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  • 崩落 の ステージ(後編)

崩落 の ステージ(後編)

最終更新:2023年07月24日 16:56

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だれでも歓迎! 編集

崩落 の ステージ(後編) ◆LXe12sNRSs



 ◇ ◇ ◇


   壱/4――

『なるほど! 電話もできる上に探知機にもなる、その上こんなにも小型とは、スゲェ発明品があったもんだ!
 ところでよ、俺ぁそのマイとかいう女が動かしてるロボットにちょっとばかし見覚えがあるんだが、どう思う?
 いや、実を言うと今の今まで忘れてたんだがな! あんなスゲェもんだとは思わなかったしよ!』

 数分前、舞衣打倒のための算段中にラッドが零した言葉を思い出す。

(やれやれまったく……出来すぎているというか、まるで螺旋王がこうなるよう仕組んだような配置だねぇ。
 まさか、ラッドくんにこんなものが支給されていて、しかもそれを僕が使うことになるとは……
 だいたい、気分じゃなかったから使わなかった、マニュアルを読むのも面倒だった、なんて……あぁもったいない!
 あのまま死蔵品にならなかったから良かったものを、こんなお宝を今の今まで忘れてたなんて、考えられない!)

 右腕を動かす。問題はない。
 左腕を動かす。問題はない。
 脚部も、正常に駆動した。

(こういうのは得意じゃないんだけどなぁ……どちらかというとセシルくんの領分だよ、これは。
 スザクくんならもっと上手く扱えるんだろうねぇ。なにせ彼は、最高のパーツだったから)

 それは、1931年のアメリカからやって来たラッドにとっては、とても理解の追いつくものではなかった。
 よもや、これが動くなど……ましてや武器になるなど、デイパックを覗いたときは思いもしなかったのである。
 舞衣との相対でラッドが死蔵していたそれを思い出したのは、不幸中の幸いと言えようか。

(僕としては、彼が持っていた飛行機で逃げるって案が良かったんだけど……あれは良くて二人乗りだしねぇ。
 そもそも、ああなってしまった士郎くんは僕一人じゃ止められない。根底は違うけど、その苦労はスザクくんで経験済みだ)

 最低限ではあるが、準備は整った。螺旋王の調整に感謝するべきだろうか。

(ソルテッカマンねぇ……舞衣くんのアレはパワーこそ及ばないが、総合的なスペックならKFを凌ぐものがある。
 まぁ、それでも僕のランスロットには到底敵わないんだけどねぇ~! そして、フェルミオンか。これもなかなか……)

 未知なる技術の片鱗を前に、欲望を混ぜて笑う。
 時刻は、襲撃を受けてから1時間余りが経ち、11時を回っていた。
 第二回目の放送も、もう間もなく訪れるだろう。
 その頃には片付いていることを祈りたい。


 ◇ ◇ ◇

   壱/5――

 かつて、遠坂凛という魔術師の少女に仕えた弓兵がいた。
 キリストの聖遺物に由来する聖骸布を元にした、一級の概念武装――それとよく似た赤い外套を纏い、立つ。
 しかし違った。彼が着込むその外套は、かつての弓兵が纏っていたような概念武装ではない。
 その名称をバリアジャケット――魔力で生成した防護服を身に纏う、魔法の一種。
 魔術ではなく、魔法。その相違箇所は多いが、魔力という根底は大きくは変わらない。

 それは魔術師である衛宮士郎が、クラールヴィントを通しバリアジャケットを展開した事実が証明している。

 両手には、投影魔術によって精製した干将莫耶。武器として、使い慣れたものを選択した。
 そして向かい合うは、鋼鉄の異形で武装した、鴇羽舞衣という名の少女。
 二振りの短剣を彼女に向け、再度確認する。
 彼女は敵ではない。助けるべきただの女の子だと――

「やめろ、鴇羽っ!」

 レーザーライフルの射線上を遮るように現れた士郎は、そのままの勢いで舞衣に突進する。
 左手の刃を一振り、舞衣の重厚な右腕に穿ち、狙いをラッドの背中から外す。
 予想外の乱入者、そして予想外の言葉に怯み、舞衣は士郎の接近を許してしまった。

「ッ……なんで、私の名前を?」

 ソルテッカマンのマスク越しに、舞衣の驚嘆の声が響く。
 やはり、あの携帯電話によるロイドの推測は当たっていた。
 学校でロイドを襲った鴇羽舞衣が、隠し持っていた装備で逆襲に訪れた――と。

「玖我さ! 玖我なつき! その子が君のことを教えてくれたんだ!」
「――ッ!」

 なつきの名前を出した途端、舞衣はソルテッカマンの稼働を再開し、士郎へ銃口を向ける。
 しかし、士郎は臆さず。低い姿勢で舞衣に挑みかかり、接近戦を貫いた。

「君は玖我の友達なんだろう!? だったら、こんなところで馬鹿やってる場合じゃない!」

 頑健すぎる装甲に刃を打ち鳴らし、士郎は舞衣に言葉を投げることをやめない。
 士郎の目的は、舞衣の殲滅でも鎮圧でもなく、説得だった。
 彼女が自らの意志で戦意を収め、ともになつきの救援に向かってくれればベスト。
 叶わぬときは……力ずくで捻じ伏せる。しかしそれは、士郎にとっての最終手段だった。

