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  • プリズムライト(後編)

アニメキャラ・バトルロワイアル @ Wiki

プリズムライト(後編)

最終更新:2022年01月15日 21:33

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プリズムライト(後編) ◆B0yhIEaBOI



  うっすらと目を開けると、外の光がカーテンの隙間から見えた。もう朝みたいだ。
  昨晩はほとんど眠れなかった。いつもなら何処でもすぐに眠れていたのに、どうしても眠ることができなかった。
  そして、眠れなかったのは僕だけではなかったようだ。

  今、この病室には、僕――野比のび太の他に、3人の人がいる。
  水銀燈と、劉鳳さんと、セラスさん。
  劉鳳さんとセラスさんが病室に戻って来てから、僕らはほとんど何も喋らない。
  なんだか、空気が張り詰めて緊張しているのが僕にも分かる。
  お互いがお互いを見張っていると言うか……
  これなら、ドラえもんと一緒に見張りに行けば良かったかもしれない。
  どうして、みんな仲良くできないんだろう。

「もう朝みたいねぇ。で、貴方は何時まで私のこと睨んでるつもりなのかしら?」
  張り詰めた空気の中で、水銀燈が面倒臭そうにそう呟いた。
「……」
  それに対して、壁際で座っているセラスさんは黙ったままだ。
  セラスさんは、昨晩部屋に戻ってから今までの間、ずうっと水銀燈を睨み続けている。
  それはまるで、『少しでもおかしな真似をしたらただじゃおかない!』って言ってるみたいだった。
  劉鳳さんは傷が痛むのか、ベッドでずっと横になっていた。
  目を閉じて眠っているみたいだけど……この状況で寝られるなんて感心する。
「全くもう、そんな露骨に邪険にしなくてもいいじゃないのぉ。私が貴方達になにかしたぁ?」
  返事をしないセラスさんに、水銀燈はゆっくりと喋りだす。
  こういうのを“挑発的”って言うのだろうか。
  セラスさんの額がピクピクと引きつる。
「何か、ですって? ミオンに――あたしらの仲間に攻撃しといてよく言うよ! あれでもしあの子に何かあったら、ただじゃおかなかった!」
「ふぅん、貴方はあの娘に心底騙されてるのねぇ、お人好しさんなんだから。よくそんなので今まで死ななかったものだわ」
「なッ、まだ言うかッ、この嘘吐きの呪い人形!!」
  顔を真っ赤にして怒っているセラスさんだったけれど、水銀燈は全く怯まない。
  それどころか、むしろ嬉しそうにすら見えるのは僕の気のせいなんだろうか?
「酷い言われようねぇ。でも、貴方だけには言われたくないわね『嘘吐きの化け物さん』。」
「な、なにをっ……!」
「あら、やっぱり? なんだか普通の人っぽくなかったからカマかけてみたんだけど、図星だったみたいねぇ。
 それを黙って私たちに近づくなんて……油断させておいてガブリ、ってつもりだったわけぇ?
 ああ、それで一晩中私のこと見てたんだぁ。ああ怖い怖い」
「ち、違うっ! 私はアンタが悪さしないようにって!」
「悪さって何よ? 私は貴方とちがって嘘なんかついていないわよ?
 私はただ、自分の身を守るために、“しかたなく”応戦しているだけ。
 あなたがあのミオンって娘を信じるのは勝手だけど……私が嘘をついているっていう証拠はあるの?」
「それは、その……無いけど……」
「あきれた! 証拠も無いのに人を嘘吐き呼ばわりしてたのぉ? これはこれは、とんだ名探偵さんねぇ」
「あ、アンタとミオンだったら、どう考えてもミオンの方が信じられるんだよ!」
「はいはい。おばかさんは煩いから、もう黙っていてくれるぅ?」
  セラスさんはその後も何か叫んでいたけれど、水銀燈はそれらをまるっきり相手にしなかった。
  もう、セラスさんはどうでも良い、という風だった。
  セラスさんもただの悪口を言ってるだけみたいだったし……
「全く、騙されるのは勝手だけど、人に迷惑をかけないで欲しいわねぇ。
 それより、私はそっちの男の人に用があるんだけど。貴方、ちょっと起こしてくれない?」
「だ、駄目よ! 劉鳳は疲れてるんだからまだ寝かせておかないと……」
  そこまで言ったセラスさんの口が、男の人の手で塞がれる。
「いや、もう十分休ませて貰った。奴の相手は俺がする」
  目を覚ました劉鳳さんが、体を起こした。

