概要
書状がもたらした連合軍
正確な文面は残されていないが、(簒奪とはいえ)仮にも皇帝を名乗る
バルディゴスに弓を引くのに十分な説得力と正当性を持ち、諸将の心を揺り動かしたほどの美しい文章で書かれ、それ自体が洗礼された文学の様だったと記録には残っている。
書状の亡霊
プライドの高い
ボルゾックは、今更連合軍結成に使われた名文が他者から奪ったものだとは言えず、事実を黙ってもらう代わりに「兄である
ロールソレア様の仇を討つ為、危険を承知で敵軍に潜入した、なんという美談」と、
カルディスの功績を諸将に説明しなければならなかった。
その後
カルディスは、戦後処理の混乱に乗じて「
ルディック国内での反乱を防ぐため、自分に同調する者を集めて勢力をつくりたい」と提案、戦後処理に謀殺されていた
ボルゾックは、適当な相槌でそれを承認した。
すると
カルディスは急ぎ本国に戻り、あらかじめ用意していた人材に一斉蜂起させ、あっという間に
ロー・レアルス国を作り上げてしまった。
関連項目
最終更新:2024年06月29日 04:36