「あいつ、今ピンチなんだよ! 早く行ってやらないと、殺されちまうかもしれない! だから――」
「……私と、玖我さんが……トモダチ? ……はっ、なに言ってんのよ……ああおかしい、ちゃんちゃらおかしいわッ!」

 友達の危機を知れば、頭を冷やしてくれるだろう――士郎は常の性格どおり、そんな甘い考えで舞衣と相対した。
 が、違う。鴇羽舞衣と玖我なつきの二人では――連れて来られた時期のせいもあって――互いへの印象が、まるで違った。
 蝕の祭が終わり、舞衣を友人と見做していた玖我なつきと――
 蝕の祭の最中で、なつきを含むすべてのHiMEは敵だと思い始めていた鴇羽舞衣とでは――
 精神的余裕に、天と地ほどの差があった。

「敵よ、全員! 大切なものを守るためには、誰かを蹴落とすしかない! 私は、その大切なものすら失った!
 だから、もう、私は――奪うだけなのよッ!!」

 舞衣は叫び、背部パッチを右腕の砲身に連結、フェルミオン砲の発射態勢に入る。

「こ……のっ、おお馬鹿やろぉぉぉぉぉ!!」

 それに合わせ、士郎も走り出した。突きつけられた銃口にも怯まず、真っ直ぐ、正面に。
 いくらバリアジャケットを展開しているとはいえ、フェルミオン砲の極大的な破壊を防げるほどの効果はない。
 当たれば蒸発は必至の場面で、士郎はしかし、退かなかった。
 二つの刃が、左右から挟み込むような形で砲身を穿ち、銃口を上空に逸らす。
 舞衣はそれにパワーで抗おうとするが、上がった砲身はなかなか下がらない。
 ソルテッカマンの馬力に一介の魔術師である士郎が対抗しているのは、意地の成せる業としか言いようがなかった。

「っ、このぉ!」

 舞衣はやむをえず、そのままの体勢でフェルミオン砲を発射。
 天高くフェルミオンの閃光が迸り、士郎は衝撃の余波を受けて、大きく吹き飛ばされた。
 また一発、貴重なカートリッジを無駄にしてしまったが、泣き言は言っていられない。
 アスファルトを転がり蹲った士郎、その体がまだ再起し切れていないのを確認し、脚部のローラーを滑らせる。
 火器に頼りすぎたのが失敗だった。ソルテッカマン本来のパワーを持ってすれば、接近戦でも十分に戦える。
 そうだ。しかも舞衣は既に、なんの装備にも頼らず一人の少年を殺している。
 そうだ。人殺しは難しいことではない。大抵の人間ならば、二本のアームを打ち下ろすだけで終わる。
 そうだ。舞衣は奪うだけだ。なつきの窮地も関係ない。それを助けようとしている士郎の意志も関係ない。
 そうだ、そうだ、そうだ、そうだった――!

「死ねぇぇぇぇぇ!」

 意識せず、舞衣は醜い形相で叫んでいた。
 機械的な走行音に混じって、怨嗟の声を響かせて、
 それがまた、レーザーの照射される音に掻き消えて、
 不快な声が、舞衣の進行を止めた。

「ざぁ~んねんでしたー!」


 ◇ ◇ ◇

   弐/4――

 血は止まった。呼吸も落ち着いた。意識も戻った。
 これで助かる――しばらく安静にして、然るべきところで処置を施せば――
 ――――助かる――――はずだった。

「パズー……」

 刹那の瞬きに抱いた淡い希望。それが無残に、音を立てて崩れ落ちていくのがわかる。
 リザの目の前に横たわるパズーの体。その顔面に、墓標のように突き立てられた一振りの剣。
 元気だった笑顔は、出血による蒼白状態でも明るく見せようとしていたパズーの顔は、
 今は血に染まり、なにも見えなくなってしまった。

「あ、あ、あ」

 嗚咽を漏らし、涙を流し、涎を垂らし、リザは悲劇に直面した。
 荒ぶる精神状態を懸命に押さえつけようとして、しかしどうにもできない。
 希望から絶望への急転直下が、彼女の身を苛んだ。
 ジャンパーを着た長身の男は、そんな有り体のリザを見てなにも喋らず、黙ってパズーの顔面から剣を引き抜く。
 赤く濡れた刀身をそのままに、今度はその刃を、パズーの首へと振り下ろした。
 一刀では足りず、二度三度、繰り返して振り下ろした。
 女性ならば目を背けたくなるような光景だった。
 しかしリザは、硬直して瞼すら下ろすことができなかった。
 やがて、パズーの頭部は首から切断され、男はその境目から一つの金属片を拾い上げた。
 輪。それは、『Pazu』と名の書かれた銀色の輪。血塗れた首輪。パズーの首から採取された、輪。
 男はパズーの首輪をデイパックにしまうと、満足げな顔でその場を立ち去ろうとした。
 その後姿を目で追って、リザは声を絞り出す。

「……っ! どぉしてぇ!?」

 歩みを止めた男が、振り向き様に答える。

「どうして……? おかしなことを聞くね。いや、虫ケラ同然の人間の知能としては、至極真っ当な疑問か。
 教えてあげるよ。これは殺し合いで、俺は首輪を欲して、その子供は死に掛けだった。ただそれだけのことさ」