「で、何を俺に聞きたいと言うんだ?」
  劉鳳さんが水銀燈を見る。
  いや、やっぱり睨みつけている。セラスさんと同じだ。
「……まったく、どうして貴方達はこう刺々しいのかしらねえ?」
「愚問だな。俺達は貴様を敵と認識している。貴様に隙を見せる訳には行かない」
  劉鳳さんは、そのとき確かに、はっきりと言った。
  水銀燈は敵だ、と。
  理由も何も告げずに、ただその結論だけを。
「あらあら野蛮ねぇ。一方的に『お前は俺の敵だ』なんて。私は何にも悪いことなんかしてないのに」
「フン、貴様の言葉など信じるに足りん。貴様は俺達の仲間を攻撃した。それだけで十分だ!」
  劉鳳さんはそう言いながら、ゆっくりとベッドから起き上がる。
「ちょ、ちょっと劉鳳、今ここで戦う気なの? のび太君がいるのに……」
  そう言ってセラスさんは劉鳳さんをたしなめるが、
  一方でセラスさん自身もいつでも戦えるように身構えている。
  この人達は、始めるつもりなのかもしれない。
  新しい殺し合いを……
  でも、対する水銀燈は相変わらず不敵に笑っている。
「全く、こっちは戦う意思が無いって言うのに。そんな私に襲い掛かるんだ?」
  水銀燈は微塵も動じずに話続けるが、
  もう劉鳳さんは聞いていない。
「俺は、俺の信じる『正義』を貫くだけだ! もう語ることは無いのか? ならば行くぞ! 絶――」


「そうやって、真紅も殺したの?」

「何ッ!?」
  水銀燈が呟いた一言で、劉鳳さんが止まった。
  劉鳳さんが真紅を殺した……? あれ……?
「貴方が真紅の遺体から何か――ローザミスティカを盗ったっていうのは本当だったのね」
「貴様……貴様も真紅を知っているのか?」
「真紅はね……私の妹よ。私が聞きたいって言ったのは、真紅のことなのよ」
「……!」
  水銀燈が喋るにつれて、劉鳳さんの勢いが目に見えて弱くなっていくようだった。なんだか顔も青い。
  よっぽど劉鳳さんが話したくないことなんだろうな、と思った。
  そう思いながらも、僕は記憶を掘り返す。
  確か……真紅って、ドラえもん達と一緒にいたんだよね?
  そして、女の人と戦って、死んだんだ……ってドラえもん達は言ってたはずだ。
  劉鳳さんが殺したっていうのは……違うんじゃないのかな??
  でも、それなら劉鳳さんもちゃんと『違う』って言えばいいのに……
  そう思う僕に答えるように、劉鳳さんが話し出した。
「真紅には……すまないことをした。俺が不甲斐無いばかりに……確かに、俺が殺したのも同然なのかもしれない」
  でも、その言葉を聞いたとたんに、水銀燈の目が変わる。
  今度は水銀燈が劉鳳さんを睨みつけて、叫んだ。
「その“すまないこと”って言うのは、真紅を見殺しにしたってこと?
 遺体はほっといてローザミスティカだけ盗ったってこと?
 それとも……真紅を殺して、ローザミスティカを奪ったことなの? 答えなさい!」
  それまでとはうって変わって、水銀燈が劉鳳さんを責め立てる。
  劉鳳さんは……なんだか歯切れが悪い。何か、やましいことでもあるのだろうか?
「ち、違う! 俺はただ、真紅を保護しようとしただけだ!」
「そして、勢い余って殺しちゃったって言うの!?」
「違う! 保護するために探していたが、見つけたときには真紅はもう既に死んでいたんだ!」
「その割にはちゃっかりローザミスティカを盗んでいったのよね? 真紅のことは置き去りにして」
「あ、あの時は急いでいたから、仕方なく……!」
「下手な言い訳ねぇ。私の言うことは信じない癖に、そんな世迷いごとは信じろっていうの?
 貴方達、人の悪口言いふらすんなら、きちんと『証拠』を見せなさいよ。貴方達が嘘吐きじゃないのならね!」
「証拠……ああ、そのとき同行していた人物なら……いや、しかし……」
「なによ、まどろっこしい。嘘ならもっと上手くつきなさいな?」

  嘘……じゃない。きっと、これは誤解なんだ。僕はそう信じたい。
  劉鳳さんも水銀燈も、きっと勘違いをしているだけなんだ。
  水銀燈はきっと、真紅が死んだことが悲しくて、こんなに怒ってるんだ。
  劉鳳さんも、真紅を守れなくて悲しいだけなんだ。
  劉鳳さん……ジャイアンとも一緒だったんだし、きっと劉鳳さんが人殺しだなんて、何かの間違いに決まってる。
  誰かが嘘を言って、誰かが誰かを騙そうとして……そんなの、もう嫌だ。
  きっと、ほんのわずかな行き違いなんだ。大切なパズルの1ピースが抜けているだけなんだ。
  きっと、その一枚がきちんとはまれば、みんな仲良く協力できるはずなんだ……!
「水銀燈、ちょっと待って……」
  でも、そう言いかけた僕の言葉は劉鳳さんの一言に掻き消された。

「嘘ではない! 俺は、確かに峰不二子と一緒だった……!」
  そう言った劉鳳さんは、
  『しまった』という顔をした。
  僕は、それをはっきりと見ていた。
「不二子? ……それって……」
「……そうだ。太一少年を殺したという女だ」
  その言葉を聞いた瞬間に、僕の劉鳳さんを庇う言葉は、のどの奥へと飲み込まれていった。


  ……え?


