上の妖怪と連もうとしないが自信は少なめ
妖獣にしては緩慢な移動(求聞史紀)
狂気と暢気の持ち主。戦闘とそれ以外の性格が異なる。(緋想天)
魔理沙並の火力を持つとか
速く動いても幻覚からは逃れられないらしい
(非想天則勝ち台詞)
「昔のレイセンの方が才能は有ったのだけど……今は何処で何をしてるのか」
月の使者担当は月の兎の中でも比較的規律が厳しく、肉体労働なので楽ではない。だから逃げ出
す兎も少なくないのだ。レイセンとは先の戦争が始まる前に逃げ出した兎である。
レイセンは能力的には高かった。簡単に姿を消し、人の心を乱す事が出来た。だが、臆病で自分
勝手な性格の持ち主でもあった。そのことは戦闘時は致命的であると予想は出来たが、矯正は出来
なかった。結果、協調性は低く、実戦の前に任務を放棄し地上に逃げてしまったのだ。
レイセンを探し出し月に連れ戻す事も私達の仕事ではあるのだが、アレから四十年以上経ってし
まい時効とするしか他に無かった。レイセンは地上で人間に捉えられ鍋にされたか、穢れにまみれ
て月に連れ戻すには適さなくなったと判断した。
(儚にて、当時の上司である綿月姉妹のコメント)
【能力概要】
光が波で出来ているというのは一見常識のようだが、それだけでは全ての視覚は語れない。
空間、その物が波であり、そこに住む生物、物質、勿論、光も波で出来ている。
当然、生き物の思考も感情も波で出来ていて、その波長が異なる事で性格の差が生まれるのである。
鈴仙はその波を弄る。
鈴仙の能力は光のみならず、
物体が持つ波動、精神が持つ波動、電磁波、全てを操る。
さらには方向だけではなく、波長、位相、振幅を操る事が出来、
彼女の赤い眼を見ると人間妖怪問わず全てがその能力の影響を受けてしまう。
狂気を操るとは気を狂わすことであり、
即ち物事に宿る波を操作する事である。
波長を長くすれば、即ち暢気となり、何事にもやる気なくし動かなくなる。
波長を短くすれば、即ち狂気となり、情緒不安定で感情的になり、人と話が出来なくなる。
振幅を増せば、即ち存在が過剰になり、どんなに離れた場所でも意思の疎通が出来る。
振幅を減らせば、即ち存在が希薄になり、どんなに近くでも声が通らなくなる。
位相をずらせば、即ち干渉が起こらず、触れる事が出来なくなる。
逆位相を取れば、即ち存在を否定し、完全に姿を消す。
スターの能力で見ることができない
能力で竹林を封鎖
催眠廊下、扉を封印(会話)
催眠術、別次元への攻撃、目を見た人間の心を亜光速で堕とす(スペカテキスト)
精神破壊効果のある弾丸
【各種要素をふまえての強さ議論】
狂気(波)を操る能力は解釈次第で何でもできるが、鈴仙に可能なのは作中実際に使用した(できると言及された)ものだけとする。
妖怪は強靭な肉体を持つ反面、精神攻撃に脆いという弱点があるため、精神に直接ダメージがあるという鈴仙の弾丸は有効な攻撃手段となる。
精神に直接ダメージがあるため、彼女との勝負においては物理的な防御力が無意味になりやすい。
また、位相をずらすことにより彼我を不干渉にすることができ、この効果により相手の攻撃を無効化することができる。
この効果は弾丸等で個別に設定することができるのがわかっており、自分は別位相から弾丸を撃って弾丸のみを相手と同じ位相に出現させる等も可能と思われる。
強さ議論的には上記「別位相の無敵モード(下記に解説あり)」+「精神攻撃の弾丸」という組み合わせでの戦法が強力だが、鈴仙の攻撃自体は普通に回避可能なため決定打には欠ける。
小町が優曇華の幻術をチンケ呼ばわりしたとの意見もあるが、優曇華の能力の本質は位相操作であり、幻術ではないので
そもそも本質を見抜けていない事になる。