 罪悪感など欠片もない、微かな笑みすら浮かべた男の態度が気に入らず、リザは本能のままに銃を向けた。

「……急いでいるんだ。借りを返さなきゃいけない人間もいるし、瑣末事には構っていられない。
 あるいは放置しておくのも滑稽かと思ったんだが……そんなに死にたいのかい?」

 男はリザの向ける銃口を恐れず、一振りの剣で殺意に応えた。
 残酷すぎた少年の終わり。その衝撃がリザの整然とした精神を乱し、弾なしの銃を構えさせた。
 涙はまだ零れ続けている。パズーの死を克服できないまま、リザは男の殺意を買った。
 男は近づき――しかし咄嗟に飛び退いて、リザの元から去っていった。
 そして、フェルミオンの衝撃がリザを襲い――相羽シンヤもそれに巻き込まれた。

 パズーの意に同調し、彼を先行させ、謎の鎧に撃たれ、逃げ、火急ゆえ道端で彼を治療して、そこに男が現れて――現在に至る。
 リザの失敗は、いったいどの部分にあったのか。
 ただパズーへの申し訳なさを募らせて、
 リザの意識は、闇に消えた。


【パズー@天空の城ラピュタ 死亡】
【残り62人】


 ◇ ◇ ◇

   壱/6――

 咄嗟に放ったレーザーの一撃が、上手く舞衣の進行を止めてくれた。
 いやはや、僕の射撃の腕前も捨てたもんじゃないなぁ……と自画自賛し、ロイドは家屋の屋根から飛び降りる。
 着地の際、ガシャン、と機械的な音が鳴った。

「ご無沙汰でしたぁ~! ありゃありゃ、ずいぶんと好き勝手やってくれたものだねぇ。
 僕はイレヴンへの差別意識はないとは言ったが、ここがブリタニアなら君は極刑ものだよぉ?
 あれ? 反応が薄い。もしかして僕が誰だかわからないとか?」
「……ロイド・アスプルンド」
「ぴんぽ~ん。だいせーかい!」

 常の飄々とした態度で構えるロイド。舞衣は彼の登場に立ち尽くし、呆然としていた。
 予期していなかったわけではない。ラッド、士郎と続き、二人と戦う発端となったロイドが出て来ないのは、腑に落ちないものがあった。
 予想外だったのは、その姿だ。

「おや、僕がブリタニア軍技術部主任のロイド・アスプルンドであると知りながら、まだ混乱しているみたいだねぇ。
 なんならそんなものは脱ぎ捨てて、裸で話し合ってみる? や、女性に対してこの言い回しは失礼だったかな?」

 舞衣を包むその鎧が緑ならば、ロイドのそれは青。
 細部のデザインこそ異なるが、その全体像は、舞衣の着込むそれと明らかに同種だった。

「カラーがホワイトなら、白兜とでも名乗れたんだけどねぇ。まぁ僕はあの俗称が嫌いなんだけれど。
 それにこの機体の構造はとても魅力的だけれど、僕のランスロットには到底及ばない!」

 舞衣のソルテッカマン一号機に対し、ロイドが切り札として用意してきた決戦兵器は――

「それでも一応呼称を作っておこうか! そうだね、プリン伯爵とでもお呼びください!」

 ――ソルテッカマン二号機。ラッドの最後の支給品にして、舞衣が操縦するそれの後継機だった。

(って!)

 絶対だと思っていた力。その同格が現れたことに唖然としてしまった舞衣が、ロイドの進撃により我を取り戻す。
 ロイドは射撃武器を用いず、脚部のローラーを滑らせ、舞衣目掛けて真っ直ぐ推進してきたのだった。
 すぐさまレーザーライフルで迎撃しようとするが、弾数の残り少なさが脳裏を過ぎり、躊躇した。
 その間、我が身を両腕で覆いつつ攻め寄ったロイドが、舞衣の機体に取り付き、なおも推進する。

 ――ソルテッカマン二号機による舞衣の拘束。ここに至るまでの全てが、ロイドら三人の立てた作戦だった。
 まず、長距離射撃の可能なラッドが先駆となり、相手の弾数と体力を消耗させ、後続の安全度を上げる。
 次いで、バリアジャケットで武装した士郎が接近戦を展開。本人の意向により舞衣に説得を試みる。
 その時点で事態が収拾できればオールオーケー。もし駄目ならば、第三手。
 同じくソルテッカマンで武装したロイドが、舞衣を力ずくで拘束し、戦闘をやめさせる。
 殲滅ではなく抑止――敵の正体が鴇羽舞衣であると知った士郎が提案し、全員の支給品を考慮した上でロイドが組み立てた、平和的解決策だった。

「つーかまーえた! 残りのエネルギーも少ないんでしょう? 今謝ればみんな許してくれるよ?」
「誰が!」
「強情だなぁ。野蛮なことはしたくないんだけど、お仕置きが必要かねぇ」

 ロイドの二号機が舞衣の一号機に抱きつき、完全に身動きを封じた。
 軍人ではあるが、ロイドは軟弱な技術者だ。殺意を持った女子高生相手に挑めば、敗戦は必至。
 だが、技術者には技術者なりの戦い方がある。武器――この場合はソルテッカマンのスペックを理解し、活用する。
 捕縛が目的ならば、操縦者がロイドであろうと達成は容易。動かし方さえ把握できれば、それで十分なのだ。
 そもそも、こんな素敵なもの(舞衣のソルテッカマン)を傷つけるなんてとんでもない! 破壊するぐらいなら分解して……
 と、本人の職業病も加味されて、なおのこと作戦の遂行に対する熱意は燃えた。