  ……太一くんを殺した女の人……?


  その人と、劉鳳さんは、一緒にいた……?


  それじゃあ、劉鳳さんとその女の人は……もしかして……


     ナカマナンジャナイノ?


  バラバラだったパズルのピースが合わさると、それまでとは全く違った答えが浮かび上がる。まさにそんな感覚だった。
  そうだ。太一君を殺した女の人……その人が、真紅を殺した人だとしたら?
  それなら、ドラえもん達の言ったこと、水銀燈の言うことも間違っていない。
  それに、それでなくても劉鳳さんの周りには危険な人が集まっている。
  人殺しの女の人、化け物? のセラスさん。水銀燈を襲ったミオンって人と、その仲間。ハルヒさんもそうかもしれない。
  じゃあ、ジャイアンは? ジャイアンもまさか!?
  ……そうかもしれない。ジャイアンはいつも僕を苛めていたし、なんでも力ずくだったし……
  それとも、ジャイアンもこの人達に騙されていたのかもしれない。
  そう、ついさっきまでの僕みたいに。
「あきれた! 自分の無実を証明してくれるのが人殺しだけですって? そんな言い訳が本当に通じるとでも思っているの!?」
  そうしてみると。なんだか水銀燈の言うことがとてもまっとうに聞こえる。
  でも、劉鳳さんは劉鳳さんで開き直っている。
「信じてくれとしか、俺には言えない。水銀燈、お前の妹を護れなかったのは俺の責任だ。すまなかった」
  相変わらず横柄なまま、劉鳳さんが水銀燈に頭を下げた。
  白々しい。
  当然、水銀燈はそんな程度では収まらない。
「それにねぇ、私が聞きたいのはそんな薄っぺらい謝罪じゃなくて、真紅がどうして死んだか、なのよぉ?
 あと、私の他の妹について何か知っていたら教えて欲しいわねぇ。みんな、もう死んじゃったけど。
 案外、アンタが皆を殺して回ってるんじゃないのぉ?」
「あんた、黙って聞いてりゃあ!」
  セラスさんがいきり立つ。
  ……セラスさんも、劉鳳さんの仲間……。
  ということはやっぱり、水銀燈が言ってることは、本当なの……?
  でも、水銀燈はセラスさんを無視し続けたまま話し出す。
「劉鳳、って言ったっけ? あなた、口では『正義』とか『仲間』とか綺麗な言葉を並べてるけど……
 そういうのって、口で言うだけじゃなくて行動で示すものなんじゃないのぉ?
 だのに、貴方はさっきから『お前は嘘吐きだ』『お前は敵だ!』とか勝手に決め付けて襲ってこようとするしぃ。
 貴方、本当は正義だなんだって言いながら、ただ純粋に暴れたいだけなんじゃないのぉ?
 『正義』を言い訳に使っちゃだめよぉ? 暴れん坊さぁん」
  そして、水銀燈はわらった。
  劉鳳さんとセラスさんを、心底馬鹿にするように。
  そのとき、僕には水銀燈の声が聞こえた気がした。
  『貴方たちの嘘はお見通しよ』って。

「貴様ッ!! 俺の正義を愚弄するかッ!!」
「ふざけんなッ!! それ以上言うとぶっ飛ばすよ!!」」
  反射的に、2人が水銀燈に詰め寄った。
  怒りに震える2人とは対照的に、水銀燈は身じろぎ一つしない。
  そして先に水銀燈に掴みかかったのは、セラスさんだった。
  水銀燈の胸元を掴むと、小さな水銀燈の体は軽々と持ち上がる。
「自分の嘘を棚に上げて好き勝手言いやがって……訂正しろ!」
  セラスさんの目は、赤く、獰猛な獣の目そのものだ。
  それでも水銀燈は怯まない。
「なぁに? 反論できなくなったら暴力で解決するのぉ? ホント野蛮ねぇ、あんたたちの『正義』って。
 ……悪いんだけど、服にシワが付いちゃうから離してくれない?」
「コイツ……!」
  セラスさんの空いているほうの手が、強く握りしめられる。
  そして、水銀燈の顔面に向かって、
  振りぬかれ――

「止めなさい! 何やってるのよ!!」


  病室内に、凛さんの声が響いた。
  病室の入り口には、見張りに立っていた凛さんとドラえもんの姿があった。
「……!」
  セラスさんの拳が、水銀燈の目の前で止まる。
  その余勢が、水銀燈の髪を揺らす。
  そして、次の瞬間――
「ああ、怖かった……ちょっと凛! もっと早くに助けに来てよぉ……」
  今までからは信じられない、とても儚げで弱々しい泣き顔で水銀燈は凛さんを見た。
「あんたたち2人にならここを任せておけると思ったのに……残念だわ」
  凛さんの表情は、とても険しかった。
「……セラス、水銀燈を離して。話はそれからよ」 


