基本情報



略歴

若き頃からリューグ国内部の反乱鎮圧に奔走し、各地で手柄を上げている。
常に反乱軍と戦い、国を守ることだけに特化した経歴から、いつしかリューグ国への忠誠は他の将軍よりはるかに高いものとなった。

バルディゴス討伐連合軍(684)結成の時も、ガザ自身は従軍せず、本国を守って不穏派の動きに備えた。
そんな彼にとって、新参者であり出自もわからないベルザウスは嫌悪の対象であり、ルーザロゥの戦い(692)以後はドリエリア等と並んで、反ベルザウス派の中心的な将であった。

695年、ロードレア国軍師ヴェリアは、この頃既にベルザウスを危険視していたため、封じ込めの策を打つ。
ヴェリアは潜伏させていた隠密を巧みに使い、ガザに対しては「ベルザウスの真意を探るために一度酒宴を開いて招いてはどうか」と言い、ベルザウスに対しては「ガザが自分を酒宴の席で暗殺しようとしている」と思い込ませた。
酒宴の席で、ヴェリアの部下たちが存在しない暗殺隊を演じたことで、自身の身の危険を感じたベルザウスは、先手を打って宴会の席でガザを刺殺する。

この一件でベルザウスは失脚、ヴェリアの策は一度は成功したものの、数年後に力を取り戻して結局政変を起こすこととなる。
だが、当初の計画から数年遅れたこともあり、ベルザウスが国を奪ったとき、既に大国との差がありすぎ、ロー・レアルス国へ帰順することとなる。
もしこのガザ刺殺事件がなければ、ベルザウスの政変はもっと早くに起こされ、フェルスデッド国は、ロードレアロー・レアルスベルザフィリスと互角の国力を蓄え、その後の乱世の行方はまったう違ったものになっていただろう。


関連項目



最終更新:2024年07月24日 17:42