「貴重な研究材料を傷つけたくはないし、悪いこと言わないからこのまま降伏――ってあらぁー!?」

 舞衣を抱えたまま推進するロイドだったが、不意にその進行が止まった。
 足元がキュルキュルと音を立て、二者が踏みとどまる。見ると、舞衣の脚部ローラーが前進しようと回っていた。
 互いに押し合う状態になり、しばし均衡する。その間も、舞衣は拘束から逃れるためアームの駆動系に力を込める。

「無駄だって! マシンの操縦はそんな力任せでどうにかなるものじゃない! 大人しくしなさい!」
「うるさいっ! 私は……私はああああああああ!!」

 鉄仮面越しだというのにも関わらず、舞衣の怒気は普段前線に立たぬロイドを竦み上がらせた。
 その結果、舞衣を縛る二本のアームが微かに緩み、一気に振り解かれた。

「!?」

 飄々とした口を利く暇もなく、ロイドは後方に仰け反った。
 しかし舞衣はその隙を見逃さず、ロイドの胸元目掛け、文字通りの鉄拳を振り翳す。
 同時に、脚部ローラーを回転させ、推進。
 鉄拳で押し出し、推進し、苛烈な勢いでロイドを前方に追いやる。

「わああああああああああああああああ!」

 周囲一帯に喚き散らしながら、舞衣はロイドを殴りながら前へ前へと驀進していった。

「痛い! 痛い! 痛い!」

 衝撃から逃れるため、脚部ローラーを後退させてしまったのがロイドの間違い。
 二号機の肢体は転倒を許さぬまま、むしろ勢いづいて後退させられ、胸元のフレームが歪んでいく。

「やめ、やべ、やめてー!? ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなざっ!?」

 舌を噛んだ。が、ふざけているのではない。
 殴打の衝撃による純粋な痛みと、舞衣の鬼気迫る迫力に圧倒されて、ロイドは早くも弱腰になっていた。
 だが、それでいて常の冷静さは崩さない。状況を打開するため戦略を練るが――

「がふんっ!?」

 後頭部を強打し、組み立て前の思考材料が全て吹っ飛ぶ。
 舞衣に後方まで殴り飛ばされ、背後にはいつの間にか、ビルという名の巨大な壁が迫っていた。
 退路を断たれたロイドは半ばヤケ気味に、鉄拳を翳す舞衣の機体にしがみ付く。
 ゼロ距離ならば殴られる心配もない。と考え実行に至った、苦肉の策である。
 しかし、戦闘本能むき出しとなった舞衣には、それすらも通用しない。

「こいつ……離れなさいよおおおおおおおお!!」

 右腕の砲身を持ち上げ、背部のパーツと連結。フェルミオン砲を展開する。
 銃口は標的の急所を捉えていたとは言いがたいが、この距離ならばさして関係はない。
 至近距離からの発射で、ロイドの体を吹き飛ばすつもりだった。

「なっ――よしなさい! こんな密接した状態でそんなもの発射したら――」
「っさい! 殺す、あんたはここでえええええ!」

 チャージが始まり、チャージが終わる。
 改造されているとはいえ、フェルミオン砲の発射速度はそれほど遅くはない。
 想定外ばかりの事態が続く前線での戦闘に戸惑い、ロイドはあたふたと思考の海を泳ぐ。

(至近距離からのフェルミオン砲!? 馬鹿な、そんな真似をしたら、
 いくら装甲があるとはいえどうなるかわかったもんじゃない! 僕のほうもフェルミオン砲を撃って相殺する!?
 それこそ愚行だ! だって、相殺できるような物質かどうかもわかっていないんだから!
 だいたい僕はフェルミオンという物質に関して数パーセントしか理解していない。
 それも憶測と推論が混じった割合だ、ギャンブル性が高すぎる! ああ、だから正面きって戦うなんて柄じゃなかったんだ!
 スザクくんやセシルくんならこんなときどうするの!? 誰か、誰か教えてください!!)

 いや、むしろ溺れていたのかもしれない。
 未知の物質、フェルミオン。それが生み出す破壊の方程式。
 技術者だからこそわかる恐怖にロイドは混乱を極め、本能のままに舞衣の身から離れた。
 舞衣がフェルミオン砲の照準を、ロイドに向け修正。
 ロイドも咄嗟にフェルミオン砲を展開し、両者、銃口を向け合う。
 溜めに溜めた引き金を、舞衣は満を持して絞った。
 ロイドもやや遅れて、正面に迫る光に撃つ。
 フェルミオンの輝きがぶつかり合い、爆ぜた。


 ◇ ◇ ◇

   壱/7――

 フェルミオンとは、言ってしまえば反物質粒子を元にした破壊のためのエネルギーである。
 その性質はロイドの危惧どおり危険極まりなく、人間の手には余る代物だ。
 本来ラダム獣の殲滅に用いられるフェルミオン砲を、ソルテッカマン同士で撃ち合うなど、前代未聞だった。
 その末の惨事が、数件のビルを巻き込むほどの大爆発であり、震源地となった二人のソルテッカマンは、