「何があったの?」
  その凛さんの言葉は、この部屋にいる全員に対してのものだった。
  凛さんは、喧嘩を始めた2人に怒っているようだった。
  間髪いれずに水銀燈が喋りだす。
「聞いてよ凛、この人達、私とお喋りしてたらいきなり怒り出して殴りかかってきたのよぉ」
  セラスさんも黙ってはいない。
「よくも出任せをいけしゃあしゃあと! コイツはあたし達の仲間と、劉鳳の正義を侮辱したんだ! 劉鳳に謝れ!」
「謝るのはそっちでしょぉ? 証拠も無いのに人のことを『嘘吐き』だの『敵』だの……
 それに殴りかかってきたのはあんたじゃないの。私は何もしてないわよぉ?」
「コイツ、まだそんなことをッ!」
  反射的に水銀燈に伸びたセラスさんの手を、途中で凛が止める。
「止めなさい。それ以上やると私が相手になるわよ」
「ちょ、ちょっと! 凛はソイツのことを信じるの!? いい加減騙されてるって気付きなさいよ!!」
「冷静にいまの状況だけを見れば、セラスが水銀燈を殴ろうとしている。それだけよ。
 理由が何なのかは知らないけど、それすら知らないままに目の前で仲間が喧嘩するのを黙って見過ごす訳にはいかないわ」
「だ、だから私たちの言ってる方が……」

「水銀燈の言ってることの方が本当だよ!!」


  部屋中の、全ての目が僕を見つめていた。
「の、のび太君、それってどういう……?」
  ドラえもんの言葉を最後まで待たずに、僕は話し出す。
「水銀燈は、自分の妹がどうなったのか、どうして死んだのか、それを劉鳳さんに聞いていただけなんだ。
 なのに、2人とも水銀燈のことを嘘吐きだ、敵だって決め付けて……
 それに水銀燈の妹が死んだのって、劉鳳さんのせいなんでしょ!? 水銀燈が怒るのも当然だよ!!
 なのにセラスさんは水銀燈のことを殴ろうとするし……
 正しいのは水銀燈だよ! その2人は喧嘩が、殺し合いがしたいだけなんだよ!!」
  そう、一気に言い切った。

――そうだ。劉鳳さんとセラスさんより、凛さんと水銀燈の方が信じられる。
 凛さんと水銀燈は、昨日はほとんど僕と一緒にいて、怪我を治してくれて、僕のことを護ってくれた。
 でも、劉鳳さんとセラスさんは、ついさっき会ったばかりなんだ。
 しかも、水銀燈が襲われたミオンっていう人と仲間だって言うし、
 それに不二子っていう人とも……!
  口の中が乾く。喉がひりひりする。
  自分が、肩で息をしていることに気付く。
  肺の中の空気が空っぽになったみたいだった。
「の、のび太君、私たちは貴方達のことを思って……」
「じゃあ、なんで嘘吐いてたの!? 化け物だって、なんで黙ってたの!?」
  『化け物』という言葉に、セラスさんの表情が陰る。
  それと同時に、酷いことを言ってしまったのだという罪悪感で、胸が締め付けられる。
  でも、僕は悪くない。悪いのは、嘘を吐いていたセラスさんの方なんだから。

