負の遺産と化したまんが王国とっとり

鳥取県がまんが王国と主張する単独コンテンツは無いに等しい

鳥取県ではまんが王国と主張する根拠として【名探偵コナン】【ゲゲゲの鬼太郎】を挙げている。
しかし作者の出身地というだけで主張する根拠に乏しく、また、両作者は鳥取県に居住していない。
さらには両作品とコラボした観光地、催し物は各地で開催されており"鳥取県が唯一"ではない。

【名探偵コナン】
【2025】名探偵コナンの聖地9選!映画の舞台からUSJまで、人気キャラの足跡にキュン
https://matcha-jp.com/jp/18878
名探偵コナンの聖地8選
1. 青山剛昌ふるさと館
2. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
3. レインボーブリッジ
4. 恵比寿ガーデンプレイス
5. 葛西臨海公園
6. 八丈島
7. 渡月橋・嵐山
8. 通天閣
9.函館

北海道観光で楽しむ名探偵コナンの聖地巡礼スポット完全ガイド
https://ii-hokkaido.com/683/

『名探偵コナンランド』 × ダイバーシティ東京 プラザ コラボキャンペーン開催!<ダイバーシティ東京 プラザ>
https://www.tokyo-odaiba.net/event_lerning/diver_conan_2024/

【ゲゲゲの鬼太郎】
『ゲゲゲの鬼太郎』聖地巡礼スポット10選!舞台となった境港&調布を紹介
https://tamapongift.com/article/2023/08/gegege-seichi.html

京都・東映太秦映画村で映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』とのコラボイベントが開催
https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/news/2024-04-19-0

【西武園ゆうえんち】映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』×西武園ゆうえんち ゲゲゲのゆうえんち【2024年10月15日(火)~12月15日(日)開催!】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000681.000011571.html

水木しげるロードにもともと鳥取県はかかわっていない

鳥取県はまんが王国とっとりへの鬼太郎コンテンツ取り込みに対して以前からかかわっていたように見せているが、水木しげるロードは境港市や地元有志が作り上げた観光地であり、鳥取県は手柄を横取りしただけに過ぎない。

境港市の水木しげるロード、「脱行政依存」知恵絞る
https://www.nikkei.com/article/DGXNASJB2301M_T20C12A3LC0000/
(魚拓)https://megalodon.jp/2025-0116-0843-49/https://www.nikkei.com:443/article/DGXNASJB2301M_T20C12A3LC0000/
2012年3月24日 0:24
妖怪によるまちおこしは1993年にスタート。だが、2003年の水木しげる記念館の開館を機に、財政難から境港市が水木ロードのハード整備を打ち切り、当初の23体から86体まで増えていた妖怪ブロンズ像も、それ以上の増設が見込めない状況になった。
「歯が抜けたようにブロンズ像のない空白区間があると、ブロンズ像の設置効果が薄れるため、増設が必要だった。行政が金を出せないのなら、スポンサーを集めてやろうと考えた」。同市観光協会の桝田知身会長は当時をこう振り返る。


水木しげるロードに学ぶ 久繁哲之介流・商店街再生
2015年9月号
https://www.projectdesign.jp/201509/pn-tottori/002426.php
(魚拓) https://megalodon.jp/2025-0116-0842-56/https://www.projectdesign.jp:443/201509/pn-tottori/002426.php
1989年に市長となった黒見氏は、「緑と文化のまちづくり」を目指し、安全で魅力ある歩道づくりを進めました。広い歩道を確保しつつ、文化的な景観を実現するために、地元出身の漫画家・水木しげる氏の作品に登場する妖怪の銅像設置を計画したのです。
しかし、商店主たちは猛反発しました。妖怪の銅像設置で成功した前例はなく、駐車できる車道スペースも狭まるからです。それでも、黒見氏は粘り強く交渉を進めました。そして、水木氏の支援を引き出し、一部の商店主の協力を取り付けました。