「……し、死ぬかと、思った」

 ロイド・アスプルンドのほうは、どうにか生きていた。

「ロイドさん!」
「おーい、生きてるかー!?」

 焼け爛れた市街地跡、そこにうつ伏せのまま蹲るロイドがいた。
 士郎とラッドの二人はフラップターを駆り、ロイドの元に降下する。

「おいおいひでぇなこりゃ! 脚イッちゃってんじゃねぇか!」
「痛いですすごく……涙……出てます」

 ソルテッカマン自体はまだ健在だったが、衝撃により露出した頭部には流血の跡が見られた。
 それ以上に悲惨なのが、脚部。ロイドの片脚はソルテッカマンの装甲ごとぺしゃんこに拉げ、再起不能に陥っていた。
 ロイド自身は息も絶え絶えで、普段の余裕が窺えない。重傷だった。

「ロイドさん……鴇羽は?」
「さて……運がよければ僕と同じように、装甲に守られて、生きてるかも、だけど……」
「ってロイドさん、今は黙って! このままじゃいけない……すぐに治療を――」
「オイオイオイ! やっこさん生きてやがんぞ!」

 士郎がロイドの容態に血相を変える傍ら、ラッドの口から悪報が届いた。
 振り返るとそこには、残骸の中、膝立ちでフェルミオン砲を展開しているソルテッカマンが一機。
 照準はもちろん、士郎たち三名に向けられていた。

「鴇羽……おまえ! まだこんなこと続けるってのかよ!?」
「言っても無駄だろ。最初の予定どおりだ……シロウが説得して、ロイドが力ずくで、それでも駄目なら俺が殺す。
 残念だったなぁ。作戦通りなんだわ。わかるかマイちゃん? おまえはここで死ぬんだよ!」
「いけない!」

 超伝導ライフルを構え殺気を放つラッド。その寸でのところで、ロイドが待ったをかけた。
 青ざめた顔で、ラッドに忠言を下す。

「撃っちゃいけない……おそらく撃てば、彼女の機体から零れ出ているフェルミオンに反応して……爆発する。
 逃げ……るんだ。すぐに撃ってこないところを見ると、彼女の意識はたぶんまだ完全じゃない……隙があるうちに早く」

 ロイドの言葉を聞き、二人は舞衣のほうを見やる。
 幾つか装甲が外れ、制服が露出している。自壊寸前なのだろう。

「チッ、銃が駄目ってんなら、殴り殺しゃいいじゃねぇか!」
「なにを馬鹿なこと言ってるんだ! ロイドさんの言うとおり、今は逃げよう!」
「あの飛行機を……運転できるのは君だけだ……頼むよ、ラッドくん」

 士郎とロイドの二人は、一人反対したラッドを制する。
 普段ならば、テンションの高ぶった彼にこれらの進言はまるで意味を成さない。
 が、今は状況が状況だ。ラッドは殺人狂ではあるが、短絡的な命知らずではない。
 殺したい奴は他にもいる。ジャンパーに、おさげジジイに、ハゲジジイに、そしてなにより元の世界に置いてきた婚約者が、ラッドに殺されるのを待っている。
 対して、舞衣はラッドが熱意を燃やすほど殺してやりたいタイプではなかった。

「だぁー畜生! わぁったよ、マイちゃんは後のお楽しみに取って置くよ! 今はこっから離れるぞ!」

 天秤にかけて、ラッドは退却を受け入れた。
 舞衣は怒声も発さず、黙々と砲身が安定するよう努めている。

「さぁ、ロイドさんも早――く!?」

 ラッドがフラップターを起動させ、士郎はそれに乗り込むべくロイドの身を引っ張り――そこで気付く。

「……無駄さ、士郎くん。人型だからってなめちゃいけない。これだけの代物だ、重量だって、並外れてる」

 ソルテッカマンを着込んだロイドの体は、とても士郎の力で持ち運べる重量ではなかった。
 たとえラッドと二人がかりだとしても、数十分はかかる。引きずることすら叶わない。

「だったらロイドさん、早くそれを脱いで!」
「だから無駄だって。拉げて……脱げなくなってる。脚なんて、もう感覚ないし……」

 見ると、ロイドの目は力なく沈みかけ、顔はいっそう青ざめていた。
 出血がまだ続いている。士郎は唇を噛み締め、再度舞衣に向きなおった。

「鴇羽! もうやめろ! こんなことしたって、なにも意味はない! 殺し合いなんかしちゃいけないんだよッ!」

 血迷ったかのように、再び舞衣に説得の言葉を投げかけた。


 ◇ ◇ ◇

   壱/8――

 霞む視界の奥で少年が必死に呼びかけている。
 自らの理想を言葉にして、若さという原動力に乗せて、他者にぶつけている。
 誰かに似ていた。無防備な後姿が、誰かのそれと被った。

(ああ、スザクくんか。彼ならまぁ、この場面でもこうしただろうね。やっぱり、彼は似ていたんだ)