  重苦しい空気が病室内に充満していた。
  誰も話し出そうとしなかった。
  自分の荒い息の音だけが、いやにうるさく聞こえていた。
  でも。
「Master!」
  何処からともなく聞こえてきた無機質な声が、病室内の静寂を乱した。
  そして、レイジングハート――という名の魔法の杖に急かされたように、凛さんが話し出す。
「ありがと、レイジングハート。皆に先に言っとかなきゃならないことがあるから、それを先に言うわ。
 ――この病院に近づいてくる人間がいます。それも、一人で」
  凛さんの言葉に、みんなの表情が強張る。
「一人って、それって……」
「ええ、偽凛のこともあるけど、この時間帯で単独行動をとるような奴は……人を殺して回っている、凶悪な殺人者の可能性が低くない。
 新たな獲物を探して徘徊しているのかもしれない」
「さ、殺人者!?」
  ドラえもんと、僕が震え上がる。
  でも、ううん、それは違う。
  僕はもっと前から震えていたんだから。
――だって、僕はずっと、人殺しかも知れない人と一緒にいたんだから……。
  凛さんが話を続ける。
「そいつは結構なスピードでまっすぐここに向かってきてたんだけど、さっきから急にスピードが落ちたわ。
 もしかしたら、戦闘の痕跡を見て警戒しているのかもしれない。……油断はできないわよ」
「ちょっとまって、そいつ、もしかしたら敵じゃなくて私たちの仲間かもしれないよ! 私達の集合場所はここなんだし!」
「そうだ! それに敵が襲ってくるというならば、この俺がッ!」
「待って!」
  今にも病室の外へ飛び出そうとする2人を凛さんが呼び止める。
「劉鳳、アンタは怪我人でしょ。……悪いけど戦闘になったら足手纏いよ。
 セラスもここに残って。劉鳳とドラえもん、のび太を任せるから。もしものときは皆を守って頂戴」
「で、でもっ、私達の仲間なら、私達が行ったほうが……! それに、凛一人だけだと危険かもしれないしっ!」
  それでも食い下がるセラスさんにも、凛さんは譲らない。
「大丈夫よ。アンタ達の仲間の情報なら、既に教えてもらってる。
 それに……一人で心配なら、水銀燈も連れて行くわ。いいわね、水銀燈?」
「わたしはいいけどぉ?」
「ちょ、ちょっと! そいつなんて連れて行ったら余計にややこしいことに……」
「今の頭に血が上ってるアンタを連れて行くよりはまだマシよ」
  セラスさんの不満も、凛さんが一蹴した。
  そうだ。凛さんの言うとおりだ。
  人殺しの仲間なんて連れて行ったら、凛さん達の方が危なくなってしまうに違いない。
「Master! The target is coming into the enter! (マスター、対象が玄関に到達します!)」
「わかった、レイジングハート。セラス……水銀燈と何があったのかは知らないけど、話は後でちゃんと聞くからね。
 じゃあ、私が玄関で対象と接触します。行くわよ水銀燈! 病室の皆は、何かあったら頼むわよ!」
  凛さんのテキパキと指示を出していく様子が、改めて緊迫した状況を際立たせていた。
  でも、水銀燈を連れて行くのは……やっぱり凛さんも他の2人よりも水銀燈の方を信用しているということなのだろうか?
  凛さんにも早く教えてあげないと。この2人が危険だっていうことを。
「じゃあ、行ってくるから! でも、危なくなったら私たちのことは放って、逃げて!」
  そう言い残すと、凛さんは水銀燈を連れて廊下を走りだした。
  2人分の足音が、どんどん遠くへ消えてゆく。

  そして、病室内はまた、静かになった。


  ドクン。
――ちょっとまった。
  ドクン。
――今ここにいるのって、
  ドクン。
――僕と、ドラえもんと、
  ドクン。ドクン。
――劉鳳さんと、セラスさん。
  ドクン。ドクン。
――でも、劉鳳さんとセラスさんが、
  ドクン。ドクン。ドクン。
――僕の思っているとおりに、人殺しと仲間だったなら。
  ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。
――それどころか、人殺しそのものだったなら。
  ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。
――こんなところにいたら、殺されてしまうじゃないか!!!!
  ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
「ど、ドラえもん、僕たちも行こう!!」
  そう叫ぶや否や、僕はドラえもんの手を掴むと、一気に病室の外へ走り出した。
「お、おいのび太君!?」
  背中で劉鳳さんが僕を呼ぶ声が聞こえたけれど、気にしない。
「の、のび太君、一体どうしたんだ!?」
  ドラえもんが叫ぶけど、あとまわし。
  いまは、とにかくあの2人と離れないといけない。それだけを考えていた。

  なんだか息が苦しくて、喉を押さえた。
  そして、喉を少し引っ掻いた。



                      ★


  遠坂凛と水銀燈は、病院玄関の物陰に隠れ、様子を窺っていた。
  カズマという異能者が破壊したという病院のロビーは惨憺たる光景ではあったが、瓦礫のせいで死角が多い。
  決して油断はできない。
「どう、レイジングハート? 相手は今どの辺りにいる?」
  凛がレイジングハートに問いかける。
「Around the entrance door. But I can’t find out exactly.(玄関ドアの周辺と思われます。細かい場所までは分かりません)
  そして、レイジングハートは即座に答える。
  このやり取りも何度も繰り返すうちに、ずいぶんとスムーズに行われるようになっていた。
  これを信頼の賜物、というのは過剰な表現なのだろうか。
「いい、水銀燈、いつかみたいに先制攻撃するのは無しよ。平和的な交渉が第一。一応、万が一には備えておいて欲しいけど」
「分かってるわよぉ、心配いらないわぁ」
  水銀燈が答える。こちらもスムーズに意思疎通が図られる。
  では、彼女らの信頼は如何ほどのものなのだろうか?
  この病院において、凛の水銀燈に対する信頼が大きく揺れているのは、
  もはや火を見るよりも明らかな事実である。
  だが一方で、凛は水銀燈を完全に敵だと、自分を騙し誑かす獅子身中の虫であると断定できずにいる。
――もし、もっと早く水銀燈のことを凛に打ち明けていれば、凛も素直に聞き入れてくれたのだろうか?