このように水木しげるロードの歴史に関して境港の尽力は出てくるが鳥取県が支援した話は出ていない。

コンテスト応募作品は依頼して制作させていたやらせの可能性

1
国際マンガコンテスト
第6回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト 応募総数705作品
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/webview/4349E1D5A2B13F8D492581FA008240B9?OpenDocument
県内15歳以下の応募作品数:79作品(過去最高)
※県内学校への広報を強化

県民の声
子どもが学校から、マンガで読書感想を描かないかという手紙を持って帰ってきたが、学校教育で何をしようとしているのか。
読書感想をマンガで表現するとはなんですか。

県民の声
県の教育方針としてマンガを持ち込んでいるのか。教育効果があるなら、なぜ今までやってこなかったのか。
学校で社会科見学と称して「国際まんが博」に連れて行くのですか。

2
まんが王国応援ソングに応募たった3点
http://www.pref.tottori.lg.jp/manga_ouensong_kettei/
3点のうち2点は使いまわしで実際には1点。
しかもその1点すら身内の可能性が指摘されている

ガラガラの会場で応援ソングを披露した唯一の応募者。ただこの曲も「とっとり観光親善大使」と一緒に制作したと本人がブログで書いているため、運営側の身内の可能性も(ttp://blog.zige.jp/dryubi/kiji/424178.html)

国際マンガコンテストは現在でも継続開催されている。
"「まんが王国とっとり」の取組を広く国内外に発信することを目的"とあるが、募集で応募作品を集め表彰するだけでまんが王国としての実績になるのだからこれほど楽な実績作りもないだろう。


地方で漫画家を育てるという取り組みは評価できる

講談社と鳥取県が連携 「デジタルコンテンツクリエイター」育成プロジェクトが始動 活動費として毎月1人当たり20万円を支給
https://news.ntv.co.jp/n/nkt/category/society/nke150c37ecc9d48229c46f97ccc494992
鳥取県版の「トキワ荘」を目指します。鳥取県と講談社が連携して育成を目指す「デジタルコンテンツクリエイター」。鳥取県境港市を拠点に創作活動を行うプロジェクトが4月から始まっています。

鳥取は毎月約20万円支給、熊本は漫画学科が高校に……「地域創生」は漫画家育成がトレンドに?
https://realsound.jp/book/2024/01/post-1540960.html
主に漫画やアニメ、ゲーム、音楽などの創作を行う県外在住のクリエイターに、2024年4月1日から2年間、境港市に居住して活動してもらうというものだ。鳥取県に住み続ける意志を持っていることが条件であるが、なんと毎月約20万円(税別)が支給されるという。さらに専用のコワーキングスペースが利用でき、担当編集者までつくという恵まれた環境で、好きなだけ創作活動を行うことができるのだ。

デジタル環境に関しては地域差はなく、こういった取り組みは評価できる。
なぜこの取り組みをまんが王国とっとり創設当時からやらず、億単位で金をばらまいたイベントを素人開催させていたのか。
まんが王国とっとりという企画が形骸化し、ここに至ってようやく他県の取り組みを取り入れたのは遅きに失する。


水木しげるロードや鳥取しゃんしゃん祭、米子がいな祭ほか鳥取県の有名な祭が【まんが王国とっとり】の業績とされている現実

《 まんが王国 県包括外部監査でダメだし 》
http://tottorihoshu.seesaa.net/article/388783042.html
鳥取しゃんしゃん祭の一斉傘踊りや米子がいな祭など、知名度の高い既存の祭りの来訪者の半数をまんが博の来場者としてカウント。

過去まんが王国とっとりの業績とされたもの

「農と食のフェスタ in せいぶ」

https://nousyoku.jp/
JAなど複数の企業が主催する県内最大の農林水産業のイベント(HPより)