 自身が最高のパーツと評した少年を思い出し、笑う。
 矛盾を抱えた正義感という、共通の概念を持ち合わせた衛宮士郎に対し、叫ぶ。

「自重しろ! 衛宮士郎!」

 死に掛けの弱々しい声でも、いつもの飄々とした口調でも、なかった。

「君の理想は立派だ。だがそれは、現実を受け入れず駄々捏ねるだけで掴める理想なのかい?」

 今にも泣きそうな、それでいて悔しそうな顔をする少年を、厳しく叱咤する。

「君は軍人ではないし、彼とも違う。だけど君が正義の側に立とうとするなら――生きて、理想を貫くことだ」

 理想に準じて命を投げ出すのでは、なにも変わらないし変えられない。

「わかったら行きなさい。行って、君が信じるべきことをやればいい。あと、もう一つ」

 常のような、憎たらしくもどこか温情に満ちた笑顔を作り、

「命を捨てて理想を貫くなんて、そんな矛盾は抱えちゃいけない。矛盾は君を殺すよ。ふふふ……だから、行きなさい」

 士郎がフラップターの元に駆け出したのを見て、満足した。

「……さて、最後の言葉はなににしようかな。未練がましくプリン食べたいとか? ああ、シンヤくんにも謝る必要があるか。
 天国なんて信じちゃいないけど、ひょっとしたらスザクくんやアニタくんに会う機会もある、かな?
 セシルくん……ランスロットの調整、よろしく頼むよ。アッシュフォードのお嬢様は……悲しんでくれるかな?
 ……おやおや、僕ってば、未練タラタラじゃないか。死にたくないなぁ……今からでもやめてくれないかなぁ、舞衣ちゃん」

 羽ばたき飛行機が、飛び去っていく音が聞こえる。
 一秒か十秒か、一分以上の時が流れたかもしれない。
 しばらくして閃光は奔り、ロイドの身は熱気に包まれた。

「それではみなさん、さよ~なら~♪」

 これは、誰の耳に届くこともなく。
 ひょっとしたら、空耳だったのかもしれない。


【C-6中央部/市街地跡/1日目-昼(放送直前)】

【ラッド・ルッソ@BACCANO バッカーノ!】
[状態]:健康
[装備]:フラップター(+レガートの金属糸@トライガン)@天空の城ラピュタ
[道具]:支給品一式×2、ファイティングナイフ、超電導ライフル@天元突破グレンラガン(超電導ライフル専用弾5/5)
    ニードルガン(残弾10/10)@コードギアス 反逆のルルーシュ、携帯電話、閃光弾×1
[思考]
基本方針:自分は死なないと思っている人間を殺して殺して殺しまくる(螺旋王含む)
0:後味悪ぃな畜生!
1:東方不敗を探してぶち殺す。
2:鴇羽舞衣を殺す。
3:清麿の邪魔者=ゲームに乗った参加者を重点的に殺す。
4:基本方針に当てはまらない人間も状況によって殺す。
※フラップターの操縦ができるようになりました。
※ソルテッカマンを着込む際、ロイドの荷物を預かりました。
【携帯電話】
①全参加者の画像データ閲覧可能。
②地図にのっている特定の場所への電話番号が記録されている(どの施設の番号が登録されているのかは不明)。
全参加者の現在位置表示システム搭載。ただしパスワード解除必須。現在判明したのはロイドと舞衣の位置のみ。
パスワードは参加者に最初に支給されていたランダムアイテムの『正式名称』。複数回答の可能性あり?
それ以外の機能に関しては詳細不明。

【衛宮士郎@Fate/stay night】
[状態]:疲労(大)、腹部、頭部を強打、左肩に未処置の銃創、軽い貧血
[装備]:クラールヴィント@リリカルなのはStrikerS、バリアジャケット
[道具]:なし
[思考]
0:ちくしょう……
1:玖我を助けに戻る。
2:舞衣に殺人をやめさせたい。
3:イリヤの保護。
4:できる限り悪人でも救いたい(改心させたい)が、やむを得ない場合は――
5:18:00に図書館へ行く
※投影した剣は放っておいても30分ほどで消えます。
 真名解放などをした場合は、その瞬間に消えます。
※本編終了後から参戦。
※チェスに軽度の不信感を持っています
※なつきの仮説を何処まで信用しているかは不明


【ロイド・アスプルンド@コードギアス 反逆のルルーシュ 死亡】
【残り61人】


 ◇ ◇ ◇

   壱/9――

 舞衣が放った最後のフェルミオン砲は、ロイドの機体から漏れていたフェルミオン粒子に反応を起こし、大規模な爆発を起こした。
 反動で吹き飛ばされた彼女は、倒壊した家屋の中に叩き込まれ、そのまま気を失った。
 大切なものを奪う――かつては死にたいとさえ思っていた少女は、歪んだ方法で生きる意志を手に入れた。
 それに操られるがまま、過ちを繰り返し、それでも運命は、彼女に死を許さなかった。
 本当、イラつく。
 自らの境遇に悪態をついて、それでも舞衣は生きて奪うほうを選択した。


【C-6中央部/市街地跡/1日目-昼(放送直前)】

【鴇羽舞衣@舞-HiME】
[状態]:精神崩壊、気絶、疲労(大)、全身各所に擦り傷と切り傷
[装備]:ソルテッカマン一号機@宇宙の騎士テッカマンブレード
    機体状況:ほぼ全壊、エネルギー10%、フェルミオン砲0/12 レーザーライフル1/20
[道具]:支給品一式
[思考]:かなり短絡的になっています。
1:大切なものを奪う側に回る(=皆殺し)。
2:もう二度と、大切なものは作らない。
[備考]
※カグツチが呼び出せないことに気づきましたが、それが螺旋王による制限だとまでは気づいていません。
※エレメントが呼び出せなくなりました。舞衣が心を開いたら再度使用可能になります。
※静留にHiMEの疑いを持っています。
※チェスを殺したものと思っています。
※瓦礫の山に埋もれているため、簡単には発見されません。