「……来るわよ!!」
  凛の体が緊張する。だが――
「そこに誰かいるのか!? 待ってくれ! 俺は敵じゃない! 警官だ!」
  ロビーの中に聞きなれない男の声が響き渡った。
「ちょっと、凛どうするつもり?」
「シッ、黙って!」
  男の声は続く。
「俺の名前はトグサ! 人を探している! 仲間がこの病院に居るはずなんだ!
 こちらから危害を加えるつもりは無い! 話だけでも聞いてくれ!!」

「トグサ? トグサって、セラス達が言ってた仲間の中にいたわよね?」
「確かにね。でも、偽名だってこともあるわよ? ついさっき自分の名前を使われたの忘れたのぉ?」
「うるさいわね、分かってるわよ! でも、タイミングが良すぎる。やっぱり本人の可能性も……」
  だが、そんな凛と水銀燈が躊躇するのを見越したかのように、男が先手を打ってきた。
「わかった。ほら、俺が先に姿を出す。ほら、手を上げたぞ。危害は加えない。だから話だけでも聞いてくれ!」
  物陰から窺う限り、確かに男は両手を上げて、無防備な姿を晒している。
  一見して、敵対心が無いのが見て取れた。
  少なくとも、凛にとっては。
  凛が、男に呼びかける。
「わかった。私は凛。私も無駄に争うつもりは無いわ。待ってて、今そっちに――」
  そう言いながら凛が物陰から姿を現した瞬間だった。
  凛は、男の顔が見えなかった。東向きの玄関から差し込む朝日に包まれて、男の顔が光の中に紛れてしまっていたからだ。
  でも、男は凛の顔が良く見えたに違いない。
  そして、凛が太陽光に目を細めている間に。

  男は、凛めがけて発砲した。

  その銃声に僅かに遅れ、水銀燈の黒羽が男に襲い掛かる。
  そのおかげで、男は次弾を発射する暇なく物陰に退いた。
「ぐッ、やっぱりアイツ、敵だったみたいね……!」
「人の言葉をホイホイ信じるからそうなるのよ。おばかさぁん」
  物陰に身を潜めた凛は、痛みに顔を顰めながら右肩に触れる。
  大丈夫、バリアジャケットのお陰で貫通はしていない。
  でも、右手が痺れる。衝撃を完全には吸収しきれなかったようだ。
  これでは、当たりどころによっては致命的な傷を負ってしまうかもしれない。
「でも、どういうことなの!? あいつは確かにトグサと名乗ったけど……やっぱり偽名だったの?」
「かもねぇ。それとも、あのトグサって奴がもともとそういう危険な奴なのかもしれないわよぉ?
 気付かない? アイツ、前にここ、病院で戦った奴じゃないの?」
「……そういえば、あんな顔してたっけ。武器も銃だった。
 それに、アイツいい腕してるわね……初めから肩を狙って撃ってた。あの僅かな間で正確に」
「さしずめ、戦果を上げて根城に戻ってきた、ってところじゃないのぉ?
 油断してると、貴方も撃墜マークの一つになっちゃうわよぉ?」
「冗談!」
  凛は、ギリッと歯を食いしばる。
「……こんなところで……私は止まってる場合じゃないのよ。」
  凛の口から漏れるその言葉は、独り言なのか、それとも凛の決意表明なのか。
「私の熾した火を、絶対消させたりなんかしない……絶対に!」
  そして、凛が私――レイジングハートを強く握り締めた。
――さあ、行こう。マイマスター。

  そして、その私たちを嘲笑うかのように、ギガゾンビの姿が空に浮かび上がった。
  6度目の放送が響き渡る――


【D-3 病院 2日目・早朝】
【遠坂凛@Fate/stay night】
[状態]:魔力小消費、疲労、水銀燈と『契約』、右肩打撲
[装備]:レイジングハート・エクセリオン(アクセルモード・全弾再装填済)@魔法少女リリカルなのは
   バリアジャケットアーチャーフォーム(アーチャーの聖骸布+バリアジャケット)
   デバイス予備カートリッジ残り33発
[道具]:支給品一式(食料残り1食。水4割消費、残り1本)、ヤクルト一本
   エルルゥのデイパック(支給品一式(食料なし)、惚れ薬@ゼロの使い魔、たずね人ステッキ@ドラえもん
   五寸釘(残り30本)&金槌@ひぐらしのなく頃に
   市販の医薬品多数(胃腸薬、二日酔い用薬、風邪薬、湿布、傷薬、正露丸、絆創膏etc)、紅茶セット(残り2パック)
[思考]基本:レイジングハートのマスターとして、脱出案を練る。
0:襲撃者(トグサ)の撃退。
1:水銀燈を監視する
2:劉鳳とセラスの治療を続行(だが、2人に僅かな疑惑を持っている。)
3:変な耳の少女(エルルゥ)を捜索。
4:セイバーについては捜索を一時保留する。
5:リインフォースとその持ち主を止める。
6:自分の身が危険なら手加減しない。
[備考]:
※レイジングハート同様、水銀燈に対して強い疑心を持ち始めました。
ただし、水銀燈を信じたいという気持ちもあり、中途半端な状態です。
※緑の髪のポニーテールの女(園崎魅音)の判断は保留。
※夜天の書の持ち主が水銀燈ではないかと疑い始めています
※リリカルなのはの魔法知識、ドラえもんの科学知識を学びました。
[推測]:
ギガゾンビは第二魔法絡みの方向には疎い(推測)
膨大な魔力を消費すれば、時空管理局へ向けて何らかの救難信号を送る事が可能(推測)
首輪には盗聴器がある
首輪は盗聴したデータ以外に何らかのデータを計測、送信している


