概要

三聖女とは、物語「BLADE of NIGHTMARE」に登場するアガルティア国三人の女賢者の総称である。
周囲の人間が勝手に呼び出した称号だが、本人たちもそれを否定することなく使い続けた。

この時代のアガルティア国には、賢者と呼ばれるアルムテスがいたが、両者は直接の対決こそないものの、アルムテスは勇者リエル、三聖女は武器に見初められし者を使って、どちらが先に魔王ベリスを討ち取るかの代理戦争をしていた。
これは、互いの功名心によるものだが、結果的に見ればすべて裏目に出ていたため、両者が協力関係を結んでいれば、魔王ベリスとその残党軍による長年における侵略はもっと早い段階で防げていただろうというのが後世の評価である。

また、同じ時代にルースという賢者と呼ばれる少女もいた為、彼女を含めて「四聖女」とする資料もあるが、これらはすべて後世になってから書かれたもので、当時の資料にそれに該当するものは発見されていない。


三聖女とルース


エルティカ

ルファーナ

ティーア

ルース


武器を強化する者

三聖女は、武器に見初められし者に肩入れしていたため、彼女たちの武器を強化させることに協力した。
「ディリスの涙」、「アリスの涙」と呼ばれる水晶に段階的に三聖女の魔力を注ぎ込むことで武器は力を増していった。
三聖女たちはこの構造について「強すぎる力をいきなり持っても使いこなせないから、試練をこなすことで持ち主の成長を促し、それにあわせて武器も力を発揮していく」ものと解釈していたが、この武器そのものが実は魔王ベリスが作り出したもので、「そう勘違いさせる」様に仕組まれたものであった。

賢者・聖女と呼ばれる自分たちが魔王の策に乗せられた事に少なからずプライドを傷つけられ、必ずこの武器で魔王を倒すことにこだわった三聖女は、闇属性である武器を光属性に転換させる最後の強化を行おうとするが、その直前に魔王ベリス軍の総攻撃によってエルティカティーアは消息不明となり、ルファーナは魔力を奪われる。

当初属性変換は三聖女にしかできないことと言われていたが、これは正確には三聖女クラスの魔力を持つ者にしかできないということだった為、最終強化はこの頃既にそれに匹敵するほどの魔力をもっていたメリチェルサフィア夜露が行った。


関連項目




最終更新:2024年07月10日 00:28