 ◇ ◇ ◇

   弐/5――

 全ての戦いに決着がついた後、その男は遅れてやって来た。

「――英霊か、はたまたあのおっさんの言ってたエキスパートって奴か……どっちにしろえらい化け物がいたもんだ」

 蒼き槍兵――ランサーは、騒ぎを聞きつけ戦地跡に訪れた。
 崩壊した大地、破壊しつくされた住居郡を見て、他人事のように頭を掻く。
 誰かは知らないが、派手な殺し合いをしていた輩がいる。思うところはそれだけで、収獲がなさそうだと判断すると、その地を後にしようとした。
 ランサーが求めるもの。それは愛用するゲイ・ボルグであり、あるいはその情報源となる参加者だ。
 ここで誰かが争っていたとして、情報の得られなさそうな殺戮者や、死体には用はない。
 生きた参加者ならば、まぁ接触する意味はある。そういう意味では、なんとも微妙な発見だった。

「……」

 無言で立つランサーの眼下には、一人の女性が転がっていた。
 軍服を纏い、軍靴を履き、そのいたるところに血痕を宿した……金髪の女性。
 橋で襲撃するかどうか迷った女、そしてエリオに致命傷を与えた男の、おそらくは同僚。
 言うなれば、敵になるやもしれぬ女。それが、気を失って目の前に転がっている。

「軍人ってのは、決まって口が堅いもんだがな」

 試しに鉄槍で小突いてみるが、反応はない。重傷というわけではなかったが、かなり疲弊しているようだ。
 ランサーは女の身を小脇に抱え、乱暴に運び出した。

「まぁ、こいつが本当にあの男の仲間だとしたら……いろいろ恨みもある」

 慈愛が働いたわけではない。ランサーは冷徹な憎悪を持って、眠る女に接した。
 労わるべき患者ではなく、単なる情報源として。


【C-6南部/市街地跡/1日目-昼(放送直前)】
【ランサー@Fate/stay night】
[状態]:疲労(中)、強い決意
[装備]:鉄槍(折ったポール+アサシンナイフ@さよなら絶望先生×1本)
[道具]:デイバック×2、支給品一式×4(食料二食分消費)、ヴァッシュの手配書@トライガン、防水性の紙×10
    不明支給品0~2個(槍・デバイスは無い)、偽・螺旋剣@Fate/stay night、暗視双眼鏡
    M500ハンター(0/5)@現実、ダーツ@現実(残り23本)、タロットカード@金田一少年の事件簿、USBフラッシュメモリ@現実
    泉そうじろうのデジタルカメラ・説明書付@らき☆すた(※マタタビの勇姿(後ろ姿)を撮ったデータが一枚入っています)
[思考]
基本:このゲームに乗った者、そして管理している者との戦いを愉しませてもらう
1:女(リザ)を病院に運び、軍服の男(ロイ)等について尋問する
2:どこかにあるかもしれないゲイ・ボルグを探す
3:↑のために他の参加者を探して接触する
4:言峰、ギルガメッシュ、ヴァッシュと出会えれば、それぞれに借りを返す
5:衝撃のアルベルトと出会えれば戴宗からの言伝(一時的な休戦の申し込み)を伝える
6:エリオの知り合いと出会えたら事の経緯を伝える
7:日が暮れたら、戴宗と合流するため一旦温泉へと向う
最終:エリオの遺志を尊重し、螺旋王を討ち倒して彼の仲間を元の世界へと帰す
[備考]
※エリオ、戴宗と情報交換をして、それぞれの世界についての知識を得ました

【リザ・ホークアイ@鋼の錬金術師】
[状態]:気絶、疲労(大)、精神的ショック、全身各所に擦り傷
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考] 基本:ここから脱出する。殺し合いをするつもりはない
0:……
1:北上し、警察署で更なる銃器を調達する
2:ロイ・マスタング大佐、マース・ヒューズ中佐、エルリック兄弟(アル)を探し合流する
3:2日目の0時頃に温泉へと戻り、マタタビに協力を要請する
4:トンネルで見た化物を警戒す
5:ゆたかを心配
 ※リザ・ホークアイの参加時期はアニメ15話辺り。彼女の時間軸では、マース・ヒューズはまだ存命しています
 ※トンネルで出会った人物より、『線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)』の名前を聞きましたが、
  それが名簿に記載されていないことにまだ気づいていません
 ※マタタビと情報交換をしてません。また、マタタビを合成獣の一種だと考えています
 ※Dボゥイとゆたかの知り合いについての情報を得ました。
 ※穴の空いたデイパックは、めぐみの消防車の運転席に放置。
 ※ルールブレイカー@Fate/stay nightは、パズーの遺体とともにC-6のどこかに放置。


 ◇ ◇ ◇

   参/3――

 全ての戦いに決着がついた後、その二人は遅れてやって来た。

「ひどい……街がめちゃめちゃ」
「……卑劣な」

 その破壊が、ソルテッカマンによって齎されたものなどとは露とも思わず、Dボゥイは憤る。
 ゆたかも、テレビなどで見た震災の映像を思い出しながら、珍しい光景にただただ息を飲んだ。
 二人もまたランサーと同じく、騒音に引き付けられやって来た者。
 騒乱に直接関わることはなかったが、惨事の大きさは、容易に想像ができた。
 粉々に砕け転びやすくなったアスファルトを踏みしめながら、二人は破壊された街々を行く。

