フェルミ推定
前提を確認せよ
『テニスの競技人口を増やすにはどうすればいいか?』
というケースを出されるとしますよね。
このときに前提として考えなければならないところが多々あるんですよね。
『競技人口ってどう定義すればいいか』
『テニスっていうのは硬式?ソフトテニス?』
『増やすってどのくらい?2倍?1.5倍?1人でも増えればいいの?』
『いつまでに増やすの?明日?1年後?100年後?』
『どこの競技人口増やすの?日本?アフリカ?世界?』
これだけの前提を決めなければならないんですね。前提によって答えがずいぶん変わってくる。
何も考えずに解いちゃうと
『日本の硬式テニスをやっている人をなんとなーくいつまでとか関係なく増やせる方策を考えればいいんじゃん?』
となるわけですよ。
前提をまず定義せよ!
ケーススタディ例
参考図書
今日は一般にケース対策によいと言われている本のなかで、自分が読んだものを紹介します。
ウィリアム パウンドストーン, William Poundstore, 松浦 俊輔
ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?
かなり有名な本だとは思いますけど。コンサル志望の人は必須といわれている本です。
『ケース面接がなぜ行われるのか』
『どのようなケース面接が行われるのか』
『どのようにケース面接を解けばいいのか』
『企業はどういうケース面接を行うべきか』
について実際のケース問題例と解答を交えながら説明しています。
とても読みやすいので、ケース問題例を解かなければ1日で読める本です。
3年前くらいにこの本を買ってたんだけど、ほとんど読まないまま友達に貸してしまってたんだよねぇ
んで買いなおしました。この本は解き方よりもむしろ『ケース問題の例題集』としての意義が大きいと思います。
そして解き方に関しては
齋藤 嘉則, グロービス
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
がおすすめです。
よく、『クリティカル・シンキング』という本を薦める人が多いですけど、僕はこっちのほうが読みやすいですね。
内容としては、MECE、ロジックツリー、そしてソリューションシステムというフレームワークについて実例を交えながら説明してあります。
読んだことない人は是非読んでみてくださいね
最終更新:2009年03月12日 18:29