基本情報



略歴

ラ・ディアス帝国皇帝。
帝国の領土を広げる為、南方侵略に全てを賭けた皇帝。

ノアルスの戦いは、史実ではラ・ディアス帝国からの一方的な侵略だが、物語では南方国から先に手をだし、それを迎撃するために出陣したとされている。
この戦いでガルゾーマを相手に大敗を喫するが、これが彼の復讐心に火をつけ、以後南方侵略は凄惨を極めることとなる。

1737年、ヴァン・フレイ国のルナティスは、ガルゾーマを討つ為フェローラの戦いを引き起こすが、その際フェローラ国の主力部隊をおびき寄せる為、ラ・ディアス帝国を利用する。
帝国と友好国であるアストリア国を経由して、「アリアス攻めでフェローラ国は疲弊している、いま出陣すれば積年の遺恨を晴らせる」と吹き込まれたロンディーナは出陣を決意する。
慎重論は当然出たが、ガルゾーマに復讐したいと考える彼は、アストリア国経由でもたらされた情報を信じ、というより「自分に都合のいい情報は信じたい」という心境でこれに乗った。
しかし、海を越えて派遣した部隊は、ムストア湾海戦で敗北することとなる。

その後、ヴァン・フレイ国によりガルゾーマが討たれたと知ると、自分が利用された事を知り憤慨、その怒りの矛先を南へ向け、念願だった南方侵略を再開するが、1739年5月バスティの虐殺が起きロンディーナの名声は失われていく。

更に1740年には、同盟国トルティナ国救援の為皇帝自らが出陣。
元々小国同士の戦いであった為、自ら大軍を擁して出陣し約束された勝利を手にして皇帝の威光を取り戻そうという意図があったが、緒戦で突然の奇襲を受けて壊滅する。
こうしてロンディーナの残されていたわずかな威光も地に堕ちた。

だが、南方における虐殺、そしてトルティナ国での敗北は、全てスレイナが仕組んだ事であった。
ロンディーナを徹底的に無能、暴君に仕立て上げたところで、スレイナは救国の英雄という形でクーデターを実行。
ロンディーナは皇帝の地位から追い落とされ、民衆の怨嗟の声に包まれた刑場で処刑された。


人物

  • スレイナの罠によって徹底的に人格を陥れられた為、同情できる部分もあるが、ガルゾーマに私怨を持って戦いを挑み大敗したのは事実であり、実際に暴君としてのエピソードも多い為、同情は無用であるという評価も多い。


関連項目





最終更新:2024年07月15日 04:33