「あっ、あれ見てください」

 そのとき、Dボゥイの背中に縋るように歩くゆたかの瞳に、微動する瓦礫の山が映った。
 何者かが埋もれていると直感したDボゥイは、ゆたかの身を長身で隠し、声を発した。

「誰かいるのか!? 返事ができるようなら――」

 瓦礫の山に向かって――Dボゥイは、すぐさま異変に気付いた。
 埋もれているのが騒乱の被害者であるならば、助ける余地はある。
 だが加害者であるならば、それなりの戦力を持った危険人物であるのは必至。
 前者ならともかく、後者なら即座に対応しなければならない。ゆたかを守るための最善策を。
 そしてその異変の正体は――どうやら後者のほうであるようだった。

 瓦礫の山が、崩れる。中から、人が出てきた。

「……やあ、久しぶりだね。兄さん」

 埃に塗れた姿は、どこか狂気染みたオーラを纏う青年で――顔つきは、どこかDボゥイに似ていた。

「シンヤ……」

 強張った形相で、Dボゥイは埋もれていた男をねめつける。

「Dボゥイ……さん?」

 この二人の因縁などまったく知らないゆたかは、ただ首を傾げることしかできなかった――
 ――その胸に、得体の知れぬ不安を抱えて。

 放送が、流れた。


【C-6南西部/市街地跡/一日目/昼(放送開始)】

【Dボゥイ@宇宙の騎士テッカマンブレード】
[状態]:左肩から背中の中心までに裂傷(傷は塞がったが痛みは若干残っている)、全身打撲(中)、貧血(中)
[装備]:テッカマンアックスのテックランサー(斧) @宇宙の騎士テッカマンブレード
[道具]:デイバック、支給品一式、月の石のかけら(2個)@金色のガッシュベル!!   
[思考]
基本:テッカマンエビル(相羽シンヤ)を殺す
1:シンヤに対処。ただしゆたかの安全を最優先
2:病院に戻り、二人分の代えの服や薬品、治療のための道具を集める
3:病院に戻ったら、一度食事と休憩をすませる
4:次の目的地を定め、速やかに病院を離れる
5:信頼できる人物にゆたかを預けたい……だが(?)
6:極力戦闘は避けたいが、襲い掛かってくる人間に対しては容赦しない
[備考]
※殺し合いに乗っている連中はラダム同然だと考えています
※情報交換によって、機動六課、クロ達、リザの仲間達の情報を得ました
※青い男(ランサー)と東洋人(戴宗)を、子供の遺体を集めている極悪な殺人鬼と認識しています

【小早川ゆたか@らき☆すた】
[状態]:疲労(小)、心労(中)
[装備]:COLT M16A1/M203@現実(20/20)(0/1)、コアドリル@天元突破グレンラガン
[道具]:デイバック、支給品一式、糸色望の旅立ちセット@さよなら絶望先生[遺書用の封筒が欠損]
    鴇羽舞衣のマフラー@舞-HiME、M16アサルトライフル用予備弾x20(5.56mm NATO弾)
    M203グレネードランチャー用予備弾(榴弾x6、WP発煙弾x2、照明弾x2、催涙弾x2)
[思考]
基本:元の日常へと戻れるようがんばってみる
0:なんだろう、この不安は?
1:Dボゥイが帰ってきたら、一緒に食事と休憩をすませる
2:Dボゥイの指示にしたがって行動する
[備考]
※コアドリルがただのアクセサリーではないということに気がつきました
※夢の内容は今のところぼんやりとしか覚えていません

【相羽シンヤ@宇宙の騎士テッカマンブレード】
[状態]:全身各所に擦り傷
[装備]:カリバーン@Fate/stay night
[道具]:支給品一式、ファウードの回復液(残り700ml)@金色のガッシュベル!!、首輪(パズー)
[思考]
1:まずは兄さんに“挨拶”
2:ロイドの元に首輪を持っていく。
3:制限の解除。入手した首輪をロイドに解析させ、とりあえず首輪を外してみる。
4:テッククリスタルの入手。
5:Dボゥイの捜索、及び殺害。


※B-6の一部、C-6のほぼ全域が崩壊しました。一部まだ火災が続いてる場所もあり、煙が昇っています。


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150:崩落 の ステージ(前編) ラッド・ルッソ 169:CrazyBoys
150:崩落 の ステージ(前編) 衛宮士郎 169:CrazyBoys
150:崩落 の ステージ(前編) 鴇羽舞衣 184:こころの迷宮
150:崩落 の ステージ(前編) リザ・ホークアイ 186:蒼き槍兵と青い軍服の狙撃士
150:崩落 の ステージ(前編) パズー
129:そして最後に立っていたのは唯一人 相羽シンヤ 173:REASON(前編)
150:崩落 の ステージ(前編) Dボゥイ 173:REASON(前編)
150:崩落 の ステージ(前編) 小早川ゆたか 173:REASON(前編)
148:捻 -twists and turns- ランサー 186:蒼き槍兵と青い軍服の狙撃士

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