【水銀燈@ローゼンメイデンシリーズ】
[状態]:服の一部損傷、消毒液の臭い、魔力小消費、疲労、凛との『契約』による自動回復
[装備]:真紅のローザミスティカ
[道具]:支給品一式(食料と水はなし)
    ストリキニーネ(粉末状の毒物。苦味が強く、致死量を摂取すると呼吸困難または循環障害を起こし死亡する)
    ドールの螺子巻き@ローゼンメイデン、ブレイブシールド@デジモンアドベンチャー、照明弾
    ヘンゼルの手斧@BLACK LAGOON、夜天の書(多重プロテクト状態) @魔法少女リリカルなのはA's
    くんくんの人形@ローゼンメイデン、ドールの鞄@ローゼンメイデン 、透明マント@ドラえもん
[思考]基本:魔力補給を考慮して、魔力を持たない強者を最優先で殺す。
1:凛が偽名を使っていたことや見解の相違を最大限利用して仲たがいさせる。
2:チャンスがあれば誰かを殺害。しかし出来る限りリスクは負わない。
3:凛との『契約』はできる限り継続、利用。殺すのは出来る限り後に回す。
4:ローザミスティカをできる限り集める。
5:凛の敵を作り、戦わせる。
6:あまりに人が増えるようなら誰か一人殺す。劉鳳に関しては、戦力にするか始末第一候補とするか思案中
7:青い蜘蛛にはまだ手は出さない。
[備考]:
※透明マントは子供一人がすっぽりと収まるサイズ。複数の人間や、大人の男性では全身を覆うことできません。また、かなり破れやすいです。
※透明マントとデイパック内の荷物に関しては誰に対しても秘密。
※レイジングハートをかなり警戒。
※デイパックに収納された夜天の書は、レイジングハートの魔力感知に引っかかることは無い。
※夜天の書装備時は、リインフォース(vsなのは戦モデル)と完全に同一の姿となります。
※夜天の書装備時は、水銀燈の各能力がそれと似たベルカ式魔法に変更されます。
 真紅のローザミスティカを装備したことにより使用魔法が増えました。
※リインフォースは水銀燈に助言する気は全くありません。ただし馬鹿にはします。
※水銀燈の『契約』について:省略
※水銀燈ver.リインフォースの『契約』について
 魔力収奪量が上昇しており、相手や場合によっては命に関わります。

※水銀燈の吐いた嘘について。
名前は『遠坂凛』。
病院の近くで襲われ、デイバックを失った。残ったのはドールの鞄とくんくん人形だけ。
一日目は、ずっと逃げたり隠れたりしていた。


【ドラえもん@ドラえもん】
[状態]:中程度のダメージ、頭部に強い衝撃
[装備]:虎竹刀@fate/stay night
[道具]:支給品一式(食料-1)、"THE DAY OF SAGITTARIUS III"ゲームCD@涼宮ハルヒの憂鬱
[思考・状況] ジャイアンの死にかなり動揺したものの、のび太がいることもあり外見上は落ち着けている。
1:の、のび太くん!?
2:アルルゥを探す
3:自分の立てた方針に従い首輪の解除に全力を尽くす
基本:ひみつ道具と仲間を集めてしずかの仇を取る。ギガゾンビを何とかする。
[備考]
※Fateの魔術知識、リリカルなのはの魔法知識を学びました。
※凛とハルヒが戦ってしまったのは勘違いに基づく不幸な事故だと思っています。
 偽凛については、アルルゥがどうなっているか分かるまで判断を保留。


【野比のび太@ドラえもん】
[状態]:ギガゾンビ打倒への決意、左足に負傷(行動には支障なし。だが、無理は禁物)
[装備]:強力うちわ「風神」@ドラえもん
[道具]:支給品一式(食料-1)、翠星石の首輪、エンジェルモートの制服@ひぐらしのなく頃に
[思考・状況] 精神が不安定。疑心暗鬼に陥り始めている
1:劉鳳とセラスから離れたい。
2:ドラえもん達と行動しつつ、首輪の解除に全力を尽くす。
3:なんとかしてしずかの仇を討ちたい。
[備考]
※劉鳳とセラス、及びその仲間を殺人者だと思い込んでいる。
※凛のことも疑っているが、他の人よりは信頼している。ただし、偽凛は敵だと判断している。


【劉鳳@スクライド】
[状態]:全身に重いダメージ、若干の疲労が残る。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(-3食)、SOS団腕章『団長』@涼宮ハルヒの憂鬱、ビスクドール
[思考]
基本:自分の正義を貫く。
   仲間、闘う力のない者を守ることを最優先。
   悪の断罪は、守るべき者を守るための手段と認識。
1:のび太とドラえもんを守る(対水銀燈を含む)
2:病院で凛の手当てを受ける。
3:ゲームに乗っていない人達を保護し、ここから解放する。
[備考]
※ジュンを殺害し、E-4で爆発を起こした犯人を朝倉涼子と思っています。
※朝倉涼子については名前(偽名でなく本名)を知りません。
※凛は信用している
※水銀燈は全く信用していない。自分達を襲った犯人もひょっとしたら? と思っている
 ジャイアンの死の原因となった戦闘は自分の行為が原因ではないかと思っています。