というか小町の台詞は、幻見せるより実際に距離を弄れた方がすごいだろ?と
いう意味ともとれる。
以上のように能力だけを見ると無敵モードつきで一方的な戦いも可能のようであるが、
なぜか不思議なまでに周囲のキャラからの評価・テキスト等で戦闘力の高さに直結するものが少ないため、
強キャラ認定されているメンバーが揃う準最強2以上のランクへは届かないランキング位置となっている。
能力そのものは十分に強力なため、今後の評価次第で準最強2に上がることも可能と思われる。
(もちろん、低評価が下されればランキング落ちもある)
(補足)
求聞史紀では種族「妖獣」として分類されている。
同書では「妖獣最強=藍」と明記されており、著者の阿求が妖獣という同カテゴリで比較して藍の方をより強いと評価したものと思われる。
そのため、今後の強キャラ認定がされた場合でも、明確に「藍より強い」もしくは「藍より強いキャラより強い」と評価されない限りは
藍の「妖獣最強」の壁に引っ掛かり、基本は藍より下のランク、最大でも「藍と同ランク内だがより弱い扱い」止まりとなると思われる。
ここで重要なのは優曇華が妖獣であるという事ではなく、妖獣という括りで比較した場合
あっきゅんは優曇華を藍より下位に位置しているという事である。
なので、本質的に優曇華が妖獣であるかどうかはあまり関係がない
とはいえ、阿求が両者の実力を完全に把握しているとは考えにくく、あくまで暫定的なものと考えるのが妥当だろう
少なくとも、阿求は優曇華が人を襲っている、早い話戦闘しているという情報を見たり聞いたりしているわけでは
ないようだ。その証拠に本来人間に友好的な慧音ですら危険度は明記されているのに、危険度は不明となっている。
(無敵モードについての補足)
まず、一般的に想像する無敵モード(こちらからありとあらゆる攻撃で一方的に攻撃し、相手は何も出来ない)とは少し違う
この無敵モードは、位相をずらした事による不干渉が前提なので
つまりは優曇華本人も相手に干渉が出来なくなる
ではどうやって攻撃するかと言うと
自身が別位相から発した攻撃(弾幕等々)に、もともとの位相(敵のいる位相)を上書きすると言う方法を取るのである
当たり前だが、この攻撃は普通に回避可能
これも評価が微妙な1つの要因となっている(言ってしまえばヤケクソ)
当然、能力の消耗を考えた場合
優曇華は不利な立ち居地にいる(相手は攻撃をかわせばいいだけであり、優曇華の攻撃手段は弾幕程度しか明らかになってない)
ただし、能力を使用することで体力等を消耗する描写はなく、妖怪が相手なら精神攻撃が使えるため、ある程度は
戦闘を有利に進められるだろう。しかし現状は準2より地力が高い描写がないため、押しきれない、もしくは
能力を使う前に倒されてしまう、という扱いになっている。
(補足)
臆病な性格で月から逃げたという過去から、戦闘時にまともに戦えるか怪しいとの意見もある。
かつての上司の姉妹にもそれは戦闘において致命的であると言われているが、
その上司の意見に関しては臆病なことが致命的なのか、協調性が足りないことが致命的なのか、はたまた両方足りないことで玉兎部隊として致命的なのか、
人によって解釈がわかれるところであり、
また月の使者が来ると想定された永夜5面で防衛ライン担当して自機の前に現れ、永琳に「荒事と狂気担当」と言われたり、「戦闘とそれ以外の性格が異なる」
との記述もあることから、とりあえず現在は戦闘自体は可能であるとして上記総合評価となっている。
この件は、今後鈴仙が戦闘において実際にまともに戦えないことが判明した際に大きく評価に影響すると思われる。
最終更新:2010年09月06日 05:21