YONAGO WONDER! は「農と食のフェスタ in せいぶ」を応援しています。"と記載されている。
しかし配布されている【YONAGO WONDER!】冊子には、YONAGO WONDER!企画物として「農と食のフェスタ in せいぶ」が紹介されており、さらに、【まんが王国とっとり】の名前がある。

アニメ映画の声優来場企画

米子でこれから上映される映画で「TIGER&BUNNY -The Beginning-」というものがあります。
アニメ「TIGER&BUNNY」の劇場版作品なのですが、まんが王国とっとり企画としていつのまにか映画館とのコラボということになっていました。

米子映画事変、JCF映画祭



地域の人が作り上げてきたものを鳥取県の【まんが王国とっとり】が一方的に自分達の手柄として発表。
行政の態度とは思えない。
さらにこれらの催し物来場者数を【まんが王国とっとり】の来場者数としてカウントしているのだから悪質である。
【まんが王国とっとり】は捏造され業績水増しされた虚構に過ぎない鳥取県の歴史である。

来場者数を堂々と虚偽発表、関係ない施設も巻き込んで捏造数値

https://web.archive.org/web/20121129073844/http://www.nnn.co.jp/news/121126/20121126007.html
114日間で来場者320万人 国際まんが博閉会式
2012年11月26日
日本海新聞
鳥取県内を会場に開催された「国際まんが博とっとり」の閉会式が25日、境港市の市民会館であった。8月4日以来114日間の会期中に約140のイベントが各地で行われ、総来場者数は約320万人(主催者発表)に上った。

のちに、【水木しげるロード】他施設来場者数を【まんが王国とっとり】事業の来場者数として含めていたことが指摘される。

日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/column/kaityouon/
web魚拓 http://megalodon.jp/2012-0828-2124-16/www.nnn.co.jp/column/kaityouon/
鳥取県で開催中の「国際まんが博」。県は8月4日の開幕から12日間で約59万9千人の来場があったと発表。順調な滑り出しといったところだ。ところが、先日の県議会常任委でその根拠をただす質問が出た
このうち核イベントの「とっとりまんがドリームワールド」は約6万4千人(11日間)。59万人は水木しげるロードなどを訪れる観光客も含んだもので、県が期間中の来場目標とする300万人に対する数字だ
ドリームワールド自体無料のため、入場チケットをベースにした数字ではない。平井伸治知事も会見で成功の判断基準として「入場者数だけでは
ないと思う」と述べている。では、何を持って「成功」と言えるかだ
(一部元の記事を読みやすいように成形)


当時開催されていた【とっとりアニカルまつり】、【国際まんが博】ともに実際の来場者数と主催者発表の来場者数は数十倍の差がある。
これからわかるのは、鳥取県が発表する【まんが王国とっとり】が鳥取の観光事業に役立ったとする根拠の数値は一切信用できないということである。


鳥取県内は放置、海外のクリエイター育成にまんが王国とっとり予算を投入開始

KADOKAWA Contents Academy 株式会社(代表取締役社長兼CEO:古賀鉄也、以下KADOKAWA Contents Academy)は、2017年11月24日、25日の2日間、一般社団法人アニメツーリズム協会(会長:富野由悠季、以下アニメツーリズム協会)と連携し、台湾・台北市内で、鳥取県観光交流局まんが王国官房の情報発信イベント「你好!まんが王国とっとり in 台北」を実施いたしました。

KADOKAWA Contents Academyでは、日本で活躍する著名クリエイター、海外で人気・関心の高いコンテンツを通じて、各国のクリエイターを志す学生やファンの育成に寄与すると共に、来年以降も台湾を含めた海外での文化交流を推進していく予定です。
http://kadokawa-ca.co.jp/2017/12/18/n36/


なぜ国外のクリエイター育成に自治体が税金をつぎ込むのか。
鳥取県内のまんが事業ですらない。
意味不明な税金の使い方である。
最終更新:2025年05月22日 08:08