【セラス・ヴィクトリア@HELLSING】
[状態]:全身打撲、裂傷及び複数の銃創(※ほぼ全快)
[装備]:対化物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(残弾:6/6発)@HELLSING、アーカードの首輪
   13mm炸裂徹鋼弾×36発@HELLSING、スペツナズナイフ×1、ナイフとフォーク×各10本、中華包丁
    銃火器の予備弾セット(各40発ずつ、※Ak-47、.454スカール、S&W M19を消費。デバイスカートリッジはなし)
[道具]:支給品一式(×2)(メモ半分消費)(食料-2)、糸無し糸電話@ドラえもん
[思考]
基本:トグサに従って脱出を目指す。守るべき人を守る。
0:銃声……!?
1:劉鳳、のび太、ドラえもんの護衛(対水銀燈と他の優勝狙いの参加者)
2:劉鳳のフォロー。
3:食べて休んで回復する。
4:病院を死守し、トグサ達を待つ。
[備考]
※セラスの吸血について:略
※現在セラスは使役される吸血鬼から、一人前の吸血鬼にランクアップしたので
 初期状態に比べると若干能力が底上げされています。
※凛を全面的に信用しています。偽凛は敵だと判断。水銀燈は敵だと判断し、要警戒だと思っている



  トグサは、改めて自分の武器を握り締める。
  銃の残弾は5発、リロードのロスを考えると、乱射するだけの余裕は無い。
  一発で無力化しようと試みたのだが……相手の特殊な防弾具と仲間の存在から、失敗に終わってしまった。
――今のが少佐にばれたら、またどやされちまうな。
  だが、自嘲気味に口元を緩めるトグサの目は、笑わない。

  トグサは、この病院に来るまでに無数の戦闘の痕跡を目にしてきた。
  そして、この病院の玄関もまた、盛大に破壊されている。
  そして、その戦闘痕は、トグサ仲間のもの――劉鳳やセラスとは、別の何者かによるもののようだった。
  ということはつまり、自分の知らない何者かがここで戦闘行為を行った、と見て間違いない。
  さらに問題なのは、トグサの仲間……劉鳳たちは先に病院へ向かったはずだし、
  ドラえもんとのび太の2人もここに居たはずなのだ。
  だが、その病院で待っていたのは、戦闘のあった跡と、かつて自分たちを襲った二人組。
  トグサは確信していた。
  『俺の仲間は病院でこの2人と出会い、戦闘行為に巻き込まれたのだ』と。
  以前にもこの2人組は、問答無用でトグサ達に襲い掛かってきた。
  ならば、この2人組がトグサの仲間と出くわしたなら、どうなるか?

――こいつらに躊躇など無用だ。
  なんとかこの2人組を撃退し、仲間の無事を確認しなければならない。
  それに、俺が時間を稼げばトウカ達が病院に来るかもしれない。
  今俺がすべきことは……ッ!!
「クソっ、皆、無事でいてくれよ……!?」



【トグサ@攻殻機動隊S.A.C】
[状態]:疲労と眠気、SOS団団員辞退は不許可
[装備]:S&W M19(残弾5/6発)、刺身包丁、ナイフとフォーク×各10本、マウンテンバイク
[道具]:デイバッグと支給品一式×2(食料-4)、S&W M19の弾丸(34発)、警察手帳(持参していた物)
    技術手袋(使用回数:残り16回)@ドラえもん、首輪の情報等が書かれたメモ1枚(内部構造について追記済み)
    解体された首輪、フェイトのメモの写し
[思考]
基本:情報を収集し脱出策を講じる。協力者を集めて保護。
1:以前襲撃してきた「2人組」を撃退。その上で病院内に仲間がいないか探索。
2:病院にて①ドラえもん、のび太、劉鳳、セラス、ジャイアンと合流。カズマの行動についての経緯を問い質す。
      ②ハルヒとアルルゥがいるかを確認。いないようなら彼女らを捜索。
3:病院に人が集まったら、改めて詳しい情報交換を行う。
4:機械に詳しい人物、首輪の機能を停止できる能力者及び道具(時間を止めるなど)の探索。
5:ハルヒからインスタントカメラを借りてロケ地巡りをやり直す。
6:情報および協力者の収集、情報端末の入手。
7:エルルゥの捜索。
[備考]
※風、次元と探している参加者について情報交換済み。




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257:プリズムライト(前編) 野比のび太 264:SECRET AMBITION
257:プリズムライト(前編) 劉鳳 264:SECRET AMBITION
257:プリズムライト(前編) セラス・ヴィクトリア 264:SECRET